(書籍紹介)コレステロール・中性脂肪がぐんぐん下がるコツがわかる本【野村喜重郎】

書籍紹介

この本は、コレステロール・中性脂肪が多すぎる原因、その悪影響、そして減らし方がわかる1冊です。

 

血液検査で気になる「コレストロール」「中性脂肪」。

よく健康の話題で聞く単語ですね。

では、その詳しいことはご存じでしょうか。

また、これらの数値が高くなってから気にするものかもしれません(ブログ主はこのケース)。

 

コレステロール・中性脂肪が気になりだしてからでもいいので、この1冊で対策をしていきましょう。

本記事では、本書について簡単にご紹介します。

 

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「コレステロール」「中性脂肪」ってなに?

ざっくり説明すると……

 

コレストロール……脳細胞や細胞を作る材料

中性脂肪……………車で例えるとガソリンのような、人間のエネルギー源

 

……となります。

どちらも、人間には必須の成分なのです。

では、これらがなぜ人間に悪影響を及ぼすようになるのか?

 

コレストロール……体内で余ると血管内に溜まってしまい、血管が詰まってしまう。

中性脂肪……………体内で余ると体のあちこちに蓄積し、肥満などになってしまう。

「内臓脂肪症候群=メタボリックシンドローム」といった生活習慣病の原因にもなるのです。

特に、心臓病や脳卒中といった血液性の病気の原因となり、最悪死に至ります。

では、なにがコレステロールや中性脂肪を体内で余らせてしまうのか。

運動不足、喫煙、食べ過ぎ・飲みすぎ、不規則な生活、ストレスといったものが挙げられます。

特に本書がフォーカスするのは、食べすぎや欧米型食生活による栄養素の過剰供給です。

そして、栄養素の過剰供給に拍車をかけるのが、運動不足です。

体内に入るコレステロールや中性脂肪といった栄養素が増える一方、栄養の消費は減る。

この図式が、加速度的に血液状態を悪化させてしてしまうのです。

ざっくり、「コレステロール」と「中性脂肪」について説明しました。

本書の中では、具体的な人体のメカニズムや統計データなどが紹介されています。

次章では、このコレステロールと中性脂肪をためすぎないようにするには、どうするかを見ていきましょう。

 

コレステロール・中性脂肪の下げ方

本書で紹介されている「コレステロールや中性脂肪の下げ方」として、「食生活の改善」が挙げられています。

そして、有効な食材やレシピが紹介されています。

もちろん、運動や投薬も大切であり、紹介もされていますが本書のメインアプローチは食生活。

繰り返しになりますが、栄養素の過剰供給や偏重がコレステロールや中性脂肪の数値悪化の原因。

ならば、その根源である食生活を改善することで、血液状態悪化を根っこから断ちましょう

コレステロール値などを下げる食品として、以下のものがあげられています。

・魚(特に青魚)

・大豆や大豆製品

・植物油(てんぷら油やドレッシング含む)

・野菜、海藻、果物

逆に避けたい食品としては、、、

・牛や豚肉の脂身

・バターやバターの多い洋菓子

・乳脂肪分(チーズや高脂肪アイスなど)

・卵黄

そして、コレステロール値などを下げる食品を用いたレシピも多く収録されています。

例えば、以下のようなメニューです。

・いわしの和風カルパッチョ

・油揚げの納豆包み焼き

・きのこのガーリックソテー

・オクラの白和え

・にんにくスープ

・豆乳入り豚汁

ブログ主が特に目を引いたのは、「ごぼう茶」。

ごぼうに含まれる「サポニン」というポリフェノールと、「イヌリン」という食物繊維。

この2つの成分は、血中コレステロールの分解と、余剰コレステロールの排泄に効きます。

本書とは関係ありませんが、以前に当ブログで「ごぼう」をぜひ摂りたい食材という書籍を紹介しました。

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この記事を書きながら、ブログ主は「ごぼう」の魅力を再認識した次第です。

本書では、ごぼうをスライスして、乾燥させてお茶にする方法が紹介されています。

もっと手軽に摂りたい!という方には、ドラッグストアでも売っていますよ。

 

おわりに

監修・野村喜重郎「コレステロール・中性脂肪がぐんぐん下がるコツがわかる本」を簡単ですが、ご紹介いたしました。

 

ブログ主は、この記事を書いている2025年2月時点で、中性脂肪(TG)が基準値越えでした。

(基準値の上限が「150mg/dL」のところを、ダブルスコアの300mg/dL越え)

途方に暮れていたところに、本書を読んだのです。

 

妻にも読んでもらったところ、サバ缶や海藻類を夕食に取り入れてくれました。

また、ごぼう茶(ごぼう100%)をドラッグストアで買ってきてくれたので、職場で飲んでいます。

妻に感謝しつつ、本書のご紹介を終わらせていただきます。

ここまでの御高覧、ありがとうございました!

 

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