米子駅や県立米子西高校に近い山中に鎮座する日御碕神社(ひのみさき神社)。
山の法面(舗装した斜面)に沿って登る参道が特徴的な神社です。
2023年3月10日(金)にお参りさせていただいたので、ご紹介いたします。
日御碕神社について(御由緒・御祭神)
御由緒
創立年代不詳ながら、平安時代に出雲(島根県東部)の日御碕神社から、分霊を勧請(お招き)されたという資料が残っています。
古くは、日御嵜大神宮と呼ばれていましたが、明治時代に近隣の熊野神社と合わせれた際に、今の日御碕神社と改称されました。
御祭神
・天照大日孁尊(あまてらすおおひるめのみこと)
・素盞嗚尊(すさのおのみこと)
・天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)
・天穂日命(あめのほひのみこと)
・天津彦根命(あまつひこねのみこと)
・速玉男命(はやたまのみこと)
・事解男命(ことさかのおのみこと)
以上、7柱の神様です。
位置などの情報
公式サイト | なし |
住所 | 鳥取県米子市陰田町538 |
ジャンル | 神社 |
アクセス | JR山陰線「米子」駅から徒歩で約25分 |
駐車場 | なし |
トイレ | 仮設トイレが「本殿」脇にあり。ただし、落書きがあるような状態 |
日御碕神社の風景
2023年3月10日(金)のお昼前、徒歩にて日御碕神社に向かいます。
駐車場
参拝者用の駐車場はありません。
周囲は民家であり、「鳥居」前の車道の幅は狭いです。
自動車を用いる場合は、少し離れた場所に駐車して歩いて向かいましょう。
一の鳥居・社号碑
山の斜面の下を走る車道のすぐそばに、「一の鳥居」と「社号碑」があります。
その「一の鳥居」の前から、山の法面に沿って伸びている階段が参道です。
一拝して「一の鳥居」をくぐり、階段を登りはじめます。
階段を中ほどまで登ると、「二の鳥居」が見えてきました。
二の鳥居
一拝して「二の鳥居」もくぐります。
「二の鳥居」の後ろには、すぐに「随神門」が控えています。
随神門
階段を登り終え、「随神門」もくぐらせていただきます。
拝殿
「随神門」をくぐると、「拝殿」前に到着。
3対の狛犬さんが、「拝殿」を守っていました。
このうちの1基の台座には、「大東亜戦争(太平洋戦争)生存者」と彫られていました。
戦地から生還できた方たちが寄進したのでしょう。
二拝二拍手一拝で神様に御挨拶。
「拝殿」に神額(神社の名称を記した板)がなかったのですが、立派な龍と獅子が彫りこんでありました。
本殿・弊殿
「拝殿」裏の「弊殿・本殿」も外側から拝ませていただきました。
社務所
「拝殿」の前に「社務所」らしき建物がありましたが、神職の方は常駐してなさそうです。
トイレ
「本殿」の脇、境内の敷地と竹林の境にトイレがありました。
中を覗くと、落書きがあったりして状態は良いとは言いにくいかな、と。
退役した狛犬さん(?)
「拝殿」の脇には、風雨でいろいろと削られた狛犬さん……と思しき石像が1対、たたずんでいました。
横参道
日御碕神社の参道は、前述した「一の鳥居」を入口としたものと、もう1つあります。
それが、「横参道」です。
「一の鳥居」の参道(階段)と同様、山の法面に沿って作られた坂道となっています。
この「横参道」、「随神門」脇に繋がっています。
階段を登るか、坂道を登るか、参拝者の好みで選べます。
おわりに
鳥取県米子市の「日御碕神社」について紹介させていただきました。
日御碕神社を参拝後、「二の鳥居」から周囲を見渡すと、山陰本線の線路が複数、眺めることができました。
『神様へ参拝して、走る電車を境内から楽しむ』ということもできそうです。
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
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