十二支やカエル、ツルといった縁起の良い動物(像)たちが出迎えてくれる神社。
それが、米子市祇園町の深浦神社です。
2023年3月10日(金)にお参りさせていただいたので、ご紹介いたします。
深浦神社について(御由緒・御祭神・位置情報など)
御由緒
創立年代不詳ながら、社殿の建て替えの記録をたどると、江戸時代には建立されていたと考えられています。
京都祇園社から分霊を勧請して建立され、当時は「祇園三社天王」や「牛頭天王」と呼ばれていました。
その後、明治時代に現在の「深浦神社」と改められ、大正時代に近隣の「愛宕神社」と併されました。
御祭神
・素盞嗚尊(すさのおのみこと)
・伊弉冉尊(いざなみのみこと)
・迦具土神(かぐつちのかみ)
以上の3柱の神様です。
位置などの情報
公式サイト | なし |
住所 | 鳥取県米子市祇園町1丁目83 |
ジャンル | 神社 |
アクセス | JR山陰線「米子」駅から徒歩で約15分 |
駐車場 | あり |
トイレ | なし |
深浦神社の風景
2023年3月10日(金)のお昼時、徒歩にて深浦神社に向かいます。
駐車場
「鳥居」の隣に参拝者用の駐車場があります。
舗装はされていません。
鳥居・社号碑
車道に面した「鳥居」に一拝して境内の中へ。
参道は、「本殿」のある山の中腹へ伸びています。
手水舎
「本殿」への階段を登る前に、「手水舎」で身を浄めます。
柄杓が用意されていましたが、身を浄める水が出ていませんでした。
センサー感知式で、柄杓をかざすと水が出る方式かと思いましたが、そうではないようです。
さぁ、狛犬1対に守られた階段を登っていきます。
拝殿前の動物たち
階段を登ると「拝殿」が見えてきましたが、その手前になにやらお出迎えがあるようです。
まず、右手に3匹のカエルの石像。
次に、左手に鶴(の銅像)が2羽。つがいなのかな?
最後に、左右に狛犬さんが1対。右手の狛犬は木陰に隠れていました。
拝殿
動物たちの歓迎を受けた後、「拝殿」で神様に御挨拶。
二拝二拍手一拝。
神額は「祇園神社」になっていました。
また、おみくじが1枚100円で引くことができます。
本殿
「拝殿」の裏には、玉垣に囲まれた「本殿」が鎮座しています。
「本殿」の背後は、山の斜面が迫っています。
末社と十二支の動物たち
「本殿」の脇には、「末社」が1社あります。
こちらは、狛犬1対のほかに十二支の動物たちが出迎えてくれます。
こちらが、狛犬さん1対。
そして、こちらが干支の石像たち。
子(ねずみ) | |
丑(うし) | |
寅(とら) | |
卯(うさぎ) | |
辰(龍) | |
巳(へび) | |
午(うま) | |
未(ひつじ) | |
申(さる) | |
酉(とり) | |
戌(いぬ) | |
亥(いのしし) |
この中でも、コブラのような巳(へび)の石像が印象的でした。
こちらの社にも二拝二拍手一拝で御挨拶。
社の隣には登山道がありましたが、枝葉が生い茂っており、進入は断念。
御神輿殿
「末社」の向かい側には、御神輿が納められた「御神輿殿」がありました。
境外末社・愛宕神社跡
深浦神社には、末社がもう1つあるのですが、それは境内の外にあります。
それが、愛宕神社(跡)です。
ちょうど深浦神社の背後にある山の裏手に位置しています。
社号碑には「愛宕神社」とありますが、正確には跡地です。
また、「鎮火の神」というのは、この神社が、火の神様を祀った京都の愛宕神社の分霊を勧請したことに由来します。
社号碑の後ろに社がありますが、こちらは御稲荷様のようです。
「鳥居」から伸びている参道は、急な階段が続いています。
階段を登り終えると、少し広い空間に出てます。
そこには愛宕神社が、かつて建立されていることを示した石碑がたたずんでいます。
おわりに
鳥取県米子市の「深浦神社」について紹介させていただきました。
かわいらしい動物たち(の石像)が印象的な神社でした。
なぜ、十二支やカエル、ツルが境内にいるのか、ということは分からないのが心残りです。
そして、参拝後に帰途についた際、境内から中海を望むことができました。良き哉、良き哉。
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
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