ある時、子どもから「そうめん流しがしたい!」と言われたブログ主。
さっそく、友人宅の裏山の竹をいただくことに。
そうめん流し台、コップと皿、ペン立て……
いろいろと、竹の工作を楽しませていただきました。
さて、そんな「竹」ですが、その供給元の竹林の整備は、とても大変だそう。
竹を融通してくれた友人の手伝いができないかなぁ……と、ノコギリを調達。
(今は亡き義祖父母宅に残されていたノコギリをいただきました)
ただ、ノコギリのケースがなく、両刃がむき出しのまま。
これでは危ないかと思い、100均で買える素材でノコギリケースを作ってみました。
ケースが必要になったノコギリ
義祖父母宅で眠っていた両刃ノコギリ。
多少、サビがあるものの、まだまだ木材をスムーズに切れる代物。
ただし、ノコギリを覆っていた紙ケースは、カビなどでボロボロの状態……
刃渡りは24cm。
両刃で、金属部分の全長は28.5cm。柄は木製。
ケース作製に用意したもの(合計330円)
さっそく、100円均一のお店(ダイソー)に行って、材料を調達。
購入した素材は、下記の3つ。
商品名 | 商品番号 | 購入数 |
合皮はぎれ(ベーシック系)45cm×60cm | 4549131670295 | 1枚(110円) |
片面カシメ打ち具(7mm用・片面カシメ2組及び打ち具1つ) | 4550480013473 | 1袋(110円) |
片面カシメ(7mm用・10組) | 4550480013503 | 1袋(110円) |
上表に加えて必要なもの(下記の7つ)は、家にありました。
・布に使えるボンド
・金づち
・金床(木の端材)
・はさみ
・ものさし・巻き尺
・洗濯ばさみ
・千枚通し
↓こちらが、合皮のはぎれ。
↓こちらが、片面カシメ。
作製手順
それでは、布製ノコギリケースを作っていきましょう。
布の切り出し
まずは、合皮はぎれを、28cm×56cmのサイズに1枚ほど、切り出していきます。
布の貼り合わせ
切り出した布を2つに折って、28cm×28cmの正方形にします。
折り合わせた布は、ボンドで貼り合わせます。(下図は断面図)
生地を二重にして、ノコギリケースの強度を上げる狙いです。
そして、再度2つ折りにし、長い辺の片方を幅1cmで織り込んで接着します(下記の図①)
最後に、三度2つ折りにし、長い辺同士の縁側を接着して、筒状にします(下記の図②)
下の写真は、図の①の接着シーン。
こちらは、図の②の接着シーン。
う~ん、洗濯ばさみが足りなかった……
カシメを打ちこむ
Lの字状にカシメを打ちこんで、布の接着部分の固着を強固にしていきます。
先に完成写真を下↓に掲載しています。
「カシメ」というものは、布に穴をあけて、凸状と凹状の金具で布を挟み、金づちで金具を結合するものです。
まずは、布に、カシメを通す穴をあけます。
穴あけ器具である「ハトメ」が我が家には無かったので、千枚通しで穴をあけます。
(今回は、布の厚みが薄いため、千枚通しでなんとかなりました。)
しっかりと穴をあけていきます。
テーブルや床に穴をあけないよう、作業場には、堅い木材の端材を敷いています。
カシメを生地にセットして……
カシメに打ち具をかぶせて、金づちで叩いていきます。
こまめに、そして打ち具を真っ直ぐに叩かないと、カシメの底部がゆがんだりします。注意!
なんとか、カシメを1つ打てました。
どんどん、カシメを打っていきましょう。
ノコギリが、すっぽり入るのを確認して、完成です!
完成したノコギリケース
刃渡り部分が、すべて格納できるケースができました。
ノコギリがケースから飛び出るのを防止する「ストッパー機能」が付けられませんでしたが……
ひとまず、完成としました。
(ケースがすっぽ抜けることがないよう、運用していこうと思います)
おわりに
100均商品でノコギリのケースをつくってみた、という記事でした。
刃物のケースということで、厚めの生地がいいだろうと「皮」の表示につられて買った商品ですが……
実際は「ポリウレタン・100%」。
少しでも強度を、ということで、全て生地を二重にしてみましたが、実際どこまで持つか?
使用してみて、経過を見ていこうかと思います。
ここまでの御高覧、ありがとうございました。
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