鳥取県境港と言えば、妖怪のオブジェが並ぶ「水木しげるロード」!
その水木しげるロードの終点から、「おさかなロード」という魚のオブジェが並ぶ道があります。
金属で作られた、魚のオブジェの数は、2022年4月時点で30体!
(+石像1体)
2022年7月21日、その「おさかなロード」を実際に歩いてみたので御紹介いたします。
2024年2月25日、31体目(シイラ)を取材して追記しました。
「おさかなロード」の全体図について
NPO法人「元気みなと」が、境港市の海岸通りの活性化を図って整備している「おさかなロード」。
整備事業開始から、年を経るごとにオブジェの数が増え続けています。
取材した2022年7月現在は、前述のとおり金属像30体・石像1体を見ることができます。
(2024年2月25日現在、像は31体に。)
「おさかなロード」の出発点(専用駐車場はなし)
おさかなロードの起点は、水木しげるロードの終点「水木しげる記念館」の近くにあります。
オブジェ第1体目「あおでがに」と一緒に起点の表示があります。
周囲に「おさかなロード」の専用駐車場はありません。
「水木しげるロード」が近いこともあり、有料駐車場が複数ありますので、そちらをご利用ください。
31体+石像1体のおさかなオブジェを紹介!
それでは、お魚のオブジェを1体ずつ紹介させていただきます。
青手がに(あおでがに)
𩹉(とびうお)
鮃(ひらめ)
鮍(かわはぎ)
うっかりかさご
番外:かにぎょちゃん
おさかなロードを盛り上げようと、地元の小学校によってつくられたPRキャラクターです。
沢がに(さわがに)
この沢がにのオブジェは、足元の高さにあるので見逃しやすいです。注意!
雉羽太(きじはた)
鯣烏賊(するめいか)
松葉がに(別名・ズワイガニ)
親がに(ズワイガニの雌)
おさかなロードの分かれ道
ここから、おさかなロードは海岸沿いに2方向に分かれます。
まずは、JR境港駅方面(下の画像の左・ヨコワ方向)から行ってみます。
ヨコワ(マグロの幼魚)
紅ズワイガニ
甘鯛(あまだい)
銀鮭(ぎんざけ)・境港サーモン
ここ境港市で養殖されているサーモンです。
石像・マグロ
共和水産株式会社の敷地内に設置された「魚鱗供養塔」の石像がマグロ!
おさかなロードのオブジェは金属製のため、この「マグロ」は別の像と思われます。
しかし、おさかなロード案内図には、このマグロが載っており、少々混乱します。
鰹(カツオ)
キジハタとマハゼ(別名・ゴズ)
真鯖(まさば)
鰤(ブリ)
すずき
ブリを見終えて、ロードの分岐点(ヨコワの前)まで戻ってきました。
ここから、おさかなロード終点の「海とくらしの史料館」まで歩きます。
槍烏賊(ヤリイカ)
ホシザメ
あかえい
タチウオ
虎河豚(トラフグ)
石鯛(イシダイ)
マアジ
近目金時鯛(チカメキントキダイ)
真鯛(まだい)
ベニズワイガニ
おさかなロード、2体目のベニズワイガニです。
ここで、おさかなロードは終点となります。
シイラ(2024年2月設置)
2024年2月17日、31体目の魚のオブジェとして設置されたシイラ。
今回の像の素材は、スズから繊維強化プラスチック(FRP)とのこと。
今までの像と質感が違う……かな?
場所は、みなとさかい交流館を岸壁側に出て、道路を渡ってすぐです。
おわりに
鳥取県境港市の「おさかなロード」についてご紹介してきました。
水木しげるロードの陰に隠れる形で、ちょっとマイナーな感じもする魚のオブジェ群。
境港市に訪れた際は、ひっそりと「境港は、妖怪だけじゃないよ!」と主張するカワイイ魚たちに、ぜひ会ってあげてくださいね!
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
コメント
今朝初めて記事拝見しました。おさかなロードの魚オブジェの製作者で森下と言います。
オブジェ30体+1体を全て回られ丁寧な画像と解説有難うございます。
こうした方が居られる事に、やっとここまで来たかと充実の感あります。諸所事情ありオブジェ数は一先ずこれで終わりかな?と思っています。 今後はこうして歩いて下さる方達にがっかりされない様、彩色手直し含むメンテナンスに励んでいきたいと思っています。
弊ブログ主宰の佐々井です。
つたない記事をお読みいただき、ありがとうございます。
オブジェ製作者の方からコメントをいただくとは光栄の至りです。
数々のオブジェ、楽しませていただきました。
メンテナンスも新造と変わらぬ注力が必要かと素人ながらに感ずる所です。
これからも作品の新造・整備問わず、ご活躍されますことをお祈り申し上げます。