イチジク栽培1年目、収穫できた果実はゼロだった佐々井です。
今回は、イチジク栽培1年目の冬に行った剪定について報告していきます。
また、根っこが鉢にパンパンに詰まっていたので、根の整理(切り戻し)も行ったので、これも記事にしました。
この過程で、うちのイチジクに、まさかの害虫!まで発見したので、この対処も記載しております。
よろしければ、最後までご一読ください!
イチジク・1年目の枝の剪定
2022年2月2日の午前中。
太陽がお顔を出しておられたので、年明けから「いつかやらんといけん・・・」と懸念事項であったイチジクの剪定を行うことにしました。
イチジク栽培1年目、冒頭で書いたとおり、果実の収穫には失敗したものの、枝はYの字に成長していたので、選定を行うことにしました。
「苗の植え付け~秋の果実が収穫ゼロ」までの経緯は、別記事で書いておりますので、よろしければご一読ください。
さて、栽培1年目で行う剪定は簡単です。
Yに伸ばした枝を、枝の分かれ目から30cm程度を残して切る・・・これだけです!
さて、やっていきましょう。
枝の根元から30cmくらいまで残して・・・ノコギリをグサッ!・・・ギコギコ
はい。2本の枝を切り戻しました。
最後に、切った枝の先を木工ボンドでフタをして保護をします。
これで、枝の剪定は完了です!!
イチジクの根の切り戻し
さてさて、枝の剪定は終わりましたが、根っこが鉢からはみ出るほどパンパンに張っているので、根っこも切り戻します。
こちらが鉢植えから元気よく、はみ出てきた根っこ(2か所)の写真です。
さて、鉢から根っこごとイチジクを引っこ抜きましょう!
ポンッ!
キレイにスッポリ抜けました!
根っこがパンパンに張ってますね。
ここから、根を切り戻していきます。
まずは、地表から深さ1cm程度をノコギリで削りとっていきます。
表面がパイのように剥げてきまーす。
次に、土底の方から、土がついている全体の1/3程度を削りとっていきます。
根が詰まっているので、結構パワーが要ります・・・
はい。1/3程度を切り離しました。
次は、残った土の部分の側面に、縦に切れ込みを入れていきます。
具体的には、1cm幅の切れ込みを、5cm程度の間隔で入れていきまーす。
この土の側面への切れ込みを入れるのも、パワーが要りますね・・・
やや息が切れてきましたが、あともう少し!
残ったイチジク本体と、本体についている土の塊から飛び出ている根っこをハサミで剪定していきます。
チョキチョキチョキ・・・
剪定後に、切り離した土と根っこを集め、より分けます。
残った土は鉢底に戻し、イチジクも鉢に戻しました。
より分けた根っこはゴミになります。
下の写真は、鉢に戻したイチジク(左)と、ゴミとなった根っこの塊(右)です。
イチジクが植わっていた部分の表面を削ったため、土が少々足りていません。
腐葉土1kgを補充用として投入。地表を覆います。
また、寒肥(元肥)として、油粕の固形肥料(中粒)を20粒投入。
本来は12月下旬~1月上旬にすべき工程でしたが、忘れていたので今日(2月)やっちゃいます。
これにて、根っこの切り戻しも終了・・・と思いきや!
切り離した根っこをよく見ると・・・・・・大変なことが分かったのです!!
根をよく見るとネコブセンチュウが!? 薬剤を投与!
根っこをみると、あれれ!?
コブのようなボコッとした部分がいっぱいあるぞ?
根っこを1本、取り出して接写してみる。やっぱり変だ!
イチジク栽培の教本を読むと、「ネコブセンチュウ類」という害虫の仕業らしい!
症状は、根っこに無数のコブができ、生育不良・果物の収量・品質低下を引き起こす、とありました。
発生期は、1年中いつでも!?
もしかして、1年目にイチジクの果実ができなかったのはネコブセンチュウのせい!?
これは、なんとかせねば!!
教本に対策として書いてある「ホスチアゼート粒剤」を急いで買いに行きました。
購入したのは「ネマトリンエース粒剤 2kg」
近所のホームセンターで「ホスチアゼート粒剤」の製品はコレしかありませんでした。
ですが、調べてみると、高い安全性(土壌生物は微殺さない)と使いやすさ(散布後にすぐに植え付けなどが行える)が売りのようで、悪いものではなさそうです。
さっそく、イチジクを鉢から抜き戻し、土と薬剤を混ぜます。
次に、イチジクを 鉢に入れ、腐葉土を入れて薬剤を表面に撒いて、水を鉢底からあふれるくらい投入。
これにて、枝と根の剪定及びセンチュウ対策は終了!
おわりに
作業前は、枝と根っこを切るだけだな、と軽く考えていましたが・・・
が、まさかの害虫対策まで必要になるとは。
根っこを見るまで、気づけない害虫って厄介この上ないですね。
まぁ、気づくことができてよかったな、と思います。
2022年の秋は、今度こそイチジクを実らせることができますように。
ここまでの御高覧、ありがとうございました。
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