こんにちは。佐々井です。今回は「写経」に挑戦しました。
さて、昨今、世間で認知されてきた「マインドフルネス」。
「マインドフルネス」とは、「今」「この瞬間」を感じることによって、さまざまな感情や考えを一時的にでも手放す=「癒し」や「平常心」を得ることです。
「マインドフルネス」は、「瞑想」や「仏教の『禅』」とも通ずることがあると、このブログでも紹介したことがあります。
さて、本記事で紹介するのは「写経」です。
「文字を1字、1字、集中して書く」という「マインドフルネス」です。
「宗教とかの話はちょっと・・・」という方、いらっしゃいますか?
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本記事でお伝えしたいのは、「文字を1字、1字、集中して書く」ことは「心地よい」ということなのです。
宗教的(仏教的)な箇所は読み飛ばしていただいていいので、ちょっと目を通していただけないでしょうか。
なお、ブログ主は宗教的感覚は、「神道+仏教+クリスマスも祝うよ~ハロウィンは微妙派」
なので、仏教的な観点から間違っていることを書いてあるかもしれませんが、ご容赦ください。
「文字を1字、1字、集中して書くマインドフルネス」とは
文字どおりですね。
「なにかの文章を1字、1字、丁寧に集中して書く」だけです。
端的に言うと、儀式的なモノや手順は、いっさい要らないです。
用意するのは、紙、ペン、お手本となるもの。
お手本となるものは、例えば「好きな歌の歌詞」や「好きな詩」でいいんです。
自分が、「書いていて苦にならないもの」なら、なんでも。
「写経」になると、ここが「お経」になるだけなんです。
書く道具も、毛筆でも硬筆(ボールペンやシャーペン、鉛筆など)のどちらでもいいんです。
「写経」というと、イメージ的に毛筆になりますが、「毛の先にまで意識を集中する」という集中具合を追求すると毛筆の方がいいのかもしれません。
紙だって、なんなら「チラシの裏」でいいんです。
ノート、メモ帳、コピー用紙、原稿用紙、半紙、なんでもいいですよ。
無理のない範囲で準備しましょう。
繰り返しますが、やることは、「お手本をもとに、紙に向かって書き写すだけ時間を過ごす」だけです。
「文字を書くこと」に没頭し、それ以外の感情や考えを頭の中から、(一時的にでも)退いてもらいましょう。
「文字を1字、1字、集中して書くマインドフルネス」の実際のやり方
では、もう少し具体的に(?)やり方を説明します。
【1】
何分でもいいから、「マインドフルネス」だけに取り組む時間を取ります。
【2】
お手本、紙、ペンを用意します。
「消しゴムなどの修正用具」は必要ありません。
【3】
お手本を見ながら、紙に向かい、1字、1字、丁寧に書き写します。
字を間違えたら、取り消し線を引いて、その間違えた字の横に書き直すのもいいでしょう。
消しゴムなどで「消す」のもいいですが、「書く」に集中するため、修正用具は使わなくてもよいと思います。
書いた紙は、誰かに見せるものでもないので。
【4】
書き終わったら、「マインドフルネス」も終了です。
ブログ主がやってみた「写経」(仏教的な要素があり。でも「なんちゃって風」)
さて、ここからは、実際にブログ主が「写経」として、「文字を書くマインドフルネス」をやってみたことを記事にしていきます。
【用意したもの】
「般若心経」のお手本、半紙(習字用)、100均の筆ペン
【手順】
今回は、ほぼ我流で「合掌・一礼→書き写す→合掌・一礼」。
極論、合掌も絶対必要なモノじゃないのかもなぁ、と思います。
仏教的な「功徳」やらを求めなければ、「書き写す」だけでも「自分とは向き合える」と思いますよ。
なお、仏教でも各宗派で、いろいろ手順が異なるようです。
「本式に」「本格的に」という方は、各宗派のホームページなどで確認されるとよいと思います。
ちなみに、親しくさせていただいている御住職の曹洞宗の写経についてのHPはこちら。
また、書き写すお経も「般若心経」以外にもいろいろあります。
宗派によっては、用いる経典が異なる場合もあります。
(般若心経を用いない宗派もあったりします)
【所要時間】
計測し忘れた(途中で、妻から買い物頼まれたりした・・・)
20~30分くらい?
【実際に写経したもの】
こんなにクセ字というか、上手じゃない字でも、書き写すことが大事なんだよ、という意味でWeb上にさらします(笑)
字も間違えてますし、「祈願」の内容も、バリバリの俗世の欲望です。それでもいいんです(多分)
おわりに(「書く」ことの効果について)
「文字を1字、1字、集中して書くマインドフルネス」、いかがだったでしょうか。
今すぐにでも、できることかと思います。
(お手本になるものを探す時間がいるくらい?)
いざ、やってみると「ゾーンに入る」ような感覚になることがあります。
私的には、これこそが「今に集中できている状態」なのかな、と思います。
「手軽に」「ゾーンに入り」「雑念が消える」という効果、感じられます。
また、書き写す対象が、「適度に文字数がある」「難しい漢字があるなど、なおさら集中が必要な要素がある」と、「ゾーンに入りやすい」と思います。
そういう意味では、「般若心経」は「適度に多い文字数」「画数が多い漢字がある」という「集中できる」条件がそろっているのかな、と。
仏教に抵抗がなければ、「般若心経」おすすめです。
「写経」用に、ペンでなぞるだけの「般若心経」シートも市販されています。
そちらを活用されてもいいかもしれませんね。
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
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