【島根県安来市】瑞光山・清水寺にお参りしてきた

山陰遊覧

こんにちは。佐々井と申します。

 

今回は、島根県安来市にあります「清水寺(きよみずでら)」を御紹介します。

「清水寺」といえば京都府のお寺を思い浮かべますが、島根県にも同名のお寺がありまして。

お寺周辺の住民にとっては「厄払い」のお寺として親しまれています。

 

それでは、清水寺と、その周辺で参拝時に歩けるスポットについて御紹介していきますね。

 

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清水寺について

公式サイト http://www.kiyomizudera.jp/
住所 島根県安来市清水町528番地
ジャンル 仏閣・史跡
交通手段 ・自家用車

・JR山陰線・伯備線・境線「米子駅」から9km。車で20分程度。駅にタクシー、バスあり。

・JR山陰線「安来駅」から6.5km。車で10分程度。駅にタクシー、バスあり。

駐車場 4ヵ所あり
トイレ 各所にあり
オススメな人 ・厄払いの祈願をしたい方

・仏閣に興味がある方

 

 

清水寺の風景

2022年3月2日、早朝。天気は晴れ!

清水寺に鳥取県側から自家用車で参拝に向かいました。

 

駐車場は4カ所。おすすめは「あじさい駐車場」

まずは、駐車場に車を停めましょう。

下の案内図のとおり、駐車場は4カ所あります。

 

おすすめは、「あじさい駐車場」です。

下の写真の道路右側がすべて駐車スペースです。

 

「ごこでん駐車場」は、お寺に最も遠く、また駐車スペースが狭めなので、「あじさい駐車場」がいっぱいの時に使いましょう。

 

「あじさい駐車場」より、お寺に近い「大門駐車場」

こちらは、御高齢などで足に不安がある方に使っていただきたいと思います。

 

「大ばさら駐車場」は、「大門駐車場」の一角に入口がある駐車場ですが、車道の幅が狭い(1台分!)のところがあるうえ、積雪時は使用中止な場所です。

正直に書くと、できれば停めたくないかな・・・・

 

下の写真が「大ばさら駐車場」の入り口です。

「積雪時、四駆車以外進入禁止」の看板が・・・

 

「大ばさら駐車場」。ここの通じる道路(写真の坂道)の幅が狭い!

 

全施設の案内図

さて、清水寺の境内に入って、参道を登りましょう。

まずは、施設案内を確認。(写真はクリックで拡大可)

 

参道を登る。途中で出会える神様、仏様にも御挨拶

まず、「大門駐車場」から参道に上る前には、トイレがあります。

ここで身を整えましょう。

 

参道は長く、坂道なので、足に不安がある方は貸し出しの杖があります。

 

いざ、参らん! ・・・石段長い!

 

石段の脇には清水が流れていきます。

せせらぎの音が心地よい!

 

参道を進むと、門をくぐる前の左手には「岩不動」さまのお姿が!

 

不動明王様のアップ写真。

 

「岩不動」さまに御挨拶後、「大門」をくぐります。

 

「大門」の脇には、説話が掲げられています。月替わりのようです。

 

さて、「大門」の近くには「無常橋」が! 諸行無常の響きあり・・・

この「無常橋」は、「大ばさら駐車場」に続いています。

 

まだまだ参道は続きます。

 

進んでいくと、右手に「お出迎え観音」さまが。ご挨拶しておきましょう。

 

さらに進むと、和風な建物が姿を現しました。

「松琴館」という精進料理のお店のようです。

参拝時間が早すぎため、営業してませんでした(笑)

 

さらにさらに進むと、T字路に差し掛かります。

左手に進むと本堂、右手には「旅館 紅葉館」に通じます。

 

「紅葉館」は、取材時は休業されてましたが、外観だけ写真をパチリ。

こちらも精進料理がいただけるそうです。

 

境内の各施設案内

さて、先ほどのT字路の本堂側の道に戻ると、開けた場所に出ます。

いろいろな施設がありますので、一つずつ紹介します。

 

まずは、「開山堂」。永代供養の仏閣のようです。

 

次に、「浮身観音」さま。先祖供養の観音様のようです。

 

「浮身観音」さまの隣には「慈母観音」さま。水子供養の観音様と思われます。

 

次に、水に囲まれた「弁財天堂」

財と才能の神様「弁財天」さまのお堂ですね。

「弁財天堂」の後ろ側にはトイレがありますので、参道を上る途中で我慢されていた方は、こちらにどうぞ。

 

