【家庭菜園】イチジクの栽培方法と挑戦1年目の結果

癒しの家庭菜園

大人になってからイチジク大好きになった佐々井です。

イチジク栽培の1年目は実が1つもならず、失敗に終わりました・・・

 

この記事では、私の再勉強を兼ねて「イチジクの1年のスケジュール」と「2年目の挑戦に向けての改善点」を記載していきます。

イチジク栽培に興味のある方、是非ご一読ください!

 

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イチジクの紹介

イチジクはクワ科イチジク属で、原産地はアラビア半島。

古代エジプトでも食べられていた痕跡があり、歴史の長い果物。

日本に渡来したのは江戸時代で、当時、外国との交流の唯一の窓口・長崎に中国からもたらされました。

(イメージ写真)

 

漢字で書くと「無花果」

花を咲かせずに実をつけるため、この漢字表記になったそうです。

(実際は、果実の中で無数の花が咲いています。赤いツブツブが、その花です。)

日本では、受粉せずとも果実を実らせる品種が流通しているため、受粉してできる「イチジクの種」は見ることがありません。

(イメージ写真)

 

イチジクは、江戸時代に渡来当初は薬用の樹木とされ、ヨーロッパでは便秘薬として用いられていたこともあるほど、栄養満点な果実です。

具体的には、「食物繊維(ペクチン)」「フィシン」「ミネラル(カリウム・カルシウム)」「ビタミン類」と多効。

あまり聞きなれない食物繊維の「ペクチン」は、血糖値・コレステロール低下、抗酸化作用、乳酸菌の活性化の効能があります。

また、「フィシン」は、タンパク質分解酵素のことで、肉類を分解する効能があります。

ぜひ、焼肉などの最後のデザートにどうでしょうか。

(イメージ写真)

 

イチジクの栽培方法の一例(本記事の想定栽培方法)

・自宅のベランダでプランター・鉢植えなどで栽培する。

 

・ベランダは朝~夕に日が当たる場所。

 

・ベランダに風よけがあると、強風が直撃しにくいため良い。

 

・苗はホームセンターなどから購入したものを植え付ける。

 

・イチジクは、品種によって果実が採れる時期が分かれている。

夏に採れるもの・夏秋ともに採れるもの・秋に採れるものの3種類。

この記事には秋に採れるものを想定している。

 

 

イチジク栽培の1年目のスケジュール

【3月】

・苗・野菜・果樹用の土を購入し、鉢に植える。(佐々井家では10号スリット鉢)

・肥料は施さなくてよい。防寒資材(わら等)があれば敷いておく。

・水やりは表土が乾いたら、鉢の底から水があふれるほどたっぷりと。

 

【4月】

・防寒資材を使用していれば撤去。

・鉢をベランダの床に直接置かず、レンガを敷いて、その上に鉢を置く。

(鉢の底の風通しを良くするため。)

・水やりは2日に1回程度。

 

【5月】

・太く長く育っている枝2本を選び、それ以外の枝は切る。

・5月以降は、水やりを毎日1回行うようにする。

・土の乾燥対策に藁・堆肥などで表土を覆う。

(佐々井家では、ヤシの実チップ(商品名「ベラボン」を使用)

 

【6月】

・枝の間引きを続行。

・肥料を施す。(肥料成分:N-P-Kが10-10-10を20g程度)

 

【7~8月】

・日中に強い日差しが当たるようであれば、日中だけ半日蔭に移動させる。

 

【9~10月】

・果実の収穫。

・収穫が終わり次第、追肥。「お礼肥」とも言う(油粕肥料・中粒5個程度)

 

【11月】

・葉が枯れて落葉する。落ち葉はすぐに回収する(病原菌・害虫防止のため)

・水やりを表土が乾いたらたっぷりするようにする。

 

【12月】

・葉が全て落ちて、来期の春までの休眠期に入る。

・水やりは、土が乾ききらないよう、春まで1週間に1度程度にする。

・来季の元肥料として、油粕肥料を中粒20個程度施す。

・乾燥防止材を撤去する。

 

【1~2月】

・1年目に伸びた枝を切り戻す。(枝の根元から30cm先まで残す)

・次月の3月から、栽培2期目スタート。

(佐々井家の場合、根が詰まったので3月上旬に根の剪定を行う予定)

(イメージ写真)

 

イチジク栽培、1年目の結果

前項のスケジュールに沿って、佐々井家では3月より栽培を開始。

肥料も適時あたえていったが、「有機肥料をやればいいかなぁ」と思い油粕を使用。

しかし、肥料の栄養バランス(N-P-K)まで見ておらず、枝葉は伸びても実がつかず。

結局、1つも実を収穫することなく、冬を迎えてしましました。

栽培1年目は大失敗に終わりました・・・

 

しかし、イチジクの木を枯らしたわけではなく、リベンジの機会はあります!

佐々井家のイチジク栽培2年目は、下記の点に注意して行う予定!

・1年目に肥料を施す際、肥料の成分に無頓着に適当な有機肥料を多量に与えたため失敗した。

2年目は成分をちゃんとチェックし、適量を心がける。

N-P-Kをバランスよく与える!

 

水やりを絶やさない。

1両日、水を忘れていると、想像以上にイチジクはダメージを負う!

 

シンプルな教訓だけど、重要さを身をもって実感した栽培1年目でした。

(イメージ写真)

 

まとめ

ざっと、イチジクの概要と栽培について紹介しました。

それと、私が1年育ててきて感じたことを添えた記事でした。

来季こそ、おいしいイチジクを家族にふるまいたい!

 

失敗した私が言うのも変ですが、イチジクは果樹初心者におすすめだそうです。

果樹に興味がある方、一緒にイチジク栽培に挑戦してみませんか?

 

最後に、この1年の栽培でお世話になった本を紹介して終わりにします。

イチジクの枝の育て方、根の管理の仕方、詳細なスケジュール、地植えと鉢植えの育て方の違いなどが記載されており、大いに参考になります!

以上、イチジク栽培リベンジに燃える佐々井でした。では、また!


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