鳥取県日南町菅沢に位置する聖滝(ひじりだき)。
近年、「恋の聖地」として鳥取のローカルメディアで目にするようになりました。
そこで、実際に行ってみましたのでレポートします!
聖滝渓流について
まずは、この聖滝の言い伝えなどの情報をご紹介します。
伝承
日本神話の神様「邇邇芸命(ににぎのみこと)」と「木花咲耶姫(このはなさくやひめ」。
この2柱の結婚の儀式が行われた場所が、この聖滝といいます。
ちなみに、邇邇芸命は、有名な日本の太陽神・天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫。
日本を統治するために天から宮崎県高千穂に降り立った(天孫降臨)神様でもあります。
木花咲耶姫は、桜花のように美しい女神さま。
山の神様の娘でもあります。
その美しさは、桜花の方が木花咲耶姫の美しさにあやかっているという話も。
この2柱が結婚したきっかけも、邇邇芸命のひとめぼれだとか。
位置などの情報
公式サイト | https://www.nichinan-trip.jp/natural/hijiridaki/ |
住所 | 鳥取県日野郡日南町菅沢 |
ジャンル | 景勝地(滝) |
アクセス | JR西日本・伯備線「生山」駅から自動車で約20分 |
駐車場 | あり(鳥取県日野郡日南町菅沢613) |
トイレ | なし |
聖滝渓流の風景
2025年5月14日(水)、快晴。
米子方面から国道180号線を南下して、一路、聖滝渓流へ。
駐車場
国道180号から県道48号に入り、しばし車を走らせると左側に聖滝駐車場が見えます。
(下の写真の青い車が止まっている場所)
目印は、2枚の案内板。
この日は「縁結び祈願」のノボリも立てられていました。
案内板を読んだ後は、駐車場の反対側にある歩道を歩いて聖滝へ向かいましょう。
聖滝への遊歩道
駐車場から聖滝までの距離は約1km。
ほぼ一本道ですし、分かれ道には案内表示もあるので迷いません。
さて、駐車場から少し歩くと、遊歩道は山へと入っていきます。
まずは、山の入口(下の写真)で、左の山道に入っていきます。
山道の入口には、環境保全の募金箱がありますので、ご協力を。
また、動植物の採取もダメですので、ご承知おきを。
最初は、なだらかな上り坂。
山道と並行して、聖滝から流れてくる小川のせせらぎが気持ちいい。
しばらく進むと、分かれ道に出ますが案内看板のとおり左へ。
どんどん森が深くなっていきます。
5月=新緑の季節ということもあり、木々のいい香りを吸い込んで森林浴!
途中、”のぼり旗”と”おみくじ”を結わえるような綱を発見。
綱には、ハート形の絵馬がかけられていました。
絵馬をかける場所のすぐ隣には、しめ縄がかけられた巨石が。
案内板などはなく、なにかのご神体かどうかは不明。
巨石を過ぎたあたりから、ゴツゴツとした岩と、小さい滝のような「渓流」らしい風景に。
遊歩道も、岩石で組まれた階段になったりと、少しワイルドに。
山道を進み、「縁結び橋」まで出ると、「聖滝」はすぐそこです。
「縁結び橋」は、木製で成人男性の両足分しか幅がありません。注意!
聖滝
縁結び橋を渡り終えると、すぐそこは聖滝!
滝の飛沫によって空中の水分が多いのか、体感温度がキュッと下がるのを感じます。
案内看板等は立っていませんが、ここが目的地です。
滝付近の道の地表は、ぬかるんでいるところがあります(晴天でも)ので、お気をつけください。
晴天の蒼空・新緑のみどり・透き通った清水に白い飛沫をあげる滝……
ここで神々が結婚式というのもうなずける荘厳さです。
最高の癒しスポットにたどり着きました。
滝の上段まで道があるので、そこからも撮影(下の写真)。
さらに上流へつづく道はなく、聖滝の上段で行き止まりとなります。
「縁結び橋」以外に人工物はないですが、平らな岩が多く、腰をかけて休めます。
大自然と古代ロマンを感じながら、しばしの休息をお楽しみください。
動画も撮ったのでYoutubeにUPしてみた
聖滝を定点カメラで30分撮影しました。
瞑想や環境音としても使えるかな……と思いますので、よろしければどうぞ。
おわりに
鳥取県日南町の「聖滝渓流」について紹介させていただきました。
思い立ったが吉日で訪れてみたのですが、またとない好日であったと満足しています。
世俗に流され、日々のストレスに呑み込まれそうなとき、また訪れたいスポットとなりました。
「恋愛のご利益」も推されていますが、大自然に癒されたい方にもお勧めしたいと思います!
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
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