今回、ご紹介する書籍はこちら!
タイトル | 新久千映の一人さまよい酒 |
著者 | 新久 千映(漫画家) |
出版社 | KADOKAWA |
初版発行年月日 | 2016年5月17日 |
「ワカコ酒」という漫画でブレイクした広島県出身・在住の漫画家、新久千映さん。
その新久さん、無類の酒好きのようで、本書では居酒屋に一人での入り方から、日本酒やワインの選び方、バーの嗜み方まで取材を通していろいろ紹介されています。
広島県の居酒屋での取材記も収録されており、血の通った「酒のたしなみ方」を知ることができる1冊です!
……でも、飲み過ぎには注意してくださいね。新久さん。
本書をオススメしたい方はこちら。
それでは、本書についてご紹介していきます。
本書の収録内容「お酒にまつわるエトセトラ」
憎めない「飲べえ」の著者が描くお酒にまつわる取材のコミックエッセイ。
その収録内容はコチラ!
・1人で入りずらい居酒屋の入り方
・メニュー選びのこだわり
・アクの強い居酒屋店主との接し方
・著者流の2日酔い対策
・初心者がおさえるべき、バーのお作法
・初心者でもわかる、好みの日本酒の探し方
・初心者でも安心のワインの頼み方
この全編が漫画で、各章の最後に広島県の居酒屋紹介が見開き1ページあります。
内容はコミカルですが、その分、お酒を日頃飲まない人にも非常にわかりやすいよう、まとめられています。
楽しく、「お酒のたしなみ」について知っていこう。
そして、この本を読んだ後は、居酒屋に繰り出したい!
そんな気分にさせる1冊です!
「呑み助だけど小心さもある著者の取材記」でもあります
大酒のみの著者ですが、「いかにもな肝の太い居酒屋やバーの常連さん」という感じではなさそうです。
本書の「1人での居酒屋の入り方」の章でも、それが垣間見れます。
「のれんはググるな、くぐるんだ。」
という言葉を紹介(居酒屋店主:山田幸成・著「フダヅか~普段使いの広島酒場~」より引用」)されています。
本書の著者も、自分の感覚で居酒屋を選ぼう派のようです。
が、著者は「良さげなお店発見!たのもぉー!」と、いきなり入店する度胸はない、とのこと。
そんな人が、良さげなお店を見つけた場合、通りすがりを装って、
「メニューをチラ見」
「窓から店内をチラ見」
「お客さんが店を出入りするタイミングで店内をチラ見」
……と情報をちょいちょい集めてから、入店するかを決めるそうです。
うーん。慎重かつ時間がかかりますね(笑)
とはいえ、そんな時間をかけずに「今、お店を決めないと!」な時もあります。
そんな時は……
「事前に1杯ひっかけて、酔いの力を借りて入店する」
……
なんか身もふたもない解決策のような……
そんな、飲んべえだけど、ビギナーさを失っていない著者が、取材や自分の酒を飲んだ際の経験をもとにして、本書は描かれています。
そのため、居酒屋に行ったことのない読者にも読みやすいものとなっています。
おわりに
新久千映・著「新久千映の一人さまよい酒」をご紹介いたしました。
日頃はお酒を飲まないブログ主ですが、本書の読後は、
ちょっと今夜は一杯やりたいな。
ビール、日本酒、ワイン、のどれにしようかな?
なんて思い立つ1冊になっています。
シブいミドルが一人、お酒をゆっくり静かに嗜む……というテイストのコミックではありません。
お酒は好きだけど小心者のお姉さんが、少々騒ぎながらお酒について知っていく・紹介していく、というテイストです。
テンション高めのコミックエッセイとお酒がお好きな方に、おすすめの1冊です。
ブログ主は中年男性ですが、この本、好きですね。
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
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