鳥取県境港市と島根県松江市との間に「江島大橋」という大きな橋が架かっています。
かつて、大手自動車メーカーのテレビCMに登場し、「ベタ踏み坂」という名で、一躍有名となった橋です。
2022年3月23日、天候は曇り。
実際に、「ベタ踏み坂」を登って(?)、鳥取県側の岸から対岸の島根県側へ渡ってみましたので、「江島大橋」について紹介させていただきます。
「江島大橋」=「ベタ踏み坂」について
(写真は島根県側の橋入り口付近の案内板。クリックで拡大)
公式サイト | 鳥取県観光連盟HP:https://www.tottori-guide.jp/tourism/tour/view/996 |
住所 | 鳥取県境港市-島根県松江市を繋ぐ橋 |
ジャンル | 自動車道・歩道の橋 |
交通手段 | 自家用車 |
駐車場 | なし(島根県側に駐車場が広いコンビニあり) |
トイレ | なし |
料金 | 通行料なし |
「PCラーメン構造」という建築法で建てられた橋では日本最長の「江島大橋」。
全長は、1,446.2m(約1.5km)。中年男性で、徒歩・片道20分程度かかります。
海面からの高さは、最高44.7m!
勾配は、鳥取県側:5.1%、島根県側:6.1%。
(いわゆる「急勾配」といわれるのは10%以上、という説もあり、江島大橋は、そこまで「急な角度がある坂」ではなさそう)
次からは、鳥取県側から島根県側へ橋を渡る際の風景について紹介していきます。
鳥取県境港市側から徒歩で登ってみる
鳥取県は、境港市側から「ベタ踏み坂」を登っていきまーす。
鳥取県側から見た「ベタ踏み坂」。
約1.5kmある橋が、のたくっている感じがしますね~
橋の登り口には、「自転車は降りて!」の表示が!
某テレビ番組では、自転車で「ベタ踏み坂」を登っていたが、あれは特別許可だったのか?
そして、しれっとロシア語版の標識が・・・(読めない・・・)
さて、いざ対岸の島根県側へ!!
まず、目に入るは、境港市長の筆による橋名。
橋の欄干には、鳥取県の県の鳥・花や、特産品などのイラスト板が飾られています。
徒歩の人には見えるけど、車で走っていると、まず見えないと思います。
「ベタ踏み坂」の頂上へ! 天気は曇りなれど、見晴らし良し!!
「ベタ踏み坂」の最高地点付近には、駐車するスペースはありません。
このため、降車して景色を楽しめないので、ご注意ください。
(景色をじっくり楽しむには、徒歩で橋を登ってください。)
くれぐれも、最高地点付近にある「非常駐車帯」は、非常時以外に車は停めないで!
まずは、最高地点付近にある床に刻まれた、「境港」を中心とする「環日本海」の世界地図。
鳥取県→島根県の歩道と、島根県→鳥取県の歩道の両方にあります。
次に、県境を越えまーす。
県境の表示は、掲示位置が低いため、自動車の車窓からは見えずらいと思います。
最後に、最高地点から見た風景のご紹介!
まずは、北の方角にある鳥取県の境港市市街地・港湾部。
境港市街地から東側に目を移すと、鳥取県西部(米子市、大山)方面の風景。
うっすらとですが、大山(だいせん)の雄姿が拝めました!
橋から見て南の方角には、島根県の安来市方面がぼんやり見えます。
陸地の手前に広がる水面は「中海」という湖です。
西の方へ目を移すと、松江市方面。
松江市の市街地までは見えず、牡丹と薬用ニンジンの栽培で有名な松江市の「大根島」が一望できます。
取材当日は、風が穏やかだったため、帽子が飛ぶようなことはありませんでした。
強風時は、お気を付けください。
島根県松江市側へ下ってみる
橋の最高地点から、坂を下りて島根県側へ移動しましょう。
おおっ!? これは「ブレーキがベタ踏み坂」!?
島根県側の橋の欄干にも、島根県の県の鳥・花や、特産品などのイラスト板が飾られています。
島根県側にも、自治体の長による橋名が。
「市町村の平成の大合併」で松江市と合併した「八束町」の名で記してあります。
島根県松江市側の岸に到着! 片道1.5kmの坂を踏破!
島根県側から見た「ベタ踏み坂」。
橋のたもとから写真を撮ると、「ベタ踏み感」が出ないなぁ・・・
↓本当は、こういう写真を撮りたかったのに・・・
(これは橋の付近にあるコンビニに掲示されていた観光ポスター)
橋を歩いた後は・・・
島根県側の岸には、うなぎの老舗「山美世」(公式サイト)や・・・
クラフトビールやリキュールなどの酒類を売る「大根島醸造所」(オンラインショップ)もあります。
ぜひ、寄っていってください!
おわりに
「ベタ踏み坂」こと「江島大橋」を紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
橋付近の交通量は少なくないので、訪れて写真を撮ったりする際には、交通マナーを順守し、安全に配慮して楽しんでくださいね。
それにしても、「観光ポスターのような写真を自分でも撮ろう!」と意気込んでいた私でしたが、「ベタ踏み坂」の魅力を伝えられる写真を撮ることはできませんでした・・・
(本記事の冒頭の写真は、運転する自動車の車窓から撮影したものですが、これもなんだかなぁ・・・)
観光名所などの魅力を伝えるうえで、写真の重要性を再認識する取材となりました。
精進いたします・・・・・・
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
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