この記事では、「掃除」という行為の段取りをまとめていきます。
掃除と言っても、いろいろジャンルが分かれているように思えます。
それは、「清掃」と「整理」と「整頓」です。
「清掃」は、あきらかな「ゴミ」と捨てたり、汚れを取ったりする作業。
「整理」は、今の自分に必要なモノかどうか、の判断。
「整頓」は、今の自分に必要なモノを「所定の場所に格納」する作業。
といった具合でしょう。
それでは、具体的な「掃除の進め方」を説明していきます。
清掃.ゴミを捨てる・汚れを落とす
まずは、「あきらかなゴミを捨てる・汚れを落とす」から始めましょう。
・掃除機をかける
・風呂桶の湯垢を取る
・キッチンの隅に集めていた生ゴミをゴミ袋にまとめる
・ゴミを集め、分別して、市区町村のゴミ収集の日に出す
いわゆる「汚部屋」にならないよう週1回は、こういった掃除をしたいものです。
思い立った時、腰を上げたときにササッとするのがいいですね。
「あとで~」と言ってるとズルズルやらないまま・・・ってよくありますね。
また、同じ掃除でも、年に1回「掃除をするゾ!」と気合を入れて行うものもありますね。
・コンロのフィルターを交換する
・換気扇を洗う
・網戸を洗う
・電灯の笠を磨く
・キッチンや窓枠のカビを取る
さて、佐々井家では、「年末の大掃除」が「中掃除」ぐらいですんでます。
掃除をするタイミングを年に何回かに分けて行っているからです。
年末の寒い日だと、手がかじかんだり、掃除に使う水が冷たかったりと掃除がしにくいことがあります。
その点、よく晴れた5月連休や夏場に掃除をするようにすると体が動きやすいので楽です。
また、水を使った掃除をした後の乾きが早く済むのもメリットですね。
整理-1.「とりあえず保管」していたモノを見直す。
次は、「モノを減らす」ことに取りかかります。
モノの要・不要の判断といえば、「断捨離」という言葉が、近年、人々の間に定着したような気がします。
山下英子さんが提唱し、広めた「モノ・ヒト・コトの整理術」ですね。
モノ・ヒト・コトとの関りや保有を見直し、「断つ」「捨てる」「離れる」ことで、本当に必要なモノ・ヒト・コトと付き合っていく方法のことだと理解しております。
「コンマリ」こと、近藤麻理恵さんも、「ときめかないモノは捨てる」ことで、ときめくものに囲まれて快適に過ごすことを提唱されています。
さて、「清掃」を行って、あきらかなゴミを片付けても、部屋がごちゃごちゃすることは多々あると思います。
それは、「とりあえず保管」するモノが溜まっているからです。
「とりあえず~」なモノは3種類あると思います。
1.ゴミとして処分するのに手間がかかるモノ(粗大ごみ等)
2.「使うかもしれない」「捨てていいかわからない」など判断を保留していたモノ
3.不要とは思ってても、「まだ使える」「思い出」として残しているモノ
大ごみなどは、エイヤッ!と気合を入れて処分
もう、これは気合です。
捨ててみれば、「なんで今まで捨てなかったんだろう!」と気分が晴れること間違いなし!
