鳥取県日南町を縦断する国道183号。
何回か通るたびに、大きな神社の看板が気になっていました。
その神社が、「樂樂福(ささふく)神社」。
2025年6月9日(月)に参拝させていただいたので、ご紹介します。
樂樂福神社について(御由緒・御祭神・位置情報など)
御由緒・御祭神
創建は平安時代・仁和2年(886年)と伝えられる古社。
当初は砂鉄生産の守護神として「日野大社笹福大明神」と称されていましたが、明治元年に「樂樂福社」に改称。
明治7年には、「東樂樂福神社」に改められました。
平成16年、「西樂樂福神社」を合祀し、「樂樂福神社」となりました。
御祭神は、次の5柱の神様で、孝霊天皇(第7代天皇)の御一家です。
・大日本根子彦太瓊尊(おおやまとんえこひこふとにのみこと、孝霊天皇の神名)
・細媛尊(くわしひめのみこと・孝霊天皇の皇后)
・若建吉備津彦命(わかたけきびつひこのみこと・孝霊天皇の皇子)
・彦狭嶋命(ひこさしまのみこと・孝霊天皇の皇子)
・福媛命(ふくひめのみこと・孝霊天皇の皇女(諸説あり))
位置などの情報
公式サイト | http://sasafuku.jimdo.com(2025.6.13現在リンク切れ) |
住所 | 鳥取県日野郡日南町宮内1101 |
ジャンル | 神社 |
アクセス | JR西日本・伯備線「生山」駅から自動車で約10分 |
駐車場 | あり |
トイレ | あり |
樂樂福神社の風景
2025年6月9日(月)、くもり。
日本海側から、国道183号を南下して一路、樂樂福神社へ。
社号碑・案内看板
国道183号に面した境内に、社号碑と案内看板が立っています。
案内看板の方が目立っていますね。
社号碑は、「東樂樂福神社」とありますが、現「樂樂福神社」のことです。
「西樂樂福神社」も付近に鎮座していたのですが、旧楽樂福神社であり、今は社殿がありません。
なお、揮毫は、元総理大臣の平沼騏一郎と伝わります。
駐車場
案内看板と社号碑の間を車に乗ったまま上がると、駐車場があります。
整理された区画はありませんが、できるだけ詰めて駐車。
境内の階段
車を降り、奥へ進むと階段があります。
苔むし、階段の歩幅も狭いので注意。
むかって左側の階段は通行不可ですので、これも御注意を。
階段を上がると、もう1つ階段。
そして、その奥に鳥居が見えます。
もう1つの階段の登り口には、つくばいも。
鳥居
階段を登り終え、鳥居をくぐります。一拝。
神額は掲げられてないようです。
鳥居をくぐると、狛犬さん1対がお出迎え。
阿形は眼が、吽形は眼と手にした毬が金色でした。
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手水舎・社務所
鳥居をくぐって、左側に手水舎があります。
参拝前に身を清めましょう。
手水舎の天井からは杉玉が下げられています。
破魔矢も掲げられていますが、「多里神社・樂樂福神社・福榮神社」と連記されています。
手水舎の向かいには、社務所があります。
お守りの授与や、祈祷(要予約)のお願いはコチラで。
手水舎で身を清めたら、奥へ進みましょう。
いろいろな祈願のノボリが立てられています。
また小さな階段がありますので、足元ご注意。
ここでのお出迎えの狛犬さんたちは、少し年月を感じるたたずまい。
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トイレ
先に進むと、トイレがあります。
利用させていただきましたが、とてもキレイなトイレでした。
トイレの先は、広く開けた土地に出ます。
上の写真右方向に、杉林の向こうの本殿も見えます。
御随門
御随門をくぐります。
こちらも杉玉が掲げられています。
御随門を抜けると、いよいよ奥に拝殿の姿が。
拝殿
荘厳な拝殿に到着。
孝霊天皇ほか、神々に御挨拶。二拝二拍手一拝。
お賽銭箱のとなりに、柏手に反応して回りだす獅子舞が置いてありました。
気づかずに柏手を打ったので、急に音を出して回りだす獅子舞……ビックリしました。
白蛇神(白蛇さん)も拝殿で祀ってあります。
白蛇は弁財天のおつかい様。立身出世、健康、財をもたらしてくれるとか。
拝殿前の狛犬さん、こちらも眼と毬が金色です。
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本殿・幣殿
拝殿で神様に御挨拶した後は、拝殿を中心とした境内を左回りに1周。
まずは、拝殿裏の本殿・幣殿を拝見。これまた荘厳ですね。
彰徳殿
彰徳殿は、かつて戦禍に倒れた英霊の方々を祀る社殿です。
祖霊を敬うは人類共通の礼節。合掌。
末社・木野山神社
「疫病封じ祈願」と掲げられた小振りな社殿。
こちらは、大山祇命(おおやまづみのみこと)、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の山の神様が祀られています。
二拝二拍手一拝。
摂社・若宮神社
本殿右隣には、若宮神社が鎮座しています。
御祭神は、孝霊天皇に付き従い功績を挙げた方々。具体的には、次のとおり。
・磯城縣主大目命(しきあがたぬしおおめのみこと。細媛命の父君)
・鬱色雄命(うつしこおのみこと)
・大矢口宿禰命(おおやくちすくねのみこと)
・大水口宿禰命(おおみなくちすくねのみこと)
二拝二拍手一拝。
末社・夜啼荒神社
社務所前まで戻ってくると、参拝前に気づかなかった末社がありました。
「子育ての神」「子授け祈願」とありますが、社務所のパンフレットには紹介されていません。
子育て中でもあり、二拝二拍手一拝。
おわりに
鳥取県日南町の「樂樂福神社」について紹介させていただきました。
杉林に囲まれ、杉の良い匂いの中で気持ちよく参拝させていただきました。
よく整備され、拝殿前では雅楽も流されており、信仰を集めている神社であることが感じられます。
最後にブログ主個人の話ですが、この日、樂樂福神社に向かう途中、白蛇の遺体をバッチリ見てしまいました。
白蛇さんも祀られている神社の参拝中だったのですが、これは凶なのか、吉なのか……
ちょっと気になるブログ主でした。
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
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