【鳥取県米子市】蝉丸神社にお参りしてきた【平安時代のアーティスト・蝉丸の終焉の地】

山陰遊覧記

平安時代の歌人・琵琶の名手として名高い蝉丸。

夢枕獏先生の小説「陰陽師」にも登場していますね。

百人一首「これやこの 行くも帰るも別れては 知るも知らぬも 逢坂の関」でもおなじみですね。

 

その蝉丸が終焉の刻を迎え、その地で神として祀られたという伝承が残る神社があります。

それが、鳥取県米子市の「蝉丸神社」です。

2022年8月27日に、ブログ主がお参りできたので、御紹介させていただきます。

 

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蝉丸神社について(御由緒・御祭神・御利益)

蝉丸神社の御祭神は、その名の通り平安時代の歌人・蝉丸

御利益は、芸事上達と思いきや、意外にも「疫病退散」。

米子市のHPによると、蝉丸は、現在の米子市で最期を迎えた時、看取ってくれた親切な住人に「祠を建ててくれたら、お礼に病気から住民の皆さまを守ろう」と残したそうです。

その言葉から、住民が今の「蝉丸神社」が建立したのでした。

公式サイト 米子市HP:https://www.city.yonago.lg.jp/9529.htm
住所 鳥取県米子市博労町3丁目149
ジャンル 神社
アクセス JR境線「富士見町」駅から徒歩で2分程度
駐車場 あり。無料1台程度
トイレ なし

 

 

蝉丸神社の風景

2022年8月27日、秋の気配もある青空の下、参拝へ。

駐車場

米子工業高校に近い住宅地の中に鎮座する「蝉丸神社」。

「鳥居」に向かって右側に駐車スペースと思われる空きスペースがあります。

そんなに広い空間ではなく、駐車は1台分ぐらいかと。

また、神社へのアクセスも車1台分の道の箇所があります。ご注意ください。

 

鳥居

「鳥居」前にて一拝。

 

なお、「鳥居」の左側の空間(道)は、奥側にある民家の為の道なので、塞がないようにしましょう。

 

手水舎

「鳥居」の袂にある「手水舎」。

水が溜められるよう、くりぬかれた岩だけで、水道などのはなさそうです。

 

参道

コンクリートで舗装されている参道の脇は、雑草が高く茂っていました。

 

「拝殿」前も、緑が濃く、木漏れ日も心地よい空間でした。

 

お出迎えいただいた「狛犬」さん一対。

「鳥居」や「参道」脇の印象より、思ったより若めの「狛犬」さん。

 

拝殿

「拝殿」に到着。

二拝二拍手一拝で、蝉丸法師に御挨拶。

 

本殿

「弊殿」での御挨拶後、「本殿」を時計回りに一周します。

まず、「拝殿」の後方に「本殿」が鎮座しています。一拝。

 

かつての子ども達の憩い場・遊具(跡?)

境内には、今は錆びついている子どもの遊具が散見されます。

雑草が深く、錆びつきも目立つため、今は使用されていないのでしょうか。

往時は、神社近隣の子ども達が遊んでいた情景が浮かびます。諸行無常……

 

まずは、滑り台。

 

こちらは、高低2段階の鉄棒。

 

最後に、ブランコ。

 

 

おわりに

鳥取県米子市の「蝉丸神社」について紹介させていただきました。

夢枕獏先生の小説「陰陽師」をブログ主は読んだこともあり、かの蝉丸法師を祀った神社に参れたとは、感無量でした。

御神徳は「疫病退散」すが、蝉丸法師を祀っているとのことから、思わず「当ブログ・Youtubeの発信力(芸事)上達」を願ってしまいました。

 

ここまでの御高覧、ありがとうございました!

 

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