我が家の防災・その4【地震・大雨・台風・大雪対策の基本】

佐々井家の日常

防災対策って、なにから手をつけたらいいのでしょうか?

 

さて、2022年9月に開催されたイベントにて「外国人のためのはじめての防災ハンドブック」を入手しました。

公益財団法人・鳥取県国際交流財団が発刊している、この冊子。

外国人向けということで、ひらがな・英語等を用いて、わかりやすい内容に仕上がっています。

この冊子で紹介されている防災の情報は、「日本人も認識すべき基本事項ではないか」と思い立ち、本記事にて紹介させていただきます。

 

冊子の発刊団体:鳥取県国際交流財団の元本は↓からダウンロードできます。

ぼうさいハンドブック | 公益財団法人 鳥取県国際交流財団 Tottori Prefectural International Exchange Foundation
▼『外国人のための、はじめての防災ハンドブック』(やさしい日本語版 一部、英語・中国語・タガログ語・ベトナム語の翻訳つき) ▼『防災携帯カード』  制作:鳥取県国際交流財団

 

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警報・注意報の見方

災害時、気象庁や市町村が発令するシグナルを知っておきましょう。

警戒レベル 避難情報 状況 行動
5(黒) 緊急安全確保 災害発生・逼迫した状況 命を守る
4(紫)  

避難指示

(市町村が発令)

災害のおそれ高い 全員逃げる
3(赤)  

高齢者等避難

(市町村が発令)

災害のおそれあり 避難に時間がかかる人は逃げる

(子ども、高齢者、障がいのある人)

2(黄)  

注意報(大雨・洪水・高潮)

(気象庁が発令)

気象状況悪化
 

早期注意情報

(気象庁が発令)

今後の気象状況悪化のおそれ

 

地震の際の行動

想定状況

まず、地震によっておこる事態を把握しましょう。

・家が壊れる
・停電する。電気が使えない
・断水。水が出ない
・電話が使えない
・津波がくる
・道路が壊れる
・電車、飛行機、バスといった交通機関が止まる

 

震度とは

地震が発生すると「震度」が発表されますが、震度の各レベルはどういった規模なのか、まとめました。

震度1 ・揺れていることが分からない
震度2 ・揺れていることが、少しわかる
震度3 ・揺れていることが、家の中にいると分かる
震度4 ・揺れで目が覚める、物が倒れる
震度5弱 ・皿や本が棚から落ちる、窓ガラスが割れる
震度5強 ・家具が倒れる
・歩くのが難しい
・車の運転が難しい
震度6弱 ・立っていることが難しい
・ドアが壊れて開かなくなる
・大きい家具が倒れる
震度6強 ・立つことができない
・家が壊れる
震度7 ・道路が壊れる
・建物が壊れる

 

地震発生時に取るべき行動

地震が、いざ発生した際の行動について、時系列にまとめました。

地震発生の数秒前 ・携帯電話で緊急地震速報が鳴る
地震発生! 家や学校・会社にいる ・机の下に入る
お店にいる ・上から落ちてくる物に注意する
エレベーターに乗っている ・降りる階のボタンを全部押す→最初に止まった階で降りる
車に乗っている ・車を道路の左に停め、エンジンも止める。カギを車において歩いて逃げる
バスや電車に乗っている ・手すりにつかまる。すぐに降りない。運転手の指示に従う
海の近くにいる ・津波が来るので、高台へ逃げる
揺れがおさまったら

(余震には注意)

・コンロの火を止める
・出火したら初期消化をする
・逃げるためにドア・窓を開ける
・電気(ブレーカー)を止める
・ガス(元栓)を止める
揺れが止まった5分後 家が壊れていない場合 ・家にとどまる
家が壊れた場合、家事・海が近い ・避難所へ避難する

 

大雨と台風の際の行動

想定状況

まず、大雨や台風によっておこる事態を把握しましょう。

・落雷。雷が落ちる
・突風が吹き、歩けなくなる。物が倒れ、飛ぶ
・停電が起き、電気が使えなくなる
・土砂災害。山崩れが起こる
・洪水が起き、河川の水があふれだす
・道路が冠水し、道路が水に流される
・家の中に川の水が入る
・電車、飛行機、バスといった交通機関が止まる

 

大雨・台風の発生時に取るべき行動

大雨・台風が、いざ発生した際の行動について、まとめました。

大雨の場合 ・道路が冠水・車を運転していた場合 車を道路の左に停め、エンジンを止める。カギを車に置いて逃げる
・山の近くにいる場合 山から離れ、土砂災害に気をつける
・川の近くにいる場合 川から離れる。また、川へ近づかない
台風の場合 家にいる時 家の外に出しているものを家の中に入れる
外にいる時 からだ、特に頭を守る

 

