神社仏閣にお参りしたら、「御朱印」をいただく。
そうした神社参拝の楽しみ方をされる方が増えていると聞きます。
さて、その「御朱印」とは、なんなのか?
今から始めても楽しめるものなの?
そうした方への「御朱印入門書」として最適なコミックエッセイがこちら!
タイトル | 御朱印はじめました 関東の神社 週末開運さんぽ |
著者 | 柴田かおる(イラストレーター) |
出版社 | ダイヤモンド社 |
初版発行年月日 | 2017年1月5日 |
本記事では、本書の内容をおおまかに紹介させていただきます。
あらすじ
旅と散歩が好きなフリーランスのイラストレーターである著者。
ある時、出版社へ持ち掛けた企画が流れるという不運があったり、厄年で先行きが不安だったりしていた著者に、ある企画が舞い込みます。
それは、「御朱印の本を出す」という企画。
御朱印……すなわち神社参拝時にいただける神社のサイン。
それは「神社と参拝者のご縁を証するあかし」です。
日本全国幾万の神社とのご縁の結び方、結ぶ楽しみを紹介しよう、という企画です。
とはいえ、神社の参拝の仕方(二礼二拍手一礼など)も知らなかった著者。
そんな著者が、神社の職員や先輩にいろいろ教えてもらっていき、ひとりで神社参拝(と御朱印をいただく)旅に出かけるまでに成長していきます。
本作では、その一部始終をマンガで紹介されています。
本作の収載内容
「あらすじ」のとおり、神社に関する知識のなかった著者が、いろいろ学んでいく過程をなぞったコミックになっています。
そのため、神社の基本からていねいに収載されています。
その収載内容をおおまかに紹介すると、こちらになります。
・御朱印とはなにか
・御朱印の見方
・神社参拝の作法(鳥居のくぐり方、手水舎での身の浄め方、祈り方)
・神社の建物の名称と、その説明
・お賽銭の金額について
・御朱印のいただき方
・神社での取材時の装備
また、実際に著者が参拝し、御朱印をいただいた神社の紹介・取材時のエピソードも豊富に収録されています。
紹介されている神社
本書で紹介されている主な神社を列挙させていただきます。
ここに挙げさせていただいたのは、本書の目次で挙げられている社で、それ以外の社もエピソードに出てきます。
東京都
神田神社(神田明神)
東京大神宮
日枝神社
松島神社
烏森神社
愛宕神社
芝大神宮
上神明天祖神社
氷川神社・気象神社
鳩森八幡神社
羽田神社
神奈川県
箱根神社・九頭龍神社
葛原岡神社
銭洗弁財天宇賀福神社
佐助稲荷神社
鶴岡八幡宮
御霊神社
江島神社
龍口明神社
埼玉県
三峯神社
秩父神社
聖神社
寶登山神社
栃木県
日光二荒山神社
日光東照宮
滝尾神社
神橋(日光二荒山神社の一部)
古峯神社
御朱印集めを行う際の注意点
最後に、御朱印集めを行う際に、注意すべき点も本書で紹介されています。
こちらも列挙させていただきます。
・御朱印はスタンプラリーではない。敬意をもって取り扱いましょう
・御朱印をいただくのは、社務所の時間内で
・境内で騒いだり、歩きスマホなど、他の方に迷惑をかけない
・境内では、できるだけ脱帽する
・参道の真ん中を歩かない
おわりに
柴田かおる・著「御朱印はじめました 関東の神社 週末開運さんぽ」を簡単ですが、ご紹介いたしました。
「御朱印集めって、敷居が高い気がする」
「なんだか作法とかが、難しそう」
そう感じている方がいらっしゃるかもしれません。
本書では、そうした方に、こう言ってくれています。
「難しく考えすぎないで」
要は、神様・神社・御朱印に敬意をもって大切に接すればいいのです。
神様とのご縁を深め、そのプロセスをも楽しむ。
それが「御朱印集め」なのでしょう。
ブログ主も、御朱印集めに興味が湧いた1冊でした。
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
コメント