「弁財天堂」の隣には、「法物館」

公開日は4/28~5/5、11/1~11/9と限定されていますが、団体予約であれば、公開日以外でも拝見できるとのこと。

 

下の写真は、売店「黒田千年堂」

隣には、同じく売店の「深田豊隆堂」もありましたが、撮影を忘れていました・・・すいません。

あとで御紹介する「香炉堂」にそなえるお線香は、この2つの売店でお求めください。

 

ちょっと離れたところに第3の売店「西村堂」

ここも朝早かったためか閉まってました・・・

 

「高燈籠」

大きさの比較対象物がなく、大きさが伝わらないかも・・・

 

「手水舎」。コロナ禍の影響で、使用休止中です。

 

お線香をお供えする「香炉堂」

本記事の冒頭の案内図では、「根本堂」のそばにあったようですが、移設されたようです。

お線香は売店で売ってますよ。

 

対象物が写ってなくて分かりづらいですが、お線香が太い!

 

さて、参拝や祈祷が行われる本堂「根本堂」に参りましょう!

がんばって石段を登りましょう!

 

石段の途中で、「清水稲荷社」に通じる脇道が!

 

御稲荷様にも挨拶をされる方は、こちらへもどうぞ。

 

本堂「根本堂」と「三重塔」周辺の風景

「清水稲荷社」から石段に戻り、「根本堂」を目指しなおします。

石段を上がりきると、休憩所「休心亭」が。

一息入れていきましょうか。

 

「根本堂」のそばに「護摩堂」

要予約で、座禅体験ができるそうです。

 

そして、いよいよ「根本堂」へ。

堂内は撮影禁止とのことで、写真はありません。

祈祷の受付や、おみくじやお守りが数多く並んでいました。

ここで、「清水寺」の御本尊「十一面観音」さまに御挨拶。

 

「根本堂」から、先ほど上がった石段の下のエリアを見下ろしてみます。

 

「根本堂」に向かって左手には「毘沙門堂」があります。

早朝の為か、御開帳はされていませんでした。

 

「毘沙門堂」の奥隣には「鐘楼堂」も。

上の写真の左上にも、ちらりと写っています。

文字どおり「鐘」が吊るしてある建物ですが、老朽化のためか(?)「立入禁止」になってました。

 

さらに、毘沙門堂の隣にも建物が。

売店「遠藤瑞泉堂」。トイレも併設されています。

ここも早朝のため、開店していませんでした。

境内の案内図には「弁慶の釜めし食堂」と説明がありましたが、それがなんなのかは説明板などなく、わからずじまいでした・・・

 

「毘沙門堂」を通り過ぎ、奥へ進むと「百観音霊場お砂踏み」があります。

 

「お砂踏み」とはなにか?

詳しくは、下の写真をクリックしてください。

概要としては、出雲33観音霊場、西国33観音霊場、中国33観音霊場の3グループ計99の寺院の砂が入った「霊場石」が33個+仏足石1個が敷かれており、これを周ることで、計99カ所の観音霊場を巡礼したのと同じ功徳を得られるという施設です。

 

そして、「お砂踏み」の奥には、「根本堂」に並ぶ清水寺のシンボル「三重塔」の姿が!

 

まずは、石垣を登って「三重塔」の1階部分へ。

おっと。塔に入るには、「拝観料」が必要でした。

拝観料の受付が、早朝のため営業しておらず、今回「三重塔」の登塔はできませんでした。

 

一度、塔に入ったことがありますが、通路も階段も急で狭かったです・・・

 

 

清水寺周辺の山道を歩こう! 山中鹿之助の槍砥石と三十三所観音霊場

さて、「三重塔」から奥には、山中鹿之助が槍を砥いだという『槍砥石』と、33体の観音様が道々に祀られている『三十三所観音霊場』に通じる山道の入り口がありました。

 

山中鹿之助とは、中国地方の戦国大名:尼子氏に仕えた武将です。

島根県では、観光PRに「山中鹿之助」に脚光を浴びせており、なにかと島根県東部では、その名前なり、イメージキャラクターを見かけます。

 

せっかくなので、こちらにも、いざ参らん!

 

道中は「お参りの延長コース」ではなく「ハイキングコース」でした・・・

山の中は、思ったよりもハードコース。

まず、運動靴でないと危険です。

さらに、道の片側が急斜面+柵なし、道のアップダウンあり、道が倒木で遮られている箇所もあり・・・

特に、今回の取材では、前日の天候が雨だったため、道がぬかるんで危険度が高くなってました!

