(書籍紹介・要約)心の疲れをとるコツ【植西聰】

佐々井の本棚

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タイトル 心の疲れをとるコツ
著者 植西聰(著述家・産業カウンセラー)
出版社 WAVE出版
初版発行年月日 2019年8月29日

 

本書は、タイトルのとおり「心が疲れている人」に対して、心に元気を取り戻すコツがまとめられたものです。

「心が疲れる」のは、頑張り過ぎたり、人に好かれようとして無理をしたりすることから生じます。

これに対する策は、一言で言うと「ありのままに生きる」こと。

しかし、ありのままに生きることは、意外と難しいものです。

その「ありのままに生きる」コツを紹介してくれる1冊になっています。

本記事では、本書の内容をおおまかに紹介させていただきます。

 

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本書のテイスト

本書では、8つの「心の疲れ」のジャンルについて、それぞれ10個程度のアドバイスが収載されています。

1つのアドバイス(1つの短文章)につき、見開き1ページを用いて解説がなされています。

アドバイスの解説は、仏教の教えや映画のワンシーン、著名人のエピソードを交えて多彩な切り口から記述されています。

文の量は、(先ほどの説明のとおり)見開き1ページで完結する話なので、さほど多くもありません。

1ページ1ページ、ゆっくり読み進めるもよし、気になるページから読んでもよし。

全82個のココロの処方箋が、この本にあります。

 

心の疲れをとるコツ・82選

それでは、本書収載の「心の疲れをとるコツ」をおおまかに紹介させていただきます。

「人間関係でぐったりした心の疲れ」をとるコツ・11選

・仕事とプライベートをきっぱり切り替える

・「プライベート手帳」をつくり、楽しい予定だけで埋め尽くす

・笑顔でイエスと答えられない時は、無理をしないでノーと言う

・一人の時間をもっと大切にする。人と過ごす時間も楽しくなる

・やるべきことに集中しよう。すると、平常心がよみがえる

・相手の落ち度を許すことで、自分の心を癒そう

・許さずに愛情を失うより、許して愛情を深めよう

・SNSと自分を「隔離」する時間を作ろう

・「好かれたい」と願い過ぎて疲れている時分に気づく

・思い切って「時間の経過」に回復をゆだねる

・悪口を言われた分だけ、自分の運が上がる」と考える

 

「自分が嫌いになって沈んだ心の疲れ」をとるコツ・10選

・劣等感ごと自分を受け入れる。大切なのは「自分らしさ」だけ

・自分の長所・短所は、自分ではなく他人が判断するものと気づく

・劣等感は思い込みにすぎないと知る

・いつも自分を褒める習慣をつける

・「私はまだまだ」という謙虚さに潜む自己否定に注意する

・「バカだった」と悔いるときほど、「でも大丈夫!」と自分を信じよう

・「隣の芝生」を気にしても、苦にしないようにする

・むやみに自分を人と比べない

・他人の成功ではなく、自分の成長を見つめよう

・「ないものねだり」をやめて自己肯定感を高める

 

「悲しい出来事にめげてしまった心の疲れ」をとるコツ・11選

・悲しみの中に希望の芽を探そう。それは、きっとある!

・相手に失望しかけたら、見て見ぬふりをして冷静さを取り戻す

・涙の味を知るほどに、人生の味わいは深くなると信じる

・孤独で心が冷え始めたら、良き友(メンター)に温めてもらう

・「おひとりさま」習慣で精神力を鍛える

・充実した「孤独」が、良い人生を作ると考える

・明日に願いをかけることで、今日の失意から立ち直る

・喜びの時も、悲しみの時も、同じように去っていくと知る

・上手に「あきらめる」ことで心を深く癒す

・人は誰も一人だけど、「一人ぼっち」じゃないと悟る

・多くの人と繋がることで、別れの悲しみを癒す

 

