【鳥取県米子市】賀茂神社天満宮【受験合格祈願だけじゃない】

山陰遊覧

鳥取県米子市で学業の神・菅原道真公を祀る賀茂神社天満宮(以下、賀茂神社)

受験シーズン真っただ中の1月末、その賀茂神社に参拝しましたので、紹介させていただきます。

賀茂神社に参ってみようかな、と思っておられる方、是非ご一読ください。

 

 

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賀茂神社について

公式サイト http://kamoten.org
住所 鳥取県米子市加茂町2丁目212番地
ジャンル 神社・天満宮
交通手段 ・自家用車(ただし駐車場が狭い)

・JR山陰線・伯備線・境線「米子」駅から1.2km。徒歩10分程度

・駅にタクシーあり。

駐車場 あり(6台程度)
オススメな人 ・入学・進学・受験合格祈願の方

・神社仏閣に興味のある方

注意ポイント 駐車車が狭いので、自家用車で移動する場合は付近の有料駐車場に止めざるを得ない場合があるかもしれません

 

賀茂神社の御利益・御祭神・由緒など

【御利益】

・学長進達

・自然守護

・厄除開運

・商業繁栄

・交通安全

・諸願成就

 

【主な御祭神・2柱】

別雷命(わけいかづちのみこと)

雷神様。五穀豊穣と自然災害といった大自然を支配する神。

自然守護や秩序、雷様ということで電気の神様

 

菅原道真命(すがわらのみちざねのみこと)

平安時代の貴族・学者・政治家であった菅原道真公が、没後に天神様・学問の神様として日本各地で祀られており、本記事で紹介している天満宮でも主祭神として祀られている。

 

【合祀・7柱】

倉稲魂命(うがのみたまのみこと)

いわゆる、お稲荷様。産業繁栄の神

もともと米子城内に鎮座していた稲荷神社に祀られていたが昭和38年に賀茂神社に合祀。

 

須佐之男命(すさのおのみこと)

日本の国を造ったイザナギから生まれたアマテラス・ツクヨミの弟神。

ヤマタノオロチを退治したことでも有名。武神、厄除けの神様

米子市内にあった萬能神社と米原神社で祀られていたが、昭和48年及び昭和36年に賀茂神社に合祀。

 

大已貴命(おおなむちのみこと)

大国主神(おおくにぬしのかみ)、大黒様の別名(同一神)。

因幡の白兎の主人公でもあり、出雲大社に祀られている神。

縁結び・医術・開運の神様

米子市内にあった萬能神社で祀られていたが、昭和36年に賀茂神社に合祀。

 

少名彦那命(すくなひこなのみこと)

大已貴命に協力して日本の国づくりを行った小人の神様。

医術や産業振興(農業・温泉・酒造など)の神様

米子市内にあった萬能神社で祀られていたが、昭和36年に賀茂神社に合祀。

 

事代主命(ことしろぬしのみこと)

大已貴命の子どもの神様。えびす様のこと。

漁業・商業の神様

米子市内にあった恵比須宮で祀られていたが、昭和36年に賀茂神社に合祀。

 

誉田和気命(ほんだわけのみこと)

品陀和気命(ほんだわけのみこと)、八幡さまとも。

勝利、武運(もともと軍神)、出世開運の神様

米子市内にあった湊山八幡宮で祀られていたが、明治元年に賀茂神社に合祀。

 

天照皇大神(あまてらすおおかみ)

前述の須佐之男命の姉神(男性神との説もあり)。

伊勢神宮に祀られている日本神話における太陽神。

米子市内にあった榎大神宮で祀られていたが、明治元年に賀茂神社に合祀。

 

 

【由緒】

創立年代不詳。

推論として、西暦1300年代(室町時代)頃に、米子城跡がある湊山を神体として建立されたとされる。

また、京都の上賀茂神社より勧請されて(分霊を迎えて)おり、名称を「賀茂皇大明神」としていたが、明治元年より「賀茂神社」、昭和36年に稲荷神社及び天満宮を合祀したことにより、現在の「賀茂神社天満宮」と改称した。

 

 

米子三名泉の湧水「宮水」

賀茂神社には、「宮水」と呼ばれる湧き水が湧いています。

宮水の「おかげ」としては、身体健全、家庭円満、災厄災難除、諸願貫徹

具体的な宮水の用い方としては以下の3通り。

 

「開運」

汲んだ宮水を家の東北の隅から時計回りに、東南、西南、西北、玄関に撒く。

 

