日ごろ、運動する習慣がない。体力不足だ……
そんなアナタにオススメなのが、今回ご紹介する「マラソン1年生」。
読後に「今から走っちゃう?」と心が動き出す1冊です。
タイトル | マラソン1年生 |
著者 | たかぎなおこ(イラストレーター) |
出版社 | メディアファクトリー |
初版発行年月日 | 2009年10月2日 |
本記事では、本書の内容をおおまかに紹介させていただきます。
あらすじ
運動神経が良い方でもなく、スポーツなどの習慣もない著者・たかぎなおこ。
イラストレーターとして自宅で働く中で、ぼんやりと運動不足が気になる日々……
そんな時、テレビで見た”東京マラソン”。
たくさんのランナーたちが楽しそうに走っている姿に感銘を受け、「私も走ってみたいなぁ」と思い立つ。
マラソン経験なしの著者が、友人2人とともに、走り方から覚える初心者から始めて、ハワイ・ホノルルマラソンを完走するまでのドキュメント・コミックエッセイです。
本作のテイスト
「あらすじ」で紹介したとおり、走り方を学ぶところからスタートした著者の経験をつづったのが本書。
そのため、最初の練習法(やみくもに走り始めるより”歩く”ことからetc…)やランニングシューズなどの購入の話から描かれています。
マラソンの知識がない読者にとって、「マラソンの始め方」を紙上で体験できる構成です。
また、本書は専門的なマラソン技術本ではありませんが、著者が得たランニングの知識がわかりやすく紹介されています。
初心者の状態から、知識をじょじょに得ていく過程が描かれているので、これまたわかりやすい。
紹介されている知識は、著者がプロのランニングコーチ・金哲彦さんから教えていただいたものなので、その内容は確かなものです。(ただし、2009年当時のものです)
そして、皇居の周り(約5km)のランニングから始まり、日々のトレーニング、国内のマラソン大会(10kmの部→ハーフマラソンの部・21km)、ホノルルでのフルマラソン(42.195km)を走るまでが収録されています。
根性論的な展開もなく、かといってマラソンの楽しい部分だけを描いたものでもありません。
苦しいこと、失敗したこともさっぱりと描いています。
“たかぎなおこ”さんの作風そのものの、ほのぼのマラソン体験記です。
マラソンのご褒美「ごほうビール」
本作のお約束の展開として、「マラソン大会で走る→ごほうびのビール」があります。
略して、「ごほうビール」!
お酒好きな著者が、これまたお酒好きな仲間と打ち上げをする様は、読んでいるこっちまで楽しい気持ちになってきます。
(あと、お酒も呑みたくなってきます)
頑張ったらご褒美。大事ですね。
あー、汗をかいたあとにビールをあおる。たまんないっスね。
参加したマラソン大会
本作で著者が参加したマラソン大会を紹介させていただきます。
マニュライフわくわくチャリティ ラン・デー(東京・5月)うち5kmの部
日光杉並木マラソン大会(栃木・8月)うち10kmの部
巨峰の丘マラソン(山梨・9月)うち10kmの部
松島ハーフマラソン(宮城・10月)うち21kmの部
戸田マラソンin彩湖(埼玉・11月)うち21kmの部
ホノルルマラソン(ハワイ・12月)42.195km
おわりに
たかぎなおこ・著「マラソン1年生」を簡単ですが、ご紹介いたしました。
ブログ主は、運動部に入ったこともないし、スポーツを嗜んだこともほとんどありません。
生粋のインドア派です。
そんな私も、「走るっていいな。走ってみるかな」と思わざるを得ない1冊でした。
(ヒザが痛いので、当面はランニング以外で運動したいと思います)
運動したいけど、モチベーションを沸かせるきっかけが欲しい。
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
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