【成長への備忘録】無駄遣いがやめられないアナタへ

お金に関する話
この記事は約7分で読めます。

「給料日前は、いつも財布が空っぽ……」

「コンビニで気づいたら3,000円も使っていた……」

「ネットショッピングを止められない……」

 

そんな“無駄遣い癖”に悩んでいませんか?

頭ではわかっていても、気づいたらお金が消えている。

それは意思の弱さではなく、「習慣」や「脳の仕組み」が関係しているのです。

この記事では、無駄遣いをやめるための具体的な方法を考えていきます。

 

 

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なぜ、無駄遣いをしてしまうのか?

「少額だからいいか」の油断

人は大きな出費には慎重になりますが、100円、500円といった少額には警戒心が緩みます。

コンビニでコーヒーとお菓子を買う、アプリ内でちょっと課金、100円ショップでついで買い。

これが積み重なり、月に2万円以上“どこに消えたかわからないお金”になっていることも。

「チリも積もれば山となる」とはよく言ったもの。

プチ消費も重なれば痛い赤字なのです。

 

「買い物は気持ちがいい」の衝動買い

イライラした時、落ち込んだ時、退屈な時……

“買い物”で一時的な快感を得ようとするのは自然な反応です。

 

基本的に、「買い物は気持ちがいい」もの。

新しい製品、新しいサービス、新しい機能は、新鮮だし刺激的。

どんよりとした気分をスッキリさせてくれます。

さらに、「どんどん買う」という行為は、一種の「万能感」も感じることができます。

これを買うことができる自分はスゴイ!……というわけです。

 

特にスマホ一つで買える今、手軽すぎて自己制御が効きにくい。

自宅にいながら、サクサクどんなものだって買うことができますから。

 

「現金を使う実感がない」の無感覚買い

キャッシュレスの普及で、「目に見えてお金が減っていく」と感じにくくなりました。

財布の中からお金を出す感覚と、スマホでピッと払う感覚はまったく違います。

キャッシュレスだと、お金が減ったのを感じるのは、月1回のドカンと引き落とされた時だけ……

だからこそ、意識的な対策が必要となるのです。

 

無駄遣いをやめる7つの具体策

 支出を「見える化」する

一番効果的なのは、「記録する」こと。

人は、自分のお金の使い道を記録すると、自然と無駄遣いが減るといいます。

 

記録の方法は、ノートに手書きでも、家計簿アプリを使ってもいいです。

家計簿アプリ(マネーフォワード、Zaim など)なら、レシートをカメラで撮って管理もできます。

 

ポイントは、金額だけでなく「買った理由」も記録すること。

記録が続ければ、「つい」「なんとなく」「気晴らし」など、自分のクセが見えてきます。

自分のクセがわかれば、対策が立てやすくなります。

 

「予算」を“ジャンル別”に分ける

「今月は3万円を自由に使っていい」

給料が振り込まれたら、ざっくりとお小遣いの額を決める人もいると思います。

この「ざっくり」をもう少し具体的にしてみましょう。

 

例えば……

使い道のジャンル 予算額
出勤日の昼食費 1万5,000円
交際費・飲み代 1万円
趣味 5,000円

さらに、「現金を封筒に分ける」「プリペイドカードやデビットカードを使う」などの工夫も。

 

自分にとっての「無駄」を定義する

「他人が見たら無駄でも、自分には大事」という支出もあります。

大切なのは、自分にとって「意味のある支出」と「本当に意味のない支出」を分けて意識すること。

例えば……

「●●のコーヒーは、退勤後の癒し。このひとときがないと1日が終わらない。」

「推しのグッズ集めは、生きがい!」

自分軸で「これはOK、これはNG」と線引きしておきましょう。

線を引くことで、「これは無駄かな、必要ないかな」と思う支出も出てきます。

 

 「買う前に一呼吸」を習慣にする

衝動買いの対策として最もシンプルで有効なのが、“ワンクッション”置くことです。

例えば、こういうアクションをとってみましょう。

「ECショップでカートに入れたら、24時間は放置する」

「店頭で気になる商品を見つけたら、いったん店を出る」

 

脳は「今すぐ手に入る」と感じると、誘惑に弱くなります。

「今だけ●%OFF!」なんて煽られると、なおさら判断能力が落ちてしまいます。

そこは、いったん落ち着く時間を作りましょう。

「欲しい!」と思ってから「買う」までの時間を空けるだけで、冷静に判断しやすくなるのです。

 

アンガーマネジメントのテクニックでも、「怒ったら6秒は行動しない」というものがあります。

そうすることで、「怒りのピークタイムをやり過ごす」ことができ、冷静になるというのです。

買いすぎも、怒りすぎも「クールタイム」で対処しましょう。

 

「便利な機能」を減らす

無駄遣いの多くは、スマホ経由です。

そして、スマホからはセール情報や広告が無限に流れてきます。

買い物好きには便利な機能ですが、節約や衝動買い防止には困りもの。

人は刺激にい弱いものです。

ならば、刺激的な情報の元を断ってみましょう。

 

・ECサイトのアプリを削除

・ショップアプリの通知オフ

・SNSのショッピング広告を非表示設定

 

“買いたくなる場面”を物理的に減らすことが、最大の対策です。

便利だけど誘惑の多いアプリは、必要な時だけ再インストールすればOK。

 

アプリを削除するのはチョット…と言う方は、アプリを使うたびにログインが必要なように変更しましょう。

いちいちログイン情報を入力するのはメンドクサイ……と感じられれば、しめたもの。

これも、「ついつい買い物をしてしまう」という場面を減らすことができるのです。

 

 “目的のある貯金”を設定する

ただ、「貯金しなきゃ!」という意識は長続きしません。

スポーツでも勉強でも、目的(大会や資格取得)があって日々の練習や努力が続きやすいのです。

そこで、貯金にもワクワクする目的を作ることで、意識が変わります。

「来年の沖縄旅行のための10万円」

「1年後に新しいMacBookを買う」

「独立のための事業資金を貯める」

目的があれば、“お金を使わない”ことが苦痛ではなく、“目標への一歩”になります。

 

成功体験を「見える形」で残す

「今月、コンビニ利用が1万円→3,000円に減った」

「衝動買いを我慢して3万円貯まった」

こうした変化を「目に見える成果」として記録しましょう。

自己肯定感を感じられ、さらなる成果を目指す励みになります。

 

この方法では、「支出の見える化」=日々の支出記録が効果的です。

数字での記録を振り返ることで、客観的かつ正確に成果がわかります。

 

また、「無駄遣いしなかった日記」をつけることもいいでしょう。

これは、「●●を我慢した」ということを記録するもの。

「節約できた自分」を可視化することで、モチベーションが続きやすくなります。

 

そして、成功した月はご褒美DAYを作るという手も。

ダイエットでいう「チートディ」です。

なにごともメリハリが大事。

貯金目的と予算設定と相談しながら、「プチ贅沢の日」を自分に許してあげましょう。

 

無駄遣いは“敵”ではなく、“ヒント”である

貯金や節約では、「無駄遣い=悪」というイメージがあります。

しかし、無駄遣いを「悪」と決めつけて考えるのをやめないでください。

無駄遣いの裏にある自分の“感情”や“習慣”に気づくことが大切です。

 

・退屈でついゲームに課金 → ゲームとは別の楽しみが必要かも?

・不安で散財 → ストレス発散方法を見直そう

・ご褒美で買い物 → 自分が満足できる新しい趣味を探そう!

 

無駄遣いには、あなた自身の「今の心の状態」が表れています。

そこに気づければ、浪費を減らすだけでなく、自分の内面とも向き合うことができます。

 

 

お金との関係は、自分との関係

「お金の無駄遣いをやめる」ことは、「時間・思考の無駄遣い」をやめることでもあります。

そして、「お金の使い方」を見直すことは、「自分の生き方」を見直すことでもあります。

 

大げさに聞こえるかもしれませんが、お金は「交換のための道具」でしかありません。

そして、お金を何に交換するか、を意識することが大切になります。

そのために、いろいろなことを見直してみましょう。

 

・自分は何に価値を感じるのか

・何を人生に求めているのか

・どんな未来を描きたいのか

 

それを一つずつ問い直しながら、「意味のあるお金の使い方」に変えていく。

その「意味」というものは、人それぞれ。

「自分なりの意味」を考える意識と習慣が、あなたの生活を豊かにし、未来を変える力になるのです。

 

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