「清祓」

お風呂に少量入れて入浴する。

 

「祈念」

早朝に身を整え、参拝後に、2~3通水した後の宮水をその場で少量飲む。

宮水を持ち帰る場合は、上記と同様に汲み取った後、なるべく早く飲む。

なお、飲用については自己責任(神社としては厚労省の水質基準に適合しているが保証は致しかねる、とのこと)

 

 

米子市の「よなご」発祥の地でもあります

賀茂神社周辺の地名は、戦国時代の頃まで「賀茂の浦」と呼ばれていた。

その戦国時代に、子宝に恵まれなかった一人の老翁が、前述の「宮水」で身を清めて祈り続けた結果、八十八歳にて子供に恵まれたという。

この「八十八の子」にちなんで「米子」という地名が誕生したとの言い伝えが残っている。

(異説あり)

 

 

賀茂神社の風景

さて、2022年1月23日に私が参拝した際の神社の様子を紹介させていただきます。

当日は、あいにくの曇り空でしたが・・・

 

まずは、神社の入り口。

対向車線側の歩道より撮影。

特に目立つ看板がないので、自家用車の場合は、見落とし注意!

 

神社入り口に到着。

 

神社の敷地に入ると、まず駐車場があります。

 

入り口から左に曲がると、鳥居があります。

 

鳥居をくぐると、中門が目の前に。

向かって中門の右側には授与所。左側はおみくじ小屋。

 

祈願の御依頼は授与所へどうぞ。

(↓授与所の玄関)

 

(↓授与所の窓口。お守りの購入などはコチラ)

なお、両替は受け付けておらず、境内にトイレはありません。

 

おみくじ小屋には、おみくじが9種類も!

 

中門をくぐると、手水舎があります。

 

手水舎の天井には、お浄めのやりかたが丁寧に案内されています。

なお、手水舎の水は一日・十五日・行事の時以外は出ていないので、隣の「宮水」で浄めてください。

 

手水舎の先にある「宮水」の井戸と、実際に水をくむ蛇口です。

手水舎の代わりにお浄めをする際や、宮水の汲み取りに用いてください。

 

手水舎の左手に拝殿があります。

2拝2拍1礼で神様にお願いしましょう。

 

お賽銭ですが、現金のほかにPayPayとJ-Coin Payが使えます。(2022.1月現在)

お賽銭も電子決済の時代なんですねぇ・・・

 

拝殿で拝んだ後、拝殿の周りを時計回りに巡ってみます。

まずは絵馬を奉納する場所があります。

さすが、菅原道真公を祀る天満宮。

受験合格などの進学関係のお願いがたくさんありました。

 

次に、先ほど御紹介した「宮水」の隣に「遥拝所」があります。

遥拝のやり方として、宮水で浄めた後、(小屋のように見える)遥拝所に向かって一礼。

この礼は、伊勢神宮をはじめとする東方の諸神社に向けた遥拝となります。

次に、遥拝所の下をくぐった後、遥拝所に向き直って一礼。

この礼は、出雲神宮をはじめとする西方の諸神社に向けた遥拝となります。

御利益として、厄払・家内安全・小判繁盛・合格必勝・諸願成就など。

是非、拝殿でのお祈りと併せて、遥拝所でのお祈りされてはいかがでしょうか。

 

そして、拝殿の左側にまずあるのは、稲荷神社。

倉稲魂命(=稲荷大明神=お稲荷様)にお参りできます。

 

拝殿左脇をさらに進むと、稲荷神社の右隣にも建物があります。

これは御神輿などが保管されている建物のようです。

 

さらに進むと、武内神社があります。

大和政権時代(飛鳥時代以前)に300歳以上、生き抜いたという伝説を持つ武内宿禰命(たけうちのすくね)を祀った神社です。

御利益は、不老長寿・延命です。

 

武内神社にお参りすると、あとは本殿の周りをぐるっとまわると授与所の窓口に出ます。

これで、境内内でお参りするところは以上になります。

ということで、参拝は以上になります。

 

 

おわりに

進学や受験合格に御利益があることで有名な「賀茂神社天満宮」の紹介でした。

 

私は、この記事をまとめながら「宮水」の御利益や祈願方法を認識できた次第です。

写真を撮る際に、よく読めばよかった。

またお参りして、今度は宮水を飲んで、神様にお願いをしたいと思います。

 

ここまでの御高覧、ありがとうございました。

 

 

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