山陰地方(鳥取・島根)の神社を紹介させていただいている当ブログ。
取材で、いろいろな神社を巡り、そこで祀られている神様に御挨拶をしてきました。
そうするうちに、「神様と向かい合う時間」を日常生活に組み込みたくなりました。
「1日の始まりと終わりに神様に挨拶することで、1日1日を大切にして行けそう。」
そう思い定め、我が家に「神棚」を設けることにしました。
この記事は、100均の商品で神棚を設けた模様をご紹介します。
我が家にフィットする神棚を探しに
「神棚を置いて、神様を我が家にお招きしよう。」
そう決めたブログ主。妻と子ども達に相談し、承諾を得ることに。
この時点では、家の中にお宮のような神棚を想定していました。
相談の結果、異論は出ませんでした。やったね!
ただ、妻から条件が1つだけ出されました。
「大きな神棚(=お宮のような神棚)は遠慮したい。家が狭いから」
なるほど。納得。
確かに狭い我が家に、大きな神棚は不相応。
いろいろ調べた結果、↓のような小型の神棚を探すことに。
これなら我が家にピッタリ。お安いし。
思い立ったが吉日で、すぐ神棚が欲しいブログ主は、近くのホームセンターを周ること数軒。
……ない。
ないんです。近所のホームセンターはお宮の形をした大型神棚しかない。
困ったなぁ……
しょげたブログ主、帰る前に別の用をすますために、100均のお店に寄ることに。
お店の商品陳列を眺めながら、ふと気がついた。
「無いなら自分で造ればいい!」
100均(ダイソー)の商品で神棚を造る
さぁ、神棚を造っていきましょう。
用意したもの
ダイソーで買いそろえたのは、この6品。(写真には神社からお受けしたお札も映っています)
用途 | 商品名 | 商品番号 | 購入数 |
簡易神棚 | ヒノキ工作板 約10×30×1cm | 4580321533891 | 2枚(110円×2) |
お供え用の杯(水) | お猪口(シンプルホワイト、φ5cm-50mL) | 4549131913491 | 1個(110円) |
お供え用の皿(米・塩) | 1726D スタッキングボウル(約4.5cm) | 4550480011967 | 2庫(110円×2) |
お供え用のおぼん | バンブートレー(16cm×12cm) | 4549131929188 | 1枚(110円) |
他に、木工用ボンド、彫刻刀、やすりを用意します。
神棚の組み立て
2枚のヒノキの板をTの字に組み立て、神棚を造ります。
底に敷く板に、お札用の溝を彫る
2枚のうち、1枚の板を底板にします。
彫刻刀で、お札を立てかけた時にスベらないように溝を彫っていきます。
お札を3枚祀ろうと思うので、8cmの溝を3カ所掘ります。
彫れました! お札が、ちゃんとひっかかるように確認も忘れずに。
お札がもたれかかる部分にやすりがけ
次は、お札が寄りかかる部分を丸くなるよう、やすりをかけます。
気持ち、角が丸くなりました。
ボンドで組み立て
木工用ボンドで、2枚のヒノキの板をTの字になるよう接着します。
しばし、ボンドが乾くまで待ちます。
完成!
ボンドが乾いて、完成です!
全工程を完了するのに2時間かかりました。(ほぼ溝彫りとボンドの乾燥)
我が家に神様が来た!
水屋(食器棚)の最上部に神棚を置き、お札を納めます。
100均の器に米・塩・水を盛ってお供え。
二拝二拍手一拝で、神様に御挨拶。これからよろしくお願いします!
後日、水屋の天井に「天」と筆ペンで書いた半紙を貼りました。
(「神様の上にはなにも置かない」という形式を整えるアクションです)
文字は「雲」でも「空」でもよいようです。
また、文字の向きや貼り方などにもルールはありません。
おわりに
神棚を100均商品で造ってみた、という記事でした。
現代の家庭において、神棚をこしらえるというのは珍しいことかもしれません。
時代錯誤、非現実的、非効率、ナンセンス、と思われるかもしれません。
ですが、「人間以外に敬意を表し語りかける」という行為は、「自分を見つめ直し、自分に語り掛ける」ということでもあると思います。
その自分を見つめ直す場所が「神棚の前」なのです。
また、今回は神棚=神道のカタチを題材に記事にしましたが、これは仏壇=仏教でも同じことが言えるかもしれません。
仏壇が家にある方は、仏前で心を落ち着かせ、思いをはせるの良いのではないでしょうか。
ここまでの御高覧、ありがとうございました。
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