家を取り壊したあとに残された土地を「畑」として借りている佐々井です。
本記事では借りた「荒れ地」を「畑」に開墾した時のことを記事にします。
(8平方mほどの狭さですが)
家庭菜園1年目にして農業経験なしの私の挑戦談でよければ、ぜひご一読ください。
まずは人力で耕す
まずは、鍬を使って人力で耕しました。
・平鍬・ショベルを土に差し込む
↓
・掘り起こしてゴミを除く、もしくは刃にあたったゴミを除いて掘り起こす
この作業の繰り返しです。
(*イメージ写真です)
耕運機や管理機などの機材があれば楽なのでしょうが、佐々井家では(主にコスト面から)人力に頼らざるを得なかったので大変でした。
もっとも、運動不足の体には良い運動になります!
日頃、運動不足の方は日常のウップンを大地にぶつけちゃいましょう!
そして、もともと農地でなかった土地を掘り返すとゴミがいっぱい出てきます。
大小の石、瓦や皿のかけら、コンクリート片、鉄筋、おもちゃの部品、貝殻、etc
特に石やコンクリート片は、機械で耕すときは危険ですね。(耕運機の刃が欠けたりする可能性がある)
開墾の初手は、粗くでいいので人力で耕して、ゴミを除くのがよいのではないかと感じました。
人力で耕す際も、まず備中鍬(刃の部分が三又になっていてゴミがあっても掘り返しやすい)で耕すと、効率がいいかもしれません。(備中鍬買ってないけど)
8平方mくらいの広さでしたら、1人でも2時間程度でなんとか形になりました。
(*イメージ写真です)
ゴミを除いた後は、掘り返して雑草が取り除きやすくなっているので、これも拾って捨てる必要がありますが、サボって雑草は畑にすきこむ形になってしまい、後々草取りに苦労する羽目になりました・・・
丁寧な開墾作業が、その後の菜園運営に良い影響を及ぼします。
私は、その逆を行ってしまいました。焦って雑な開墾作業は、面倒ごとを後伸ばしにするだけ。
それを痛感しました。。。
堆肥をまく
長年、建物が建っていた土地であったため、土に栄養がないので堆肥をまきます。
このときの注意点ですが、土地がいくら痩せているとはいえ、肥料を与えすぎると、逆に土地が病んでしまいます。(土壌汚染)
佐々井家では、牛ふん堆肥をまくことにしました。
・松栄産業(株)「炭ちゃん牛ふん」40Lを1袋(発酵牛ふん+有機石灰+炭)
・松栄産業(株)「炭ちゃん堆肥」10Lを1袋(発酵させた木材樹皮+木炭)
上記2品目のカタログはこちら(メーカー公式ページ)
(*イメージ写真です)
牛ふんは栄養補給、有機石灰は土中のphの中和(phについては後述)、炭・木炭は微生物の住処になって作物が病気になりにくい土壌作り、とそれぞれ効果があるようです。
石灰をまく
前項でまいた堆肥にも含まれていましたが、ここで有機石灰を撒きます。
野菜の栽培では、土中のph値(数値によって酸性・中生・アルカリ性にわかれる)は中性がよいのですが、日本の風土は、なにもしなければ土は酸性に傾いていきます。
佐々井家の借りた手つかずの土地は、もちろん酸性だと思ったので、酸性を中和させて野菜栽培に適した中性に変化させる有機石灰を5kgまきました。
ちなみに、石灰はいろいろ種類があるようですが、大きく2種類に分かれるかと思います。
1.「有機石灰」・・・動物由来(貝殻や卵殻など)で作られた石灰。効果は緩やかだが、まいた直後から苗が植えられる、
2.「苦土石灰など」・・・即効性があるが、まいた直後~2週間程度は苗が植えられない。これは、土中で化学反応が起こり、土中温度が上昇するため。
(*イメージ写真です)
佐々井家では、ぼんやりと「有機農業やりたいなぁ」とイメージしていたのと、苗の植え付けがスケジュール的に遅れていたため、「有機石灰」を選択しました。
石灰は粉状なので、まく時には風上・風下を意識してまきましょう!(思いっきり吸い込みました・・・)
もう1回耕して、畝を立てて苗を植える
有機石灰を用いたので堆肥・石灰をまいた直後に、再度、土を耕したうえで、畝をたてて野菜の苗を植えました。
畝立ては、気持ち「こんもり」するくらいでよいようですよ。
私はショベルで土を持って、鍬で突き固めてカマボコ上の畝を作りましたが・・・・・・後々、いろいろと弊害が起こりました。
来年はフカフカのこんもりとした畝で野菜を育てたいと反省しています。
荒地(8平米)が畑になるまでの時間
家族4人(夫婦と小学生低学年の娘2人)で2日かかりました。
時期としては、5月末~6月初旬です。
1日目は、「1.耕す」「2.堆肥をまく」「3.石灰をまく」を3時間程度。
2日目は、1日目から1週間後で「4.もう一度耕して畝立て・苗植え」を2時間程度。
子ども達は力仕事こそ危ないのでさせませんでしたが、石などのゴミ拾いに活躍してくれました。
まとめ
サラリーマンにとっては、春の晴れた日の土いじりは、デスクワークに慣れた心身のリフレッシュにもなりました。
「趣味で」する農作業だから言えることかもしれませんが、畑を耕すだけでも楽しいです!
土は一回耕したり、何回か堆肥をまいたりしても、すぐに肥えていくわけではないので、長い目で見る必要はありますが、土を成長させる楽しみもあると感じています。
「野菜作りは、土づくりが大事」
基本かつ、奥深い世界のようです。
今後も家庭菜園について、いろいろ気づいたことを記事にしていこうと思っています。
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
コメント