2025年は「巳年=干支はヘビ」。
米子市淀江町に、ヘビに化けた神様を祀る神社が鎮座しています。
それが、「三輪神社」。
2025年5月19日(月)、ヘビ年となって半年が過ぎようとした時期ですが、参拝できました。
ユニークな「良縁占い」もできる神社ですが、本記事にてご紹介いたします。
三輪神社について(御由緒・御祭神・位置情報など)
御由緒・御祭神
三輪神社は、古代日本・崇神天皇の時代に建立されたと伝わっています。
(古事記や日本書紀に記述されている時代)
鎌倉時代末期や戦国時代の戦乱での社殿消失や移転などを経て、現在の地に鎮座しています。
御祭神は、3柱。
・大物主命(おおものぬしのみこと)
・速須佐之男命(はやすさのおのみこと)
・少名毘古那命(すくなびこなのみこと)
三輪神社では、特にオオモノヌシのエピソードが有名です。
史伝曰く、崇神天皇の時代、ある姫のもとに毎夜、通う男性がいました。
姫は、男の顔をはっきり見たことがなく、ある夜、顔を見てみたいと男に伝えました。
男はうなずいて、夜が明けたらクシの箱を開いてみなさい、と応じます。
ただし、けっして驚いてはいけない、とも付け加えました。
翌朝、姫がクシの箱を開けてみると、中にヘビが入っていました。
姫が驚いてしまうと、ヘビは青年に姿を変え、もう会えないと伝えて飛び去って行きました。
このヘビ=青年が、オオモノヌシだったということです。
位置などの情報
公式サイト | なし |
住所 | 鳥取県米子市淀江町小波633 |
ジャンル | 神社 |
アクセス | JR西日本・山陰線「淀江」駅から自動車で約10分 |
駐車場 | あり |
トイレ | なし |
三輪神社の風景
2025年5月19日(月)、晴れ。
国道9号線を米子方面から倉吉方面に向け東進、のち県道53号を南下。
1年の半分が経とうという時期に、干支にゆかりのある三輪神社へ。
駐車場
三輪神社の境内の向かい側に、参拝者用の駐車場があります。
三輪神社は田園の中の集落に鎮座しているので、周辺の道路は細く、注意が必要です。
一の鳥居・社号碑・手水舎・さいの神
車を駐車場に停め、三輪神社へ。
一の鳥居のたもとで一拝。境内へ。
一の鳥居の横には、社号碑が。
揮毫は、島根県出身で戦前の総理大臣・若槻礼次郎とのこと。
社号碑の反対側には、手水舎。
身を清めていきましょう。
手水舎の奥には、さいの神様が鎮座。集落の守り神です。
二の鳥居・御随門
短い石段を登り、二の鳥居をくぐります。一拝。
二の鳥居の前には、狛犬さんが1対。
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御随門をくぐり、拝殿へまいります。
拝殿
拝殿にて、国造りの神様たちに御挨拶。二拝二拍手一拝。
拝殿の前には、狛犬さんが2対。
二の鳥居前の狛犬さんより新参のようです。
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拝殿は大きく、お守り、おみくじ、絵馬の掲げ場所が左右に整えられています。
拝殿の装飾として確認できるのは、鳳凰に龍に獅子……ヘビがいないなぁ。
幣殿・本殿
拝殿から境内を散策させていただきます。
まずは、幣殿と本殿を拝見。
歴史展示室「想風館」
なんと、三輪神社には資料館が併設されています。
名を「想風館」。ヘビの置物や絵馬、歴史的資料が所蔵されているそうです。
開館しているのは、日曜・祝日の9時~16時。それ以外は要予約。
ブログ主が参拝したのは、予約なしの平日・月曜日……、残念。
桜木明神
想風館と拝殿の間に位置するのは、桜木明神。
安産の神様です。二拝二拍手一拝。
八幡神社
本殿の裏手にまわると、木々が新緑を芽吹いて鮮やかなグリーンの林が。
その中に、末社の八幡神社が鎮座しています。
八幡神は、武家の信仰を集めた神様。
そのため、開運・合格・必勝のご利益が謳われています。二拝二拍手一拝。
社の横側に、電灯が設置されているのが、カワイイかも。
秋葉神社・三輪山の礎石
八幡神社の隣には、秋葉神社(下の写真左)。
防火・鎮火の神様です。二拝二拍手一拝。
(某施設の防火管理者であるブログ主、一層の祈念)
秋葉神社の隣は、三輪山の礎石(下の写真右)。
しめ縄がついていない、3つの大きな石が礎石。
これは、旧社殿に用いられていた石で、残存する石を集めて保存しているのです。
三寶荒神・かまどの神
三輪山の礎石の隣に、もう1つの末社が。
商売繁盛・五穀豊穣を祈念する社です。二拝二拍手一拝。
この社の狛犬さんたち、なんだかカワイイ……
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そして、商売繁盛を祈願してなのか、招き猫が奉納されていました。
しかし、目が輝いてて、正直こわひ……
舞殿
舞殿には、平日ということもあってか、のぼり等が仕舞われていました。
良縁占いの石
さて、三輪神社には「良縁占いの石」というものが舞殿の隣にあります。
スタートの石から、目をつぶってゴールの石まで歩き、無事に辿り着けたら願いが叶うとか。
「良縁」とありますが、恋愛、仕事、健康、お金とあらゆる「縁」に有効とのこと。
こちら↓が、スタートの石。
こちら↓がゴールの石。
スタートから、ゴールまでは10m程度。
何度でもやり直していい、とのことで、ブログ主は5回目にして成功!
速足で歩くと石につまずくのが怖いので、ソロリソロリと歩きました……
平衡感覚がいりますね……。手を前に伸ばして歩くのが良いとか。
神杉
最後にご紹介するのは、境内でそびえたつ神杉。
御随門の横に位置し、樹齢は400年越え。
「三輪は杉に神が宿る」と伝えられるとおり、神々しさを感じる大木です。
おわりに
鳥取県米子市の「三輪神社」について紹介させていただきました。
三輪神社の本殿裏には、椿(ツバキ)の苗木が多く植えられていました。
今も緑豊かな境内ですが、こうやって時代を継いでいくのですね。
今も大切にされている神社である、というのを感じられました。
さて、良縁占いで成功したブログ主ですが、そのご利益や如何に!?
と、個人的にはワクワクして帰途に就いたのでした。
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
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