モノの整理整頓は好きな佐々井です。
今回、御紹介する書籍は李家幽竹さん著・「運が良くなる風水収納&整理術」です。
風水の視点で見た「整理整頓」について本にされています。
それでは、その内容について御紹介していきます。
そもそも「風水」ってなに?
まず、最初に「そもそも風水とは?」について紹介していきますね。
李家幽竹さんの学ばれた風水:李朝風水
「風水」とは「運が良くなるマニュアル」のこと。
そして、「運は環境(衣・食・住・行動)」で決まる、という考え方です。
李家幽竹さんが学ばれたのが、韓国で発展した「李朝風水」。
「風水」は、古の中国で創設・発展した環境・地理学。
その風水が中国から韓国に伝わり、国土が狭い韓国で、その独自性にあわせて発展しました。
具体的には、インテリアなどの身近なところから風水理論を実践するのが韓国の「李朝風水」です。
「陰陽」と「五行」
「風水」に関するイラストで有名なのが、上のイラスの太極図。
風水の代表的な考え方「陰陽」を表したものです。
簡単に説明すると、「陰=冷たい物、暗い物、古い物」、「陽=熱い物、明るい物、新しい物」を意味します。
この「陰」と「陽」が、上のイラストの白黒模様のようにバランスが整っていることが理想とされています。
また、「風水」では「五行説」も主な考え方として有名です。
全てのものは、「木」「火」「土」「金」「水」の5つの属性のどれかに属しており、その属性によって、相性の良し悪しが設定されています。
風水では、この相性の良し悪しをベースに、物事の吉凶を考えていくのです。
こちらの図の外側の輪(矢印)は、各属性の相性の良さを表しています。
「木と火」「火と土」「土と金」「金と水」「水と木」は相性がいいということです。
逆に、相性のある差もあります。
上の図の内側の五芒星(星形)が、そうです。
「木と土」「火と金」「土と水」「金と木」「水と火」は相性が悪いとされています。
風水的整理整頓術「不要なものは捨てる」
さて、まず本書籍の冒頭で「運のいい人になるポイントは、捨て方の上手い人になること」と述べられています。
「物を捨てる」ことは「悪運を捨てる」こと。
「物が捨てらない人」は「悪運を捨てられない人」ということです。
使わない物があふれている家は、前項で紹介した「陰」の気が滞ります。
「陰の気=陰気」は「陽気」の反対語。
語感のとおり、陰気が滞る家は、暗い、晴れ晴れとしない家です。
これでは、良い運もめぐってきませんね。
さて、本書籍では、「不要な物・使わない物の具体的な捨て方のテクニック」が紹介されています。
例えば、別れた恋人の写真をいつまでも持っていると、新しい出会いの妨げになる、とのことです。
この場合、別れた恋人が写った写真は、2つ折りにしたり、複数枚ある時は、写っている面同士を合わせて捨てるとよいそうです。
本書で紹介されているテクニックを使って、溜めていた不要な物と一緒に、こもった陰気も捨ててしまいましょう!
風水的整理整頓術「『五行』から見た収納」
風水の五行説で、万物は「木・火・土・金・水」の5つの属性のいずれかの属していることは、前項で紹介しました。
本書では、家に収納されている物の属性を具体的に紹介してあり、属性同士の相性を考えた収納方法も紹介されています。
例えば、「火の属性」と「水の属性」は相性が悪いので組み合わせないこと、など。
具体的には、「水属性」のシンクの下に、「火属性」の食品や調味料を置かない方が良い、など。
収納術の紹介として、本書では下記の4ジャンルに分かれています。
微に入り細に入り、風水視線で家じゅうの収納術について紹介されています。
「運が溜まる衣類収納」
「金運を高めるキッチン収納」
「その他の家中の収納」
「願い別の収納術Q&A」
この具体的な内容については、本書を手に取って確認いただければ、と思います。
風水的整理整頓術「日頃のおそうじ」
本書では、「物の収納」のみならず、「掃除の方法について」も紹介されています。
風水でも、掃除をすることでキレイな家に、良い運が流れ込んでくると考えられています。
玄関、水まわり、キッチン、リビング、寝室・・・
紹介されている掃除の方法じたいは一般的な方法ですが、風水的な視点から見て「こういう意味を持つ掃除ですよ」という解説がなされています。
いつも行っている掃除に、風水的にも良いことだと教えてもらうと、よりいっそう掃除に身が入るというものです。
おわりに
ここまで「運がよくなる風水収納&整理術」について御紹介いたしました。
本書には、風水からみた不用品の捨て方、収納術や掃除方法に加え、「年ごとの吉方位」のコーナーもあります。
「財布の寿命は3年です」といった、五行の属性以外の話も掲載されています。
「なぜ財布の寿命は3年なのか?」という疑問に対する説明はされていないので、「李家さんが学ばれた李朝風水では、こうなんだな」というスタンスで読むのがいいのかもしれません。
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
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