避難所に避難する際の確認事項

・大切なものを高いところへ移動する
・電気(ブレーカー)やガス(元栓)を止める
・ヘルメットをかぶり、靴をはく。非常持出袋を持つ
・避難所へは歩いていく。周りの人と一緒に逃げる

 

大雪の際の行動

想定状況

まず、大雪によっておこる事態を把握しましょう。

・歩く時に滑ってケガをする
・停電し、電気が使えない
・電車、飛行機、バスといった交通機関が止まる

 

大雪の発生時に取るべき行動

大雪が、いざ発生した際の行動について、まとめました。

外を歩く時 ・長靴やブーツをはく
・屋根から落ちる雪に注意する
車を運転する時 スタッドレスタイヤ・冬用タイヤをつける
車にスコップをのせる
ゆっくり走る
道路に車を停めない(救急車・消防車の邪魔になる)
雪かきをする時 ・1人で雪かきをしない
・特に消火栓の周りの雪を片づける

 

災害の前に「準備する」ことが大事

地震・大雨・台風・大雪に対応するため、日ごろから対策用品を準備をしましょう。

避難するときに使うもの

すぐに持ち出せる場所に置いておきましょう。

・懐中電灯
・非常持出袋
・ヘルメット
・くつ

 

地震が起こる前にしておく対策

いつ起こるか分からない地震に備えておきましょう。

家具を倒れないようにしましょう ・つっぱり棒で家具を補強
・L型金具で家具を固定
・家具に耐震マットを敷く
・家具に転倒防止版を敷く
窓ガラスが割れても飛び散らないようにしましょう 飛散防止フィルムを窓ガラスに貼る
皿や本などの重いものを家具の上に置かない

 

「非常持出袋」を用意しましょう

避難する際にリュックサックに入れるものを整えておきましょう。

自分で持てる重量に抑えましょう。

・非常食(2~3日分)
・水(2~3日分)
・懐中電灯
・ラジオ
・携帯電話の充電器
・運転免許証
・通帳・はんこ
・お金
・ペン、ノート
・ろうそく、ライター
・はさみ、ナイフ
・常用薬(飲んでいる方)
・粉ミルク、おむつ(子育て中の方)
・めがね(使用している方)

 

「非常備蓄品」を用意しましょう

非常時、家で生活する際に必要な備蓄品を揃えておきましょう。

この際、電気・ガス・水道がない生活を想定しましょう。

・非常食(7日分)
・水(7日分)
・カセットコンロ
・着替え(服)
・タオル
・トイレットペーパー、ティッシュペーパー
・使い捨てカイロ
・マスク
・歯みがき
・ビニール袋
・台所用ラップ(食器にかぶせて食事、寒い時に新聞紙とともに体に巻く、カットバンの代用)
・軍手

 

避難所での注意

大規模災害の際は、避難所が開設されます。

避難所には、毛布・トイレがあり、食料や水の配給もあり、情報が集まりやすいです。

ただし、たくさんの人と一緒に生活することになります。

そのため、避難所ではルールがあります。

・避難所の人に、使うことができる場所を聞いてください
・他の人が使っている場所に入らないでください
・周りの人と生活の時間(就寝・食事)をあわせてください
・ペット(動物)は一緒に生活できません
・避難所のものは、みんなで使います
・知らない人と一緒に生活するので、挨拶をしましょう

 

災害時の連絡方法

災害時には、電話やインターネットが繋がらなくなります。

そういった時の連絡方法があります。

災害電源ダイヤル171

携帯電話や固定電話、公衆電話から、声を録音したり再生できます。

録音(自分の声を入れる) 再生(家族や友達の声を聞く)
「171」をコールする
「1」を押す 「2」を押す
災害にあった人の電話番号をコールする
自分の声を入れる(30秒以内) 録音された家族や友達の声を聞く

 

無料Wi-Fi「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」

災害時、誰でも使えるWi-Fiが設置されます。

それが、「00000JAPAN」です。

パスワードは無いので、セキュリティに気をつけてください。

 

おわりに

公益財団法人・鳥取県国際交流財団が発行している「外国人のためのはじめての防災ハンドブック」のおおまかな内容を御紹介させていただきました。

冊子は↓から、PDFファイルでダウンロードできます。

ぼうさいハンドブック | 公益財団法人 鳥取県国際交流財団 Tottori Prefectural International Exchange Foundation
▼『外国人のための、はじめての防災ハンドブック』(やさしい日本語版 一部、英語・中国語・タガログ語・ベトナム語の翻訳つき) ▼『防災携帯カード』  制作:鳥取県国際交流財団

いつ起こるか分からないのが災害。

日頃から備えることや意識を高めることが重要なことは周知の事実です。

あとは、実践あるのみ、ですね。

 

ここまでの御高覧、ありがとうございました!

 

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