こんにちは。佐々井と申します。
今回は、鳥取県米子市福市にある古代遺跡と、その周辺施設についてご紹介します。
具体的には、「福市遺跡」という旧石器~奈良時代の遺跡です。
遺跡に関する施設とは、以下の3つです。
「米子市福市考古資料館」
「史跡:福市遺跡(福市遺跡公園)」
「米子市埋蔵文化財センター」
米子市には、遺跡や遺跡にまつわる公園がほかにもあり、過去に紹介させていただいております。
よろしければ、そちらの記事も読んでいただけますと嬉しいです。
米子市福市考古資料館
県道181号線沿いにあるのが、この「米子市福市考古資料館」。
「福市遺跡」に行く際は、こちらの施設を目標にするといいでしょう。
公式サイト | http://www.yonagobunka.net/kouko/ |
住所 | 鳥取県米子市福市461-20 |
ジャンル | 資料館 |
入館料 | 無料 |
開館時間 | 9:30~17:30 |
休館日 | 火曜日、祝日の翌日、年末年始(12/29-1/3) |
アクセス | JR「米子」駅から車で約15分 |
駐車場 | 10台程度 |
トイレ | あり |
駐車場
県道181号線に面した駐車場は、10台程度が駐車できます。
資料館と別にトイレが建っています。
考古資料館・入口
駐車場から、すぐのところに考古資料館はあります。
イメージキャラクターの「いっちゃん」の、はめ込み看板がお出迎え。
入口から入ると、「受付」がありますが、入館料もタダですので、特に呼び止められることもなく写真・右手のドアから「展示室」に入れます。
「受付」の脇には、「丘に佇む母子」という像が!
弥生時代にあるような貫頭衣(かんとうい)・・・かな?を着た親子ですね。
考古資料館「展示室」
展示室に入ると、室内は一望できる広さです。
旧石器時代~江戸時代までの展示品がズラリ。
特に、展示の1/3以上は「器」に関する展示でした。
学芸員さんの解説はなく、解説文が記されたプリントが、各時代ごとに置かれていました。
縄文時代の道具の展示。いかにもって感じですね。
古墳時代の装飾品の展示。
古代のパワーストーン・アクセサリーですね~。
写真左下には、今もアクセサリーにつかわれる「勾玉」が。
古代の展示物と言えば、復元模型!
福市遺跡ではないですが、段ボール製の米子城の天守の復元模型!
資料館の外には「福市遺跡音頭」なる歌詞が記された看板も!
う~ん「大長編ドラえもん のび太の日本誕生」を思い出すな~
史跡:福市遺跡(福市遺跡公園)
「福市考古資料館」に面した広い公園が「福市遺跡公園」です。
広場
桜の咲く季節に来ていれば、さぞきれいな景色だったのでしょうが・・・
取材日:2022年4月13日には、桜は散っていたので、葉桜が出迎えてくれました。
ツツジも多く植わっているそうですが、ツツジには早すぎる時期でした・・・
竪穴式住居の実寸大復元・・・があった跡か?
大きなくぼみと柵、そして何も記されていない鉄の掲示板・・・
これはこれで哀愁がある(?)
休憩所や水上庭園もあるよ。
池には、「姫スイレン」が植わっているそうです。
日焼山古墳と共同墓地跡(いずれも古代)
小高い丘の上には、小振りな古墳が1基ありました。
案内板がないと、丘と同化して見えて通過するところでした。
「日焼山1号墳」のそばには、同じ時代の共同墓地の跡も。
点在する竪穴式住居跡
古墳の他にも、竪穴式住居の跡地が点々と続きます。
いずれも発掘作業で掘り起こされ、現在は、住居があったことを示すコンクリートブロックと柵が残されているのみ・・・
さて、「福市考古資料館」を出て、「福市遺跡公園」を横断すると、小学校らしき建物が見えてきました。
それは、まさしく、かつての「音新小学校」で、現在は「米子市埋蔵文化財センター」となっている建物でした。
米子市埋蔵文化財センター
かつての校門前から、建物を撮影。
うーん。どうみても学校ですね。
公式サイト | http://www.yonagobunka.net/maibun/ |
住所 | 鳥取県米子市福市281 |
ジャンル | 資料館 |
入館料 | 無料 |
開館時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 土・日曜日、祝日、年末年始(12/29-1/3) |
アクセス | JR「米子」駅から車で約18分 |
駐車場 | 10台程度 |
トイレ | あり |
校門には、かつての小学校名の看板も残されています。
(そのため、取材時に当施設を初見のブログ主は「学校? 文化財センター? どっち?」と混乱したのは秘密だ・・・)
かつての小学校職員玄関だったであろう、センター入口。
福市遺跡のイメージキャラクター「ふくくん」のはめ込み看板がお出迎え。
「受付」が置かれた「事務室」。
まぁ、入館は無料だし、手続きもなかったです。
入館して右手に「展示室」が。常設展示は、この1室のみだそうです。
なお、「お手洗い」はこの廊下の先に。
「展示室」を撮影。「福市考古資料館」と同じく、各時代ごとに展示物が。
う~ん? なぜ2カ所に分かれて展示しているのだろう?
弥生時代の衣装のモデルとして、タイのカレン族の貫頭衣(かんとうい)が展示されていました。
タイから、わざわざ取り寄せたのだろうか・・・
こちらの展示にも「勾玉」ほかアクセサリーの展示が!
ん~ 勾玉の状態、けっこう良いんじゃない? 浄化して使えそう・・・
江戸時代の展示にいろいろな種類の「器」が。
ブログ主の好みの「織部焼」や「志野焼」の姿も!!
展示物の1つに「ビール瓶 昭和24年~32年」というものが!!
戦後のモノが、埋蔵物に紛れてるぅ!?
展示物は1室分でしたが、いろいろ楽しませていただきました。
退館後、「米子市埋蔵文化財センター」の裏手に周ってみると・・・・・・そこにも、旧小学校の面影が・・・
プールに体育館。う~ん。諸行無常をそこはかとなく感じる・・・
おわりに
「福市遺跡」周辺の「考古資料館」「遺跡公園」「埋蔵文化財センター」を紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
「遺跡公園」の広場は、相当広かったため、小さいお子さんが思いっきり走り回れます。
取材日は季節があいませんでしたが、桜やツツジの季節に家族で訪れても良い場所だと感じました。
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
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