大山町の田園地帯に小さな森と社が鎮座しています。
マムシ・毒虫除けの御利益があるという「唐王神社(とうのうじんじゃ)」です。
今でこそ、都市部にはマムシや毒虫はいないかもしれませんが、「悪い虫」というものは、女性にとって変な男性、男性にとって変な女性も「悪い虫」なのかも……
2022年6月23日にお参りいたしまたので、ご紹介いたします。
唐王神社について
唐王神社の御祭神は、須勢理毘売命(すせりひめのみこと)。
国造り神話の大国主命(おおくにぬしのみこと・大黒様)の妻神です。
伝説では、須勢理毘売命が葬られた地が、ここ唐王神社の地だと言います。
また、須勢理毘売命の父神・素盞鳴命(すさのおのみこと)が、大国主命にイジワル(毒蛇やムカデや蜂の試練)を仕掛けた際に、イジワルの解決策を大国主に須勢理毘売命がそっと教えたという伝説から、毒蛇・毒虫除けの御利益があるとされています。
公式サイト1 | https://www.kojinazo.net/kodai-izumo/tounou-jinja/tounou-index.html |
公式サイト2 | 大山観光局:https://tourismdaisen.com/spot/8/ |
住所 | 鳥取県西伯郡大山町唐王725 |
ジャンル | 神社 |
アクセス | JR「米子」駅から車で30分程度 |
駐車場 | 5台程度あり。無料。 |
トイレ | あり(唐王多目的研修集会施設と共用) |
唐王神社の風景
2022年6月23日、昼。天候は晴れ。
鳥取県中部方面への所要終了後、唐王神社にお参りして米子市に帰ることに。
駐車場
神社の境内・参道の向かいに「駐車場」はあります。
家屋があったり、舗装はされていませんが、神社に掲げられている案内図によると、こちらが駐車場で間違いないようです。
神社境内へ
車を「駐車場」に停め、神社境内へ。
田園と家屋の中に、すっぽり森があるような格好です。
手水舎
水道の蛇口がそのまま「手水」として設置されています。
口と手をお浄めしましょう。
鳥居
口と手をお浄めしたので、参拝に向かいます。
「鳥居」の左右に、年季の入った「狛犬」さん1対が見守っています。
一拝。さぁ、境内へ。
拝殿
「鳥居」をくぐると、「拝殿」が見えます。
「鳥居」と「拝殿」の間で神域を守り続けている「狛犬」さん2対。
「鳥居」そばの「狛犬」さんよりは新顔さんみたいです。
「拝殿」に到着。
二拝二拍手一拝。神様に御挨拶。
唐王神社・虫除けのお守り
「拝殿」の賽銭箱のわきに「お守り」が入ったBOXがありました。
唐王神社の玉垣の砂を袋に入れ、御祈祷されたものだそうです。
毒蛇・毒虫・毒人間(!?)除けにどうぞ。
「お守り」を拝受する際は、御賽銭を忘れずに。
BOXを開けた際の写真。中には袋に小分けされた御守の砂が。
本殿
「拝殿」の後ろに建てられている「本殿」。
「本殿」の基部には、「毒虫除けの砂」を自由に採れるところが!
(娘に変な虫がつきそうになったら、いただきに来ようかな……)
神楽殿
「拝殿」の隣には「神楽殿」がたっています。
神楽を舞うには狭そうな気もします。
唐王自然公園
神社の境内は、「唐王自然公園」として、地域の公園になっているようです。
鉄棒とベンチ。
ジャングルジムとブランコ、とシンプルな構成。
トイレ(唐王多目的研修集会施設)
トイレは、下の写真に写っている民家のような建物にあります。
玄関に「唐王多目的研修集会施設」と看板があります。公民館みたいなものかな?
おわりに
「唐王神社」について紹介させていただきました。
境内が公園になっていることから、地域に根差した神社であることも感じられました。
かつ日本神話の重要人物にまつわる御由緒がある神社ということから、威厳のようなものも感じました。
庶民性と権威的な威厳。
相反するようなものを同時に感じる、不思議な神社でした。
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
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