判断を保留していたものについては、「いるBOX」か「いらないかBOX」、「様子見BOX」を作り、3分割する
3種類のBOXのうち、「様子見BOX」は、処分するか悩むモノを入れて「もう捨てて無いもの」として様子を見る箱です。
1~3か月くらい過ごしてみて、存在を思い出さないようであれば、そのモノは処分してよいのではないでしょうか。
3の扱い方は次の項で紹介します。
整理-2.もったいない・思い出のアイテムの手放し方
・不要とは思ってても、「まだ使える」「思い出」として残しているモノ
例えば、景品で当たったけど使っていない家電、いろんなところから貰って持て余している文具、家族旅行で買ったデカイ置物、子どもが幼いころに作った造形物などなど。
こういったものは、「ゴミ」として無造作に捨てるのは「忍びない・・・」ものですよね。
こういったモノの手放し方を提案させていただきます。
まだ使用できるものはリサイクルショップ・メルカリなどの再販売を行うサービスで買い取ってもらう
「捨てる」のではなく、次に購入する人に「使い続けられていく」という意味で、腹落ちする手放し方ではないでしょうか。
僅かなりとも現金が手に入るというメリットもあります。
(コロナ前であれば、フリーマーケットやバザーに出す、という方法もあったのですが・・・)
発展途上国等への寄付をしている団体に寄付をする
こちらの方法は現金を得ることはなく、寄付物品の宅急便料金などの費用負担が発生することもあります。
しかし、「慈善事業に寄与する」という充実感が得られますし、寄付先がある程度明確であるため、「次に使ってもらえる」イメージも湧きやすいですね。
なお、寄付できる物品の条件をよく確認し、寄付を行いましょう。
知人・友人・親戚などの欲しがっている人にあげる
この方法だと収益も費用も発生しないと思いますが、モノを渡すことで喜んでくれる顔が見られるのは、譲渡する側のこちら側もうれしくなるものです。
なお、同居の家族にあげるのもアリだとは思いますが、「世帯単位での片付け」にはならないので、あまりお勧めではありません。
市場価値がなく、引き取り手もないモノは「手放し方」に一手間かける
子どもが小さいときに作った造形物や作文や手紙などは、ただ、ゴミ袋に突っ込んで「捨てる」のは忍びないですね。
また、思い入れのある、ぬいぐるみや思い出の小物などもそうですね。
こういう場合は、一手間かけて心穏やかに手放す方法を考えてみては、と思います。
・古い人形・ぬいぐるみなどは、「人形供養」に出す。
供養を行う団体によっては「置物」なども供養してくれるケースもあります。
・写真や手紙、子ども達の小さかった頃の作品などは、写真を撮って、丁寧にたたんで袋に入れて捨てる。
写真を撮る、という方法は「いらないデータが増える」という意見の方もいらっしゃると思います。
しかし、私的にはお薦めです。
「写真でいつでも見返せることができる」という一種の安心感が生まれますし、実際そうなのですから。
整頓.モノの定位置を決めてあげる
さて、「整理」の結果、必要なモノとして残ったものの格納場所を決めてあげましょう。
格納場所を決めないと、また部屋が雑然と散らかってしまいます。
その時その時でモノを置く場所が異なれば、「あれはどこだっけ?」という状況が頻発まちがなし!
せっかく「清掃」「整理」したのに、ストレスが溜まってしまいます。
あなたが「必要」と思ったお気に入りのモノたちに「家」を与えてあげましょう。
また、「整頓」の時に、モノをギチギチに仕舞わないようにしましょう。
本でもそうですが、本棚にぎっちり本を詰めると、あとから取り出しにくくなります。
また、一度取り出した本が本棚に戻しにくくなり、結局床などにおいて部屋が散らかることになります。
「整頓」は、今後、モノがまた増えるかもしれないことを考慮し、余白を持たせた格納をおすすめします。
佐々井家の状況
佐々井家は、モノを買うことに慎重で、定期的な「要るか・要らないか」の分別整理をしております。
両親が、そのルーティンをしていると、自然と子ども達も自分で「要るか・要らないか」をするようになりました。
そうすると、モノが少なくなり、掃除がしやすくなり、風通しのよいいい環境だと思っています。
上記は、「ミニマリスト」とまではいきませんが、ミニマリストの思想に、ある程度は共感している私の影響だと思います。
その共感のもとは、私の体験からきています。
私は、うつ病真っ盛りの時期から比べると私物が激減しております。
若い頃から買い貯めた漫画・小説等の書籍、ゲーム機とそのソフト、プラモデル、使わなくなったPCの周辺機器・健康器具、思い出として残しておいた雑貨やおもちゃ・カードダス類、着なくなった服、小・中・高の卒業時の文集やもろもろの写真・・・
(イメージ写真)
それらは、全て画像や文書などの電子ファイルとして残すか、捨てるか、売り払いました。
手放すときは、「後悔するかな?」と思ったこともありますが、思いだすことすらあまりないものが大半でした。
モノを手放すことが最盛期の時は、うつ病のピークでしたが、徐々にモノが減っていき、部屋が片付いていくのと同時に心の霧が少し晴れるような気がしました。
(サーッと霧が晴れて心が軽やかになれば劇的な変化だったのでしょうが、そこまではいきませんでしたが・・・)
(イメージ)
心の乱れは、部屋に現れる。
その言葉の一端に触れることができた体験でした。
掃除やモノの整理について、また思いついたこと、気づいたことがあれば、記事にしていこうと思っております。
ここまでのご高覧ありがとうございました!
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