今回、ご紹介する書籍はこちら!
タイトル | へなちょこ手づくり生活 |
著者 | たかぎなおこ(イラストレーター) |
出版社 | 白泉社 |
初版発行年月日 | 2013年9月25日 |
本書は、「手作り」を扱ったコミックエッセイです。
「手作り」と聞くと、「DIY」や「料理」を想像するかと思いますが、本書でも家具や菓子の制作模様が紹介されています。
「大人の社会見学」という言葉がありますが、日々の中で「手作り」を取り入れると、「大人の技術工作」「大人の家庭科」のようで楽しそうですね。
本記事では、本書の内容をおおまかに紹介させていただきます。
本書で、著者が手作りに挑戦したモノたち
本書では、14個の「手作り」に著者が挑戦した模様が収載されています。
家具、文房具、観葉植物、お菓子、小物などなど……
箇条書きにてご紹介していきます。
・自宅用の黒板
・古紙を利用した封筒
・シューズ袋
・アルバム
・コースター
・苔玉
・著者の仕事道具:カラーマーカーの棚
・メロンクリームソーダ
・風呂敷
・マグネット小物
・ばくだんおにぎり
・サンタブーツ(クリスマスに売られている、お菓子入りのブーツ)
・絵画を飾る額
・梅干し
エピソードの1つ:苔玉
それでは、本書収載のエピソードの1つ、「苔玉(こけだま)」を手作りした際の話を紹介させていただきます。
まず、「苔玉」とは。
植物の根を土と苔で包んで球状にした、インテリアとしても楽しめる観葉植物のことです。
特に決まったきまりごとや仕様などはなく、自由創作の世界とのこと。
【材料】
・土として、ピートモスと赤玉土(小粒)
・苔(ハイゴケ。著者は園芸店で購入したが、そこらへんの苔でもよいそう)
・植える植物(著者はガジュマル・レモンタイム・ピポエステスとタマシダ)
・木綿糸
【作り方】
1.苔を湿らせて、裏返してビニールの上に広げる
2.ピートモス(比率:7)と赤玉土(3)を混ぜる
3.植える植物の根の周りに2の土を丸めて泥だんごをつくる
4.3の泥だんごの周りにハイゴケをくっつける
5.苔が落ちないように木綿糸でグルグル縛る
6.縛ったら、だんごになった苔の部分を10分くらい、水に漬ける
7.完成!
著者は、3種類の苔玉をこさえました。
・熱帯雨林風のピポエステス・タマシダ。
・沖縄風のガジュマル。
・ハーブガーデン風のレモンタイム。
使った木綿糸は、自然に腐っていって苔と馴染むそうです。
本書では、イラストと写真入りで各工程が説明されており、イメージもしやすいです。
(苔玉以外も、丁寧な説明あり)
しかし、「苔玉」を手作り、とはシブいですね。
ブログ主は、この本で「苔玉」という存在を知りました。
知らない存在に触れ、かつ手軽に「体験してみようかな」と思わせてくれるのが本書の魅力です。
「苔玉」、和のインテリアとして、存在感を放ちそうですね~
おわりに
たかぎなおこ・著「へなちょこ手づくり生活」を簡単ですが、ご紹介いたしました。
「なにか趣味を見つけたいんだけど、なにをしていいか分からない~」という方にオススメしたい本です。
もし、この本を読んで「ちょっとやってみたいかな?」と思ったら、そのままチャレンジできるよう、工程の説明が載っていますから。
そんなに大掛かりなモノが紹介されているわけでもなく、実際に手作りしてみた著者の感想やレビューが入っているので、まるで友達が「これ、こんな感じで作ってみた~」みたいなライトなノリで読めます。
趣味を探すきっかけにどうぞ~
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
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