あの世とこの世の境い目「黄泉比良坂」にほど近い神社。
それが「揖屋神社」。
黄泉比良坂の伝説に出てくる女神・イザナミを祀った神社です。
この記事では、その揖屋神社についてご紹介します。
揖屋神社について(御由緒・御祭神・位置情報など)
御由緒・御祭神
出雲の国造り神話に出てくる神様直轄の神社である揖屋神社。
創建は古く、日本書紀に『言屋社(いふや)』、出雲国風土記に『伊布夜社(いふややしろ)』と言う名で登場します。
主な御祭神は、伊邪那美命(いざなみのみこと)。
またなの名を「黄泉津大神(よもつおおかみ)」といいます。
「黄泉比良坂」の紹介記事で掲載したとおり、夫神のイザナギと夫婦喧嘩をした神様です。
その神話のエピソードから「夫婦喧嘩の神」のように思えますが、そうではありません。
神話において夫婦喧嘩なったのは、夫婦の間で行き違いがあったため。
もともと、伊邪那岐とイザナミは仲睦まじく、夫婦円満だったのです。
そのことから、夫婦仲をとりもつ神様であらせられます。
また、お産の産後が悪くて亡くなった、というエピソードから「女性の守り神」なのです。
女性の諸病にもご利益があると言います。
位置などの情報

| 公式サイト | https://iya-jinja.jp/ |
| 住所 | 島根県松江市東出雲町揖屋2229 |
| ジャンル | 神社 |
| アクセス | JR西日本・山陰線「揖屋」駅から自動車で約5分 |
| 駐車場 | あり |
| トイレ | あり |
揖屋神社の風景
2026年2月1日(日)、少雨。
黄泉比良坂を訪れたのち、揖屋神社に参拝へ。
駐車場
車が6台ほど停められる参拝者用駐車場が備えられています。
こちらに車を停め、いざ参拝へ。

鳥居・社碑・手水舎・中門
鳥居をくぐり、いざ境内へ……と思いきや、鳥居が封鎖されています!
「鳥居倒壊の恐れあり!立入禁止!」
2026年1月6日の鳥取・島根で最大震度5強を観測した地震の影響でしょうか。
ともかく、参拝者用駐車場脇の側道から参拝することに。

社務所
鳥居~中門は封鎖されていましたが、側道から境内に入ります。
中門脇には、立派な社務所が構えられていました。
広々とした境内をふらりと歩きながら、拝殿へ進みます。

拝殿
しっかりと荘厳な拝殿。
日本始祖の妻神・黄泉津大神に御挨拶をしましょう。

二拝二拍手一拝。
拝殿中央には鏡がそなえられています。
『日ごろの己の行いを、鏡を見るように見つめ直せ』、ということでしょうか。

本殿と境内社
拝殿の裏の本殿を拝見させていただきます。
いやはや、荘厳荘厳。
本殿内の造りが、出雲大社とは逆に左から右に向かっているそうですが、中は確認できず。

本殿の左右には、それぞれ境内社が控えています。
向かって右が「韓国伊太氏神社(からくにいたて神社)」。
左が「美穂津姫神社(みほつひめ神社)」。
本殿と一緒にお参りしましょう。

境内社
拝殿・本殿の向かい側には、境内社が並んでいます。
こちらもお参りしましょう。

まず、社務所の左隣に「恵比須神社」。

恵比須神社の左隣は、社はありませんが、藁でできた大蛇の首が!
神事に用いられるものでしょう。


大蛇の首の左隣は、ご神木の「椎(しい)の木」。
樹齢は600年。江戸時代からの巨木を見上げてみましょう。

椎の木をの左隣には、「荒神社と大蛇神(チイナマイト)」。
荒神社の御祭神はスサノオノミコト。大蛇を退治した神様ですね。

荒神社の左隣は「天満宮」が鎮座。
学問の神様・菅原道真公がお祀りされています。

天満宮の左隣には「恵比須神社」。
揖屋神社の境内には、同じ「恵比須」の名を冠したお宮が2社あるのです。
これは、近隣の2地区から「恵比須神社」を移設してきたことが原因だとか。

さて、拝殿の向かって右側に(神楽殿を挟んで)赤い鳥居が。
揖屋神社には、お稲荷様もお祀りしているのです。こちらもお参りしましょう。


「稲荷神社」のお宮は正面と右に2社。
白い狐の小さなおいなり様を愛でながら、二拝二拍手一拝×2社。

稲荷神社の、さらに隣には「火守神社」が鎮座。
こちらは揖屋神社のHPには掲載されていないものの、立看板で案内があります。

社名から察するに、防火の神様でしょうか。二拝二拍手一拝。
この火守神社のお参りで、揖屋神社の社はすべてお参りしたことになります。
おつかれさまでした。

おわりに
島根県松江市東出雲町の「揖屋神社」について紹介させていただきました。
ブログ主、妻帯しておりますが夫婦仲は、睦まじい方かと思っています。
ですが、人間関係というものは変わるもの。
いつまでも、お互いを気遣わねば夫婦仲は取り持てません。
そうした基本的なことについて、思い新たに今日、明日と生きていこう。
日本始祖の神様をお参りして、そう考え直すきっかけになりました。
感謝感謝。
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
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