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タイトル | 島田秀平が3万人の手相を見て分かった!「強運」の鍛え方 |
著者 | 島田秀平(手相芸人) |
出版社 | SBクリエイティブ |
初版発行年月日 | 2017年1月15日 |
本書の著者は、手相占いを習得し、それを武器に芸人として活動している「手相芸人」です。
これまで3万人の手相を観てきたという著者が、その経験から「強運」の持ち主が実践している「強運の鍛え方」を紹介してくれます。
「鍛え方」と書いてありますが、実際に読んでみると、風水に基づくアクションや断捨離のススメから、そもそも「運」というものに対する考え方とは、と様々な角度から「開運」について言及されている1冊です。
(手相も12種類が、ざっと紹介されていますよ)
本記事では、その内容の一端として、「運についての考え方」の記述にフォーカスを当てて紹介させていただきます。
「運の強い人」と「運の悪い人」の違いとは
あなたは、「運」を信じますか?
「最近は運がいい」、「今日は運が悪い」と日常的に使っていると思います。
運は目に見えない、不思議なモノ。
しかし、確実に上り下りの波を感じるモノ。
そして、「運が強い人」もいれば、「運の悪い人」もいる。
その違いは、どこからきているのでしょうか。
本書では、その違いについて、1章まるごと使って説明されています。
この記事では、その趣旨を抜粋してみました。
「運が強い人」の共通点とは
・いいことだと思ったら、すぐ行動を起こす(行動力がある)
・「徳を積む=行動することで積んだ実績」を基に自信を持つ。
・ワクワクすることを行い、楽しむ。
・いいことだけ見て、素直に喜ぶ。
・悪いことがあっても、クヨクヨしない。引きずらない。
「運を悪くする人」の共通点とは
・愚痴や悪口をよく言うこと。
・愚痴や悪口が多いと、スムーズに物事が進まない。そこから、さらに愚痴や悪口が増えて……という負のスパイラルに陥りがち。
「不運」な人は、どうしようもないのか?
そんなことはありません。
「運」は、「明るく楽しい前向きな人」が好き。
運気が下がってるな……という時期でも、腐らずに自分のできることをやっていくことが大事です。
また、運の低迷期は「インプット期」です。
「最近、ついてないな」「うまくいかないな」という時は、腐らず、焦らず、自分と向き合う時期。
この時期に、自己研鑽に努め、貯めた実力を来たる「運の上昇期=アウトプット期」に発揮できるようにしましょう。
「運」は鍛えられる!
「運の強い人、悪い人」について、前項で見てきました。
そして、「運の悪い」時期の過ごし方についても。
しかし、「運の悪い時期でもポジティブに生きよう!」と言われても、すぐに実践するのも難しいものです。
運気は落ちているのですから、やはり気が滅入ることもあるでしょう。
そこで、本書で紹介されているのが「運の鍛え方」!
自分の生き方や考え方次第で、「運」を変えていけるのです。
運の鍛え方・その1「手元を見直そう」
「今持っていないもの=欲しいもの」を数えるのではなく、「今、手元にあるもの」を数えましょう。
↓
それにより、今の自分の「強み」「武器」「幸運のきっかけ」が認識できます。
運の鍛え方・その2「今を楽しもう」
「今、自分の手元に巡ってきたもの・場所」をありがたく受け取り、できるだけ楽しんで、目の前のことに取り組んでみましょう。
↓
「欲しがっていたもの・場所」が、本当に欲しいのか見返すことができます。
本書の著者は、「お笑いで天下を取る」ことはできませんでしたが、芸人になった原動力である「人を楽しませる」という志は、「手相芸人として芸能界で活動できている」ことで、ある意味叶っている、とのことです。
この場合、著者が当初描いていた「目的(人を楽しませる)」と「手段(お笑いのトップに立つ)」は、「手段」は変わったけど「目的」は達せているのです。
著者は、「今のステージ」を見つめ直し、「今を手相芸人として生きていく」ことを決意したのです。
運の鍛え方・その3「感謝の気持ちをもつ」
「自分の力だけでなんとかしたい」と固執していないか見直しましょう。
↓
「人や時の運に恵まれた人」は、そもそも自分以外の力への感謝を持っています。
自分が驕り高ぶっていないか、自分を見つめ直しましょう。
運の鍛え方・その4「礼をつくそう」
神社などで神様に「お願い」ばかりしているのを見直しましょう。
↓
神様への「感謝」をまず行うようにしましょう。
このことから、人や神様に礼を尽くす姿勢を身に着けましょう。
運の鍛え方・その5「自分の価値を上げていく」
常に、人から求められていることに「+1」して提供してみましょう。
↓
「求められていること」に、なにか付加していけば、新たな仕事(=収入源)のきっかけになることがあります。
仕事の運力の向上・チャンスをつかむ、にはこうした努力も必要です。
運の鍛え方・その6「未来志向」
人との会話で、「自分が、今までやってきたこと」の話をやめましょう。
「これからやってみたいこと」などの「未来の話」をするようにしましょう。
↓
建設的な会話ができ、「未来の話をする人の輪」ができていきます。
このことにより、アクティブ・ポジティブな空間で仕事などができ、運も引き寄せることができます。
運の鍛え方・その7「会話上手になる」
会話の方法を見直しましょう。主に気をつけるのは下記の2点です。
・聞き上手になる。
・相づちに、「でも」や「いや」といった否定的な響きのする言葉を使わない。
(「いや、そうなんですよね」と、最終的に肯定する場合も、「いや」が入ることによって、相手の意識に一度、冷や水をかけることになります)
↓
会話相手に「壁」を作られず、相手との距離を近いものにすることができます。
もしかすると、その会話相手が「幸運」を運んでくるかもしれません。
運の鍛え方・その8「原点回帰する」
「自分は、誰のために、何のために、これをしているのか」を考え直してみましょう。
↓
原点回帰することにより、初心=芯になる部分がブレてないか確認できます。
また、「さぁ、仕切り直し」とばかりにリスタートがきれることでしょう。
運の鍛え方・その9「失敗を無駄にしない」
失敗した時こそ、その道で大成功している先達に教えを乞いましょう。
↓
失敗した時が一番、教えを吸収しやすいタイミングです。
失敗をすることで見えてくる世界があるのかもしれません。
おわりに
島田秀平・著「島田秀平が3万人の手相を見て分かった!「強運」の鍛え方」をご紹介させていただきました。
本ブログでは、「運についての考え方」の記載部分にフォーカスして紹介記事にしました。
手相に風水、断捨離や数秘術の開運テクニック的な記載もあり、こうした様々な情報は、著者の「芸の1つ」になっているのですから、著者の努力振りを感じます。
また、芸人ならではの芸能界での「運」にまつわるエピソードも教えてくれます。
「運についての考え方」の詳細を含め、是非、本書を手に取って、著者が紹介してくれる開運術をご確認ください。
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
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