【鳥取県米子市の産土神様】勝田神社

山陰遊覧記

米子市の産土神(うぶすながみ)さまである勝田神社(かんだじんじゃ)。

 

産土神とは・・・その土地の守り神のことです。

すなわち、米子市の守り神さまの神社ですね。

 

私は、米子市出身ではありませんが、この地に長く住まわせていただいてますので、ご挨拶に行ってきました!

それでは、鳥取県米子市の「かんださん」こと勝田神社を紹介していきます。

 

 

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勝田神社について

公式サイト https://katsutajinja.or.jp/
住所 鳥取県米子市博労町2-10
ジャンル 神社
交通手段 ・自家用車

・JR山陰線・伯備線・境線「米子」駅から1.1km。徒歩15分程度

・駅にタクシーあり。

駐車場 あり(25台程度)
オススメな人 ・鳥取県米子市生まれの方

・神社仏閣に興味のある方

注意ポイント 神社へのアクセル道路の幅が狭いです。通行にご注意ください。

 

 

勝田神社の御祭神・由緒・御利益など

【御利益】

・諸願成就

・五穀豊穣

 

【主な御祭神・1柱】

天之忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)

太陽神・アマテラスの子(アマテラスが身に着けていた勾玉から誕生)。

農業の神様。天皇家の祖神でもあります。

 

【由緒】

創立年代不詳なるも、古来より現在の米子市の産土神として信仰を集める。

また、米子市の開発(北弓ヶ浜地区)の開発に関わりのあった「勝田四郎」をあわせて祀っているという。

 

もとは弓浜半島(境港市~米子市にかけた半島)の外江村(とのえむら)に鎮座していた。

時代とともに神社の場所は何回か移動し、現在の社地に御遷座されたのは西暦1553年(安土・桃山時代)のこと。

現在の社地に移った理由として、米子城の鬼門方面にあたり、同城の守護とした、とのこと。

 

 

勝田神社の風景

2022年1月25日、勝田神社にお参り~

 

まずは社地外から1枚撮影。鳥居、中門(屋根だけ)、拝殿が見えます。

 

次に手水舎へ。手と口を浄めましょう。

 

コロナ禍対策として、下の写真に映っていませんがアルコール消毒剤があります。

手を消毒して、柄杓を使って身を浄めましょう。

 

手水舎を出ると、立派な中門がそびえています。

 

中門の柱の中には、弓矢を持った守護像が1体ずつ納められています。

(誰かご教示いただけないでしょうか・・・・)

 

向かって中門の左手には大きな社務所があります。

勝田神社では、神前式も執り行われますので社務所も大きなものが必要なのでしょう。

七五三や交通安全の祈願の受付、おみくじ、お守りの販売や古札を納める箱も用意されています。

 

中門をくぐると、拝殿が見えてきます。

 

拝殿への石段を上る前に、右手を見ると土俵が!

神事として相撲が行われたりするのでしょうか?(かつては宮相撲が行われていた模様)

(土俵の手前右にみえる黒い箇所は「とんどさん」の名残かな?)

 

拝殿に到着。

二礼二拍一礼で神様に御挨拶。

 

これから、拝殿とその後ろにある本殿の周りを時計回りにグルリとまわります。

 

拝殿から左を見ると、すぐにおみくじの結ぶ場所が見えます。

正月は終わったのに、結ばれたおみくじがたわわに。

 

次に見えるは、諸願成就祈願の絵馬奉納所。

参ったのが1月末だったためか、受験合格祈願が多かったですね。

また、安産祈願も多かったです。皆の願いが叶っていますように。

 

拝殿の左わきに出ると、立派な本殿が見えました。

 

本殿の左わきに、小さな神社が。

神社の名前を記したものがなく、御祭神がわからず・・・

勝田神社は、パンフレットの配布がなく、ホームページも合祀について情報が掲載されていないので詳細は分からずじまい・・・

(どなたか情報があればお願いします!)

 

拝殿・本殿の後ろをぐるりと回り、拝殿の右手に回ると、また小さな神社が!

こちらは「松尾神社」。酒造の神様です。

神社名は、壊れかけた社の碑と、玉垣(神社を囲う石垣)の寄進者の碑から判明。

寄進者は、やはり酒造メーカー関係者が多かったですね。

 

松尾神社に参ったあと、歩を進めると木立の中に社が!

御稲荷様の神社が、大小と2社並んでいました。

 

こちら、向かって左手の小さな方のお稲荷様。

社は小さくても、しっかりお稲荷様の像も祀られています。

 

次に、向かって右側の大きな方のお稲荷様。

狛犬ならぬキツネ様もお迎えしてくれています。

 

さきほどの大きな方のお稲荷様のそばに、さらに小さな神社が!

「椎山神社」とあります。こちらも御祭神がわからず・・・

 

木立を出て、拝殿の正面に戻ると、拝殿の右手に青銅の馬像があったのに気づきました!

この馬像、当地の名主が大正年間に一度寄贈したものの、太平洋戦争時に物資不足を補うため、民間から金属製品を軍部が回収した際に接収されたそうです。

戦後になって、戦前に寄贈した名主の次の代の方が、再度、馬像を寄贈したというものです。

つまり、奉納された馬像は二代目、ということになります。

 

最後に鳥居の元で、拝殿に向けて一礼。

以上にて、勝田神社の参拝は終了となります。

 

 

おわりに

鳥取県米子市をお守りされている勝田神社を紹介させていただきました。

 

この記事を作成するにあたり、合祀されている神様の名前や社の名前がわからないところが複数ありました。

私の努力不足で中途半端な記事となり申し訳ありません。

そういった情報も、神社のホームページなどで紹介いただくと、参拝時のお願い事もしやすくなるかな、と思いました。

 

ここまで御高覧、ありがとうございました。

 

 

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