「毎日がつまらなくて、やる気が起きない心の疲れ」をとるコツ・11選

・「何かないかな」ではなく、「何かをやろう」と前を向く

・面白そうだと感じたら、すぐ動く

・失敗しても「いい経験だった」と次につなげる

・疲れても家にこもらず、積極的に外に出る

・心のチャンネルをいつも「好奇心」に合わせよう

・「面白そう」を口グセに。「やってみよう」を行動グセに

・「もっと知りたい」という初恋のような目で人生を見直す

・行ったことのない場所に行くことで、心のコリをほぐす

・楽しくないなら笑おう。笑うから楽しくなるのだ

・幸福の条件は「愛と笑い」だけだと気づく

・よく動き、よく笑えば、元気は無限に湧くと知る

 

「不運続きで、もがいている心の疲れ」をとるコツ・10選

・不運は何かが変わるシグナルだと理解する

・運は変えられる。「幸運引き寄せ生活」を始めよう

・朝目覚めた時、その日一番楽しいことを思い浮かべよう

・いいことを思おう。いいことが起こる

・どんな出来事も「結局、ハッピーエンドになる」と楽観する

・運・不運を考えず、「今」を大切に生きる

・あきらめない。努力と辛抱が「幸運」を引き寄せる

・不遇は「力の蓄積期」だと思う

・失敗を飛躍のチャンスだと考える

・悔やむくらいなら、やり直そう

 

「がんばりすぎて燃え尽きた心の疲れ」をとるコツ・10選

・全力を避けよう。余力を残せる人が最も遠くまで行ける

・がんばることが楽しくなるまでペースダウンしてみる

・「がんばらない、へこたれない」で生きていく

・思い通りにならなくても、「これでいいのだ」と開き直る

・何もしない時間を作って、心身をこまめに癒そう

・がんばりすぎは、病気のモトだと知っておく

・「優れた人」より「優しい人」を目指そう

・頑張りを評価されない時は、日ごろの無理に気づく好機だと思う

・がんばるだけが人生ではないことに気づく

・自分の限界を超えないようにするテクニックを持つ

 

「大きな転機にくじけそうな心の疲れ」をとるコツ・10選

・「ここで終わりか」ではなく、「ここから始める」と明るく前進する

・がんばるよりも、まず肩の力を抜く

・「ベストな自分」ではなく、「無理しない自分」を目指す

・環境の変化は大きなストレス。「ゆっくり慣れる」をモットーにする

・あせる時ほど時間をかける。その方がきっとうまくいく

・個人的な話より、事務的な話で信頼関係を深める

・「選手」でいる間に「監督」になる準備をしておく

・肩書のない自分をいつもイメージしておこう

・物を整理しておくと、心を整理しやすくなる

・子育て中に、子育て後の生きがいを創ろう

 

「理由もないのになんとなくウツっぽい心の疲れ」をとるコツ・9選

・自分の成長が実感できることを始めてみる

・多少のトラブルがあるからこそ、人生は楽しいと気づく

・「未経験ゾーン」に行ってみる

・「退屈病」は、刺激という薬で早く手当てする

・定年後にこそ、ワクワクを毎日取り入れる

・「いい生活」を守るより、「いい人生」に挑戦しよう

・冒険心を持つことで、心を新陳代謝する

・言い訳をやめて、夢の実現に着手する

・「夢ノート」をつくって、人生をギアチェンジしよう

 

おわりに

植西聰・著「心の疲れをとるコツ」を簡単ですが、ご紹介いたしました。

「言うは易く行うは難し」というコトワザがあります。

「一見、シンプルなこと過ぎて実行に値しない」とか、「言われることは分かるけど、実行するのは難しいものだよ」と思われるかもしれません。

それでも、行動に移すか、移さないか、では、雲泥の差があります。

本書に収載されているコツも、いざ実践してこそのアドバイスでありましょう。

ここまでの御高覧、ありがとうございました!

 

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