 

山道の途中には、33体の観音様が点在しています。

道しるべにもなり、自分が迷ってないことを感じられて頼もしい観音さまでした。

 

「山中鹿之助の槍砥石」に到達!!・・・っと、あれ?

「三重塔」から500mくらい歩いたでしょうか。

ついに、「槍砥石」への案内看板が!

 

勇んで、写真左手に進んだものの、そこは行き止まり。

10番目の観音様以外は草むらでした。

あれ? 「槍砥石」は? せっかく、ここまで来たのに!

 

幸いにも、電波が通じていたのでスマホで検索!

すると・・・

先ほどの案内看板付近に会った大きな石が、『槍砥石』だった模様!

 

接近して写真を撮ってみる。

 

危うく、『槍砥石』を発見できずに、悔いを残して帰るところでした。

安来市さん! 清水寺さん! せめて案内板なり、説明板の設置をお願いします!!

 

展望台に到達! が、朝もやで微妙な景観リポートに・・・

なんとか、「山中鹿之助の槍砥石」を発見し、意気揚々と山道の奥へ進みます。

すると、「展望台」に到達!

 

「展望台」にあった「展望案内図」。

経年劣化で、よく読めませぬ・・・

 

天候は晴れていたものの、早朝だったためなのか、モヤって周囲の景色も微妙なものに・・・

 

とりあえず、安来市・大根島方面の写真をパチリ。

 

米子市方面の写真。

写真右手に見える山は、米子城跡ですな。

米子城跡については、過去に紹介しておりますので、そちらもご一読いただけると幸いです。

【鳥取県米子市】米子城に登城(登山?)しました!
歴史が好きな佐々井です。 2022年2月12日、鳥取県米子市に築城された米子城(跡)に登城してきました。 最近、米子市の観光名所として売り出し中の「米子城」! 微力ながら、私も鳥取県在住者として、米...

 

大山方面の写真。

見通しが悪くて、中国地方最高峰:大山(だいせん)の雄姿は拝めず・・・

 

なお、展望台には桜か梅の木が並んでいて、春には、さぞ綺麗な情景になることでしょう。

また、境内の案内図に、展望台にトイレがある、と書かれたものがありましたが、現在はトイレは閉鎖されていました。

 

2022年4月9日追記

展望台に再訪。桜が、半ば葉桜になりつつも咲き誇っていました。

まず、大山方面の写真。霞んで見える大山の姿。

 

次に、米子市街地方面。

中海を挟んで米子市がある弓浜半島、そして日本海をも望む。

 

最後に、安来市・松江市方面。

こちら側は木立が多く、見通しは良いとは言えない状況でした。

 

 

巨大な「仁王門」で仁王様に会う

「展望台」で、一休憩してから、再び山道を進みます。

今来た道を戻らず、今度は「仁王門」を目指します。

展望台までの道と同様、観音様に見守られて歩を進めます。

 

「三重塔」から「展望台」までの道よりは平坦な山道を進むと、姿を現したのは巨大な「仁王門」

塞がれてはいますが、その門の下を車でくぐるぐらいの広さがあります。

 

「仁王門」内の左右には、2体の仁王様が、文字どおり仁王立ち!

迫力がありますなぁ。

 

 

参拝後は、一服入れましょうか

以上で、清水寺の境内にある建物などを周れたので、帰途につきます。

 

参道を降りたところで、喫茶店「麻世」があり、珈琲で一服できます。

(すいません。写真を撮り忘れました・・・)

 

また、「大門駐車場」まで下りると、御食事処「ゆう心」があります。

歩いて、お腹がへっていたら、ここで御食事をどうぞ。

 

この付近には、数匹の猫ちゃんが住んでいますので、お目にかかることも有るかと。

この日は、駐車場のトイレに1匹、発見できました。

 

おわりに

島根県の清水寺の紹介でした。

いかがだったでしょうか。

 

私は、鳥取県西部出身の妻が「厄払いなら清水寺がいい!」と、何回か連れてきてもらっています。

また厄年になったら、お世話になると思います。よろしくお願いします。

 

また、島根県の清水寺で有名な土産物として「清水羊羹」があります。

参拝された際は、売店で購入できますので、是非ご賞味あれ!

それでは、本記事の閲覧で、皆様の厄が払えてますように・・・とお祈りし、最後にしたいと思います。

 

ここまでの御高覧、ありがとうございました!

 

 

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