【鳥取県米子市】天神垣神社にお参りしてきた【淀江町の八朔綱引き】

山陰遊覧記

米子市淀江町に鎮座する天神垣根(あめのかみがき)神社。

毎年9月第1日曜日に催される「八朔(はっさく)綱引き」で知られています。

また、国指定重要文化財「石馬(いしうま)」が保管されている場所でもあります。

 

さて、2022年9月22日に、付近の「上淀廃寺跡(かみよどはいじあと)」の秋の名物・彼岸花を鑑賞した後に参拝したので、ご紹介いたします。

なお、上淀廃寺跡の彼岸花の紹介記事はこちら。

【鳥取県米子市】上淀廃寺跡の彼岸花を観てきた【淀江町の秋の風物詩】
鳥取県米子市淀江町に位置する「上淀廃寺跡(かみよどはいじあと)」。 国指定の史跡であり、7世紀後半(飛鳥時代)に建立された寺院跡です。 現在では、建物は残っていないものの、彼岸花(ひがんばな)の名所として知られています。 ...

 

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天神垣神社について(御由緒・御祭神・御利益)

御祭神は、少彦名命(すくなひこなのみこと)ほか4柱の神様。

身体の小さな神様で、昔話・一寸法師のルーツになったといいます。

 

医療を広めた神様であり、大国主神(おおくにぬしのかみ)とともに国造りを行ったことから、御利益は「病気平癒」「安産」「産業発展」とされます。

 

1,500年以上の歴史があるとされ、飛鳥時代には建立されていたと考えられます。

戦国時代末期には、武将・吉川元長が戦火で焼失した社殿を再興したという歴史も残っています。

公式サイト 鳥取県観光連盟HP:https://www.tottori-guide.jp/tourism/tour/view/961
住所 鳥取県米子市淀江町福岡1016
ジャンル 神社
アクセス JR「米子」駅から車で約25分程度
駐車場 なし。付近の「淀江ゆめ温泉 白鳳の里」の駐車場を利用可(無料)
トイレ なし

 

 

天神垣神社の風景

2022年9月22日、付近で彼岸花が咲き誇るさまを堪能した後、天神垣神社に参拝へ。

「淀江ゆめ温泉 白鳳の里」と「上淀廃寺跡」を繋ぐ道の途中に位置しており、秋は、彼岸花を鑑賞する前後に参拝するのをオススメします。

鳥居

天神垣神社の「鳥居」は、歩道に面した坂に位置しています。

 

一拝して、神域へ歩を進めましょう。

 

鳥居そばの「手水舎」と「祠」

「鳥居」をくぐると、「拝殿」に向かって右手に、建物ではありませんが「手水舎」が。

といっても、水道はなく雨水が溜まっている状態です。

 

また、「拝殿」に向かって左手には小さな祠が。

村落を村外から邪悪なものが入ってこないように守っている賽の神(さいのかみ)様だそうです。

 

参道

「鳥居」から「拝殿・本殿」へ向かう「参道」は急な石段です。

「拝殿・本殿」へ通じる道は、この「参道」しかないため、気をつけて登りましょう。

 

国指定重要文化財・石馬

「参道」の途中、「石馬」を納める収蔵庫があります。

古墳時代に造られた馬をかたどった石造物で、江戸時代には「石馬大明神」として祀られるなど大切にされてきました。

現在は、ここ天神垣神社の蔵の中に安置され、平時は目にすることができないようです。

 

拝殿

石段の「参道」を登りきると、祭事を行う広場と、左手に「拝殿」が見えてきます。

 

「拝殿」前には、狛犬さんが2対。

「拝殿」に向かって右側には、大きく新しい阿形(口を開けている)の狛犬さんと、小さい吽形(口を閉じている)の狛犬さんが。

 

反対側には、大きく新しい吽形と、小さい阿形の狛犬さんが。

右なら右、左なら左で阿吽が揃っている配置は見慣れていますが、天神垣神社の配置は面白いですね。

 

「拝殿」にて、神様に御挨拶。二拝二拍手一拝。

 

本殿

「拝殿」裏にまわって、「本殿」を拝見。一拝。

 

社務所

「拝殿」の向かいには「社務所」があります。

宮司さんや禰宜さんは常駐していなさそうです。

 

「社務所」裏には、空になった池(?)が。

中央の下をくりぬかれた巨石が印象的。橋だったのかな?

 

荒神さまと八朔綱引き

境内の奥には、「荒神(こうじん)さん」を祀る場所があります。

荒神さんを祀る祭りで行われる、「八朔綱引き」が有名です。

 

「八朔(はっさく)綱引き」とは、「旧暦8月1日の綱引き」という意味。

神社周辺の村人が作った縄で「クチナワさん」という大蛇を仕立て、これで綱引きをします。

力いっぱい綱引きをして、千切れたクチナワさんの長短で、作物の吉凶を占ったと言います。

 

今も、天神垣神社が鎮座する上淀地区では八朔綱引きが伝承されており、ブログ主が参拝した日に、「拝殿」のお賽銭箱の上にクチナワさんの首が置いてありました。

 

また、「八朔綱引き」という行事は全国的にも類例が少なく、かつ現在まで続いているのはここだけだとか。

「拝殿」前のクチナワさんより、もっと古いクチナワさんの首が「荒神さん」の近くに。

 

さて、天神垣神社の境内の紹介は以上になります。

気をつけて「参道」を降りて帰るとしましょう。

 

 

おわりに

鳥取県米子市の「天神垣神社」について紹介させていただきました。

 

歴史ある神社ではありますが、ホームページがない等で情報を得にくいのが残念でした。

少彦名命のほかの御祭神がわからないままで……

郷土資料を当たって調べるよりほか無いのかな、と。

 

それにしても、クチナワさんの首がドンッと置かれているのを最初に見た時は、ドキリとしました(笑)

 

また、境内の森林の雰囲気が心地よく感じ、15分間ほど撮影させていただきました。

Youtubeにて紹介しております。

 

ここまでの御高覧、ありがとうございました!

 

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