今回、ご紹介する書籍はこちら！
| タイトル | おかあさんライフ。 |
| 著者 | たかぎなおこ（イラストレーター） |
| 出版社 | KADOKAWA |
| 初版発行年月日 | 2020年2月14日 |
本書は、41歳で結婚、42歳で第一子を出産した著者の「娘の出産直後～1歳8カ月までの育児」コミックエッセイです。
子どもの出生直後から1歳半までとは、生物的にもすごい勢いで成長するわけですから、それに対応する親も急激な変化を伴うもの。
その子育ての大変さと、子どもへの愛情が入り乱れた1冊です。
子育てはまだのひとも、子育て中の人も、子育て卒業した人も楽しめると思います。
ブログ主の娘2人（小学生高学年と低学年）も、「むーちゃん（著者のお子さん）かわいい！」と愛読しています。
本記事では、本書の内容をおおまかに紹介させていただきます。
プロローグ
三重県から上京し、長年ひとりぐらしをしていた著者も40代で結婚。
（お相手も2つ年上の40代）
その後、妊娠し、順調に安定期を迎え、いざ分娩へ。
最初は自然分娩を目指すものの、産道が開かず帝王切開に。
「分娩室に入ってから長時間の激闘を経て無事出産した！」という達成感にひたる著者。
しかし、そこはゴール地点ではなく、「育児」という名のスタート地点なのでした。
休む間もなく「おかあさんライフ」のスタートです！
本書の内容
それでは、本書に収載されているエピソードの大まかなに一行で紹介します。
【0～4カ月】
新米ママのいきなり本番の育児スタート！
【5～8カ月】
親子一緒に「子どもがいる家庭の生活感」を育む
【9～12カ月】
ハイハイもできるようになり、1歳を迎えて「人生初」ラッシュ！！
【1歳1カ月～1歳1歳4カ月】
いよいよ親子で外出デビュー！生活の場が一気に拡大！！
【1歳5カ月～1歳8カ月】
ついに2足歩行を実現！子育ては新たなフェイズへ……
出産しても健在の「たかぎなおこ」ワールド
これまで上京、マラソン、日常生活と、いろいろな著者自身の体験をつづったコミックエッセイを出版されている、たかぎなおこさん。
その、ほんわかする絵のタッチや内容で、つらいエピソードが描かれても、それらもやんわりとした話にまとめてきた、たかぎなおこさんの世界感。
今回の育児本も、出産直後から新米ママとして実戦参加し、必死に育児のことを学び、実践していくドタバタ感が伝わってきますが、悲壮感のようなものは感じさせません。
実際には、もっと大変だったと思いますが（出産直後から夜、寝付いてくれない、etc……）、著者の作風でマイルドな感じで読み進めることができます。
また、自分が育児をする立場になってわかる、自分を育ててくれた親の苦労。
そして、今も祖父・祖母の立場で育児を支援してくれる親・義親。
そうした周囲に対する感謝が何度となく描かれています。
ただの「育児奮闘記」に終わらない収載エピソードに、ホロリとくるものがありました。
人間、いかになろうとも「ひとりで生まれ、育ってきた」わけでもないんだな……と感じさせてくれます。
おわりに
たかぎなおこ・著「おかあさんライフ。」を簡単ですが、ご紹介いたしました。
育児奮闘記として、事前学習によし、振り返って懐かしむもよし。
赤ちゃんの成長っぷりを「カワイイ！」と（書面を通じて）見るのもよし。
たかぎ家のほんわかぶりに癒されるもよし。
いろいろな視点で読める１冊になっています！
ここまでの御高覧、ありがとうございました！
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