家族に「片付け魔」と呼ばれている佐々井です。こんにちは。
今回、ご紹介する書籍は、“片付けコンサルタント”として有名な、konmariこと近藤麻理恵さん著「人生がときめく片付けの魔法」です。
片付け本は数あれど、「ときめき」を片付けのポイントにするのは、近藤麻理恵さんが元祖ではないでしょうか。
私の私物を片付ける際に、大いに参考にした1冊です。
本書をオススメしたい方はこちら。
それでは、ご紹介していきます。
リバウンド率ゼロ! こんまり流かたづけ方の第一歩は「捨てる」!
お部屋が「片付かない」「片付けきれない」のはどうしてでしょうか?
この問いに対して、世間ではいろいろな片づけ方が紹介されています。
・一気に片付けるとリバウンドするので、毎日少しづつ片付ける。
・完璧を目指さず、ほどほどに片付ける。
・場所ごとに片付ける。
・性格別に片づけ方を変えて対応する。
・収納のテクニックを駆使する。
しかし、近藤麻理恵さんは、前述のやり方を否定します。
幼稚園生(年長さん)のときから「収納」「片づけ」に、文字どおり「憑りつかれた」如く、取り組んできた近藤さんのやり方はこうです!
まずは、一気に、完璧に、捨てるものを「捨て」ます。
モノ別に「捨てる」「残す」を判断するため、モノごとに1カ所に集めて手に取りましょう。
「心がときめいた」モノなら「残し」ます。
それ以外は「捨て」ましょう。
モノの「捨てる」「残す」の判断がしやすいように、以下の順番に取り掛かります。
まず、衣類 → 本類 → 書類 → 小物類 → 最後に、思い出の品
それでは、どれくらい、モノを捨てればよいのか?
このことについては、人それぞれで「定量はない」そうです。
その人の中で「適正量」は異なるため、「ときめくか、ときめかないか」の感情を信じて、全てのモノと対峙しましょう。
全てのモノを手に取って、問いかけましょう。
本書では、紙媒体の写真についても、アルバムから外して1枚1枚、手に取ることを勧めています。
また、本棚に並べたコミック類も、全て本棚から出して1冊1冊確認します。
なんという徹底ぶりか!?
しかし、ここまでしないと「完璧に捨てる」が行えない、ということです。
ときめく「収納」の方法
ときめかないモノを捨てたあとは、選りすぐりのお気に入りのモノたちの「住所=定位置」を決めていきます。
著者が掲げる、収納時のポイントはこちら!
・「捨てる」を完了する前に「収納」に走ってはダメ。
・収納は「限界までシンプル」に考える。
・収納場所は、モノごとに1カ所に集中させる。分散させない。動線のことは考えない。
・モノは「積んではだめ。立てて収納」する。
・本棚などの大物は全部「押し入れ」に入れる。
モノたちの定位置が定まれば、あとは、そのモノを使っても、定位置に戻すだけ、です。
著者は、外出時に持ち出すバッグの中身(財布やカギなど)も、部屋での定位置を決めているそう。
それゆえ、帰宅したら、バッグの中身を全部出して、収納位置に収納して「バッグも休めてやる」という考えをされています。
「ときめきの片づけ」の後は「ときめく人生」が始まる
部屋をさっぱり片付けると、その部屋の住人に変化が訪れるそうです。
曰く、
・やりたいことが見つかる
・物がなくてもなんとかなる、と身軽に生きられる
・自分にとって、本当に大切なモノが見つかる
・物欲が収まる
こういった具合に、ときめくモノに囲まれた生活を送れるようになると、自分の本質を見つめるようになるようです。
「片付け」とは、「部屋を片付ける」ことだけでなく、いらないモノに囲まれて生活していた人生にサヨナラして、「本当の人生を始める」ためのものなんですね。
おわりに
「人生がときめく片づけの魔法」について、ご紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
「捨てる」「収納する」際の、実戦的なテクニックも豊富に、本書では紹介されています。
本書片手に、家中の棚卸し・総点検をしてみてはどうでしょうか。
人生に行き詰った時、もしかしたら、部屋にモノが詰まっていたり、散らかっていたりするかもしれません。
それは、自分の心が表面化しているのかも・・・
そんな時は、「自分が『ときめき』を感じていたものはなんだったっけ?」と原点に返ってみましょう。
その原点を取り戻す方法の1つが「『ときめき』を基準にした片づけ」ではないでしょうか。
・・・・・・さて、今日は私も片づけをしてきましょうかね。
ここまでの御高覧、ありがとうございました。
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