先日、当ブログにて、芸人でキャンパーのヒロシ・著「大人のソロキャンプ入門」を紹介させていただきました。
読後、ブログ主の「キャンプやってみようかな……」という熱が徐々に高まり、キャンプ本をもう1冊読んでみることに。
今回、手に取ったのがコチラ!
タイトル | こまかいことを気にしない へたキャン入門 |
著者 | じゅんいちダビットソン(芸人・キャンパー) |
出版社 | 主婦の友社 |
初版発行年月日 | 2021年6月30日 |
全ページがカラーで、写真もふんだんに用いられた本書。
「キャンプをするにあたり、カタチから入りたいけど、そのカタチの1例を知りたい」という方には、うってつけの書籍かと思います。
本記事では、本書の内容をおおまかに紹介させていただきます。
本書のテイスト
前述のとおり、カラー写真がふんだんに使われ、コミカルなセリフがふきだしで表示されるなど、ポップな感じがします。
本記事冒頭でふれたヒロシの「大人のソロキャンプ入門」が『モノクロ写真と文章のシブい読み物』とするならば、本書はまさしく『ムック本(雑誌と書籍の中間)』のよう。
(どちらが優れている、という話ではなく、本のテイストが異なるという話です)
本書の内容
本書の表紙には、下記のように収載内容が紹介されています。
・火の確保の方法
・水の確保の方法
・キャンプメシの絶品レシピ(メシ炊きから鰹の藁焼き等々)
・寝方
・遊び方
・うまい酒の飲み方
本書では、上記以外にも著者をケース事例とした記事が載っています。
記事の中には、著者の経験談としてキャッチーな内容のものも……
・キャンプギア(用品)の紹介
・1泊2日のキャンプのスケジュール
・テント(3種!)、タープ、ハンモックの貼り方
・火おこしから熾火までの、焚き火の育て方
・著者オススメの入浴方法「ドラム缶風呂」
・寝袋が一夜で溶けた話
・キャンプ場に落ちている「枝」の使い方
・キャンプ芸人の集まり「焚き火会」にまつわる小話
などなど……
キャンプは「いつ」「どこで」行う?
本書の中で、「じゅんいち(著者)にオフシーズンはない」と述べています。
つまり、春夏秋冬、いつのキャンプも楽しめる、ということです。
ただ、場所やタイミングには、それぞれに魅力的なコト、注意すべきコトがあります。
その長所・短所を確認しておきましょう。
いつ?
シーズン | 魅力 | 注意事項 |
春 | ・暖かく快適に過ごせる | ・GW頃からキャンプ場が混み始める |
・気候がいいのでビールがうまい | ||
夏 | ・暑いからビールがなおうまい | ・春よりさらに人が多く、虫も多い |
・高原キャンプは快適に過ごせる | ||
秋 | ・涼しくて焚き火が気持ちいい | ・油断して軽装で行くと急に冷えてビビる |
・紅葉などの風景がきれい | ||
冬 | ・空気が澄んで景色・星がきれいに見える | ・寒さ対策で装備が増え、大荷物になる |
・雪が降ると楽しい。雪見酒も趣きがある |
どこで?
場所 | 魅力 | 注意事項 |
森林 | ・木々が日差し・風をさえぎってくれる | |
・木が人と人の目隠しになってくれる場合も | ||
湖畔 | ・景観が良く、気分がいい | |
・カヌー遊びなどができる | ||
河川 | ・水の流れる様子・音に癒される | |
・水遊びや釣りなどができる | ||
高原 | ・空が開けているので星空がきれいに見える | ・さえぎるものが無く、風の影響を受けやすい |
海 | ・青い海に砂浜。最高の景色を楽しめる | ・強風・奈美・日差しなどに注意が必要 |
キャンプギア(キャンプの装備)はどこで買うの?
キャンプに必要なアイテムは、種類も多いし、どこで購入するか悩ましいものです。
本書では、専門ショップ以外で、キャンプ用品を購入できるお店が紹介されています。
ネットショップ
インターネット通販なので、アイテムの選択肢が幅広く、価格帯も激安からプレミア物まで揃っています。
Amazonのような大手通販サイトはもちろん、海外の通販サイトを利用することで、廉価品から日本ではあまり使用されていないマニアックな一品を手に入れることができます。
ただし、(特に海外サイトは)リスクを伴うので、そこは自己責任です。
オークションサイト
著者が、海外のヴィンテージギアを揃えるのに、よく利用するのがこの方法。
日本語のサイトで、海外で出品された商品を変えるサイト「セカイモン」が紹介されています。
アウトドアショップ
商品の実物を見たり、店員さんに相談できる。
「初心者にオススメ」とのこと。
軍払いショップ
軍隊の放出品(払下げ品)が販売されているお店のこと。
ミリタリーデザインからくる無骨さ・シンプルさが魅力。
ただ、日本全国にまんべんなく、この種のお店があるわけではないと思われる(この一行はブログ主の見解)。
100均ショップ
焼き網や着火剤などの消耗品は100円均一のお店で十分。
最近は、「アウトドア」コーナーができていたりする。
ただし、100均のシェラカップやクッカーの中には、直火に掛けられないものもある。
購入の際は、会計前に注意事項を確認しましょう。
じゅんダビ(著者)のソロキャンプギア
それでは、本著で紹介されている、2021年の著者のキャンプギアを見てみましょう。
寝る道具
品名 | ブランド・型番 |
前室つきのドームテント | ogawa「ステイシーST-Ⅱ」 |
冬用の寝袋(季節によって種類は変わる) | イスカ「エアドライ860」 |
折りたたみ式のマット | キャンプスタッグ「EVAフォームマット」 |
工具&照明
品名 | ブランド・型番 |
ノコギリ | シルキー「ポケットボーイズ万能目170」 |
LEDランタン | Glory Pro |
ハンマー | MSR「ステイクハンマー」 |
オイルランタン | フュアハンド「ベイビーズスペシャル276ジンク」 |
くつろぐ道具
品名 | ブランド・型番 |
ウッドチェア | BUNDOK「ロースタイルチェアBAMBOOブラック」 |
ウッドテーブル | 雑貨店で購入 |
食べる道具
品名 | ブランド・型番 |
風防つきの焚き火台 | SPORTES Outdoor Tools「ファイヤーウォール プラスウィンドブレード」 |
鉄板 | NO.164「ソロ用鉄板セット【独焼鉄板3.2mm】 |
薪割りで使うアウトドアナイフ | 池内刃物「みかじきや村Raccoonバトニングナイフ120」 |
クーラーボックス | PELICAN「20QT Elite クーラー」 |
クッカーセット | プリムス |
シングルバーナー | スノーピーク「ギガパワーストーブ 地オート」 |
作業用のミニテーブル | SOTO「フィールドホッパーST-630」 |
カッティングボード | |
折りたたみ式の箸 | |
調理用のナイフ | オピネル「ステンレススチール#9」 |
シェラカップ | FIRESIDE「コッパーシェエラカップ300」 |
火吹き棒 | |
ロシア製のケトル | ローザベトロフ「ケトル1.7L」 |
おわりに
じゅんいちダビッドソン・著「こまかいことを気にしない へたキャン入門」を簡単ですが、ご紹介いたしました。
キャンプのテクニック紹介から、ハマってからの楽しみ方(の一例)をたっぷりと教えてくれる1冊になっています。
この本を片手に山に海に繰り出すのもいいですね。
ブログ主は、読後にさっそく野外でお酒が飲みたくなってきたのでした……
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
関連記事(アウトドアの本)




コメント