【鳥取県伯耆町】鬼住山に登ってみた

山陰遊覧

鳥取県伯耆町のランドマークである、「おにっ子ランド」の大きな鬼の銅像。

(おにっ子ランドの紹介記事はコチラ↓)

【鳥取県伯耆町】おにっ子ランドで滑り台をすべってきた【町のランドマーク・鬼の銅像】
鳥取県伯耆町を流れる日野川沿い・国道181号を走っていると、小高い丘に鬼が居座っているのが見れます。 そこは、「おにっ子ランド」と呼ばれる小さい公園。 かつて、町のテーマパークとして整備されていた夢の名残を感じる、ローラー滑り台...

その大鬼の銅像の山から、河を隔てて対峙するかのように位置する標高326m「鬼住山」。

この山に、2023年4月13日(木)、実際に登山しましたので、ご紹介します。

 

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鬼住山について

今からおよそ2,300年前。

この地に訪れた第7代・孝霊天皇が、この山に住まう鬼を退治したという伝説が残されています。

伝承では、鬼の大将の弟・乙牛蟹(おとうしかに)を弓矢で討ち取り、神様のお告げに従った策により、鬼の大将・大牛蟹(おおうしかに)を降参させたと伝わっています。

山の名前 鬼住山(きずみやま)
標高 326m
住所 鳥取県西伯郡伯耆町長山
登山口までのアクセス JR「伯耆溝口」駅から徒歩で約10分
駐車場 登山口と山頂の2か所。それぞれ5台程度あり(無料)
トイレ 登山口の駐車場と、山頂駐車場にあり

 

登山口の駐車場の情報はこちら↓

駐車場名 鬼住山・鬼の伝承公園駐車場
住所 鳥取県西伯郡伯耆町長山481
位置情報 溝口中学校のすぐ裏に、この駐車場がある
溝口体育館の前に、駐車場に通じる道の入り口がある(小さい案内表示あり)

 

鬼住山の風景

2023年4月13日(木)、前日に飛来していた黄砂の影響が残るものの、天候は快晴。

優しい風を肌に感じつつ、鬼住山にトライ。

鬼の伝承公園駐車場

町立溝口体育館の前から、自動車1台分の細道を通って登山口の駐車場へ。

(↓の写真は、駐車場に車を停めてから、車道を振り返って撮影したもの)

 

溝口中学校のプールやグラウンドのすぐ横に位置する駐車場で車で停めます。

写真の左側の建物はトイレ。

 

登山道入口

駐車場の案内板のすぐ脇に、登山道の入口があります。

(現地の案内板にある「鬼の伝承公園」が、鬼住山の山頂のことです)

この登山道入口から山頂までは、約1,300mの道のりです。

 

鬼住山の構成

鬼住山は、山麓の駐車場から山頂までに、2つの構造物があります。

1つは、中腹の展望台(東屋と見晴台)。

もう1つは、山頂の駐車場と展望台(東屋とトイレ)です。

 

登山道

登山道は、登山道入口から山頂まで1本道です。

舗装はされていませんが、階段状に足場が整備されている箇所も多く、歩きやすいと思います。

また、ブログ主の登山時は春でしたが、落ち葉が降り積もっているところもありました。

 

山道と斜面を区切る柵も整備されています。

(柵に寄りかかるのは危険ですので、やめましょう)

 

中腹の展望台

登山道を進むと、中腹の展望台と、山頂の分岐点にあたります。

中腹の展望台は、登山道から40mと、さほど離れていない位置にあるので寄ってみましょう。

 

展望台には、東屋と……

 

見晴らし台(テラス)がありました。

 

しかし、見晴らし台からの景色は、成長した木立ちにさえぎられて、何も見えません……

また、見晴らし台の床(木材)は朽ちつつあるのか、木材と木材の間にスキマがあったり、木材の一部がかしいだり。

ちょっと怖かったです。

 

なお、この中腹展望台のあたりは、春だというのに紅い葉の広葉樹が群生。

一瞬、今の季節を忘れて魅入ってました。いやぁ、キレイキレイ。

 

山頂の駐車場とトイレ

中腹展望台から、登山道に復帰して歩くこと、しばし。

登山道の先にフェンスと「便所」の案内板が見えてきました。

ここが、山頂の駐車場とトイレです。

 

登山道から、山頂駐車場を見下ろした構図の写真がこちら↓。

 

↓こちらの写真は、山麓から山頂駐車場に通じる自動車道から(上の写真と反対側から)撮影したもの。

鉄塔のたもとに設置された小屋のような建物がトイレです。

(常時、水が流れている形式のトイレです)

 

鉄塔は、もちろん立ち入り禁止。

 

山頂の展望台と、山頂の景色

山頂駐車場付近から、さらに伸びる登山道を進み、山頂の展望台を目指します。

 

この東屋がある場所が山頂です。

 

山頂からの景色を撮影したので、掲載させていただきます。

 

こちらは、北の米子市方面。黄砂の影響がなければ、日本海まで見られるのでしょう。

写真中央を流れるのは日野川です。

 

西~南の中国山地方面。日野川沿いの伯耆町の町並みが見えます。

 

写真中央に緑色で映っている構造物が、おにっ子ランドの鬼の銅像です。

 

東の方角でそびえるは、中国地方・最高峰の伯耆大山(大山)。

今、汗をかいて登ってきた鬼住山の頂きから、伯耆大山を仰ぎ見ると、伯耆大山の大きさを痛感できます(笑)

 

この山頂の東屋で、昼食休憩を取ることにしました。

ブログ主が登山時は、日差しや風も強くなく、快適にゆっくりできました。

ただ、大きめなハチが、ぶんぶん飛んでいたのは、怖かったです……

 

帰り道

山頂でゆったりとした時間を満喫した後、帰途へ。

登頂時に通った登山道を下っていきます。

登山時と同じ道ですが、視点が変わることで、行きの時と異なる景色を楽しんで歩くことができました。

 

登山客を見守る仏様たち

最後に、鬼住山にて、登山客の人たちを静かに見守る方たちをご紹介します。

それが、登山道の随所にたたずむ石仏様です。

 

仏様の台座には、施主と「○番」と番号が彫られていました。

ブログ主は、登山時にすべての仏様にお会いできませんでしたが、番号から考えるに、60尊はいらっしゃるのでは、と思われます。

 

いつの時代に奉納されたのかも、手掛かりがなく、分かりませんでした。

しかし、台座から外れたり、倒れていたり、首が……な仏様もいらっしゃり、年月を感じます。

 

これからも、登山を楽しむ人たちを見守っていただければ幸いです。

 

登山に要した時間

40代の男性2名で挑んだ今回の登山。

登山の所要時間を報告します。

行動 時刻 所要時間
登山開始 10:11
山頂到達 10:48 登山に37分
山頂で休憩 昼食をゆっくりとる 休憩92分
山頂出発 12:20
下山完了 12:48 下山に28分

下りが、登りより所要時間が短いのは、中腹展望台に立ち寄っていないためもあります。

このため、登り・下りとも、約40分を見込めばよいかと思われます。

(それにしても、昼食休憩がゆったりだったナ……)

 

 

おわりに

鳥取県伯耆町の「鬼住山」をご紹介いたしました。

 

天候にも恵まれ、春のハイキングを満喫できました。

登山中、道に迷うような要素や峻険な岩場などもなく、歩きやすい山のように感じました。

広葉樹や竹に覆われている箇所も多いですが、鬱蒼とした感じではなく、木漏れ日も差して気持ちが良かったです。

 

最後に、へっぽこ登山初心者のブログ主と、一緒に登山してくれた友人(先輩)に感謝を。

登山ペースをリードしていただき、登りやすかったです。

また、友人の奥様、カレー美味しかったです。ごちそうさまでした。

ここまでの御高覧、ありがとうございました。

 

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