こんにちは。子育て世代の父親である佐々井と申します。
今回、ご紹介する書籍はこちら！
| タイトル | サンドウィッチマンの俺等に聞くの！？ |
| 著者 | サンドウィッチマン（伊達みきお・富澤たけし） |
| 出版社 | 赤ちゃんとママ社 |
| 初版発行年月日 | 2021年12月10日 |
月刊誌『赤ちゃんとママ』という育児や夫婦の悩みについて取り扱う雑誌があります。
その雑誌において、読者の悩みをお笑いコンビ「サンドウィッチマン」のお二方がお笑いを挟みながら回答をする、というコーナーの4年間分を取りまとめたのが本書です。
（いや、回答を挟みながらお笑いをやっている、というべきか？）
ともかく、笑いの中でマジメに本質を突く、お２人の掛け合いが楽しめる１冊となっております。
本書をオススメしたい方はこちら。
それでは、本書についてご紹介していきます。
本書を読む前の注意
まず、本書を読む前に注意したい点があります。
（別に断り書きが、本書にあるわけではなく、ブログ主の私見です）
それは、著者のサンドウィッチマンさんがお笑い芸人であり、その芸風のまま、お悩み相談に答えていること。
つまり、回答内容には、おちゃらけたり、下ネタが連発されている部分があったりします。
そうした部分が許容できない方には、本書は向かないかもしれません。
（例えば、「真面目に質問者が相談しているのに、なんだそれは！」というリアクションを取ってしまう方）
もちろん、サンドウィッチマンさんは、おちゃらけて終わり、ということはしておりません。
笑いの中に、問題の本質や、相談者の方が見つめなおすべきものを指摘されたりしています。
逆に言えば、真面目でお堅い「お悩み相談」になっていないので、読みやすいですし、お笑いと実質的な回答のギャップや重ね合う部分がある事に、思わずうなることも。
ともかく、「サンドウィッチマン」と「お笑い」が嫌いじゃない方には、1度は読んでみてほしいですね。
本書の構成
本書で、読者から寄せられた相談は、全部で４２件。
その相談は、主に３つのジャンルに分かれています。
１．ママの「パパに関する相談」
２．パパの「ママ・赤ちゃん・夫婦に関する相談」
３．その他の相談（義父母・ママ友・育児に関する職場や自宅周囲の環境）
そして、その相談１件につき、伊達さんと富澤さんが対談形式（漫才形式？）で答えていきます。
読んでいると、2人のラジオを聴いているような感覚になります。
ツッコミのセリフが、太字になっているのもいい演出です。
対談は、３ページほど続き、サンドウィッチマンさんなりの結論が１ページまるごと使ってドンッと載っています。
（結論に対するツッコミも載ってます）
それが４２件分、掲載されているというわけです。
サンドウィッチマンが伝えたい事（とブログ主が感じた事）
寄せられた相談に対して、サンドウィッチマンのお2人の回答が解決になっていないこともあります。
まぁ、そりゃそうですね。
サンドウィッチマンさんも、普通の人間ですし、
相談を寄せた方は、自分の主観でモノを言ってるし、
客観的な視点から見ると、また事情が違ってるかもしれないし･･･
そんな中、笑いを通してサンドウィッチマンのお2人が伝えたいことは、こうなのかな、というものがブログ主には見えた気がしました。
相手の立場からも考えてみよう！
（例）
ママからすると、家事をすべてやっているのに、パパからは「ありがとう」の一言もない。
↓
パパからすると、残業・接待・休日出勤と会社で頑張っているのに、ママから「ありがとう」は言ってもらえているのかな？
お互いに求めるばかりでは、すれちがっちゃうよ！
夫婦で「考え方」を話し合ってすり合わそう！
（例）
パパは、勝手気ままに「外食に行こう！」とか「相談なく、子供のおもちゃやママの台所グッズを勝手に買ってくる」。
ママからすると、貯金を増やしたいし、こうした無駄遣いをやめてほしい。
↓
もしかすると、パパとしては「外食やプレゼント→妻子を喜ばせたい」と思っているかもしれない。
お金の使い方の認識にズレがあるかもしれないので、よく話し合いましょう！
要望に対する１００％の満額回答はないかもしれない。選択していく勇気も必要！
（例）
子育てに理解が得られにくい職場なので帰宅が遅くなり、ママの手伝いがしにくい。
上司は嫌な奴で交渉もしたくないし、かといって教皇的な手段で波風は立たせたくない。
転職もしたくない。
↓
いいとこ取りだけを狙っていても何も手に入らないこともあるよ。
時間がないなりにママの手伝いを模索するとか、どこかを我慢するなりして行動しないと状況は変化しない！
時には達観も必要！
（例）
嫌味を言ってくる義両親も、クレーマーなご近所さんも、義両親に一言を言ってくれないパパも、悩んでいる自分も、いずれ死にます。
たぶん、義両親の方が先に死ぬでしょうけど。
おわりに
「サンドウィッチマンの俺等に聞くの！？」をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
ブログ主が印象に残った相談＆解決は･･････これですね。
「どこからが浮気ですか？」という相談に、
「奥さんが嫌だと思うことをしたらアウト」
と答えたお２人は男前ですね。
あと、やたら「嫁を抱く」発言を連発する富澤さん、ごちそうさまでした。
ここまでの御高覧、ありがとうございました！
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