今回、ご紹介する書籍はこちら!
タイトル | はらぺこ万歳!おかわり夫婦ごはん&親子ごはん |
著者 | たかぎなおこ(イラストレーター) |
出版社 | 文藝春秋 |
初版発行年月日 | 2020年11月20日 |
本書は、著者が日々の食事についての、ほのぼのエピソードをコミックにまとめたものです。
また、先日の記事で紹介した「はらぺこ万歳!」の続編になります。
前作から約6年がたっており、その間に著者は結婚・出産を経験。
その新婚・妊娠中・産後のそれぞれの状況での食事エピソードが収録されており、ライフステージで食事も変わっていくんだなぁ、と感じられます。
また、たかぎなおこさんの、ほのぼのぐあいが変わらないのに癒されます(笑)
本記事では、本書の内容を紹介させていただきます。
本作の目次(と登場料理)
1皿め はらぺこ夫婦の2人暮らし
・朝食はごはん派?それともパン派(納豆ドッグ)
・我が家のごちそう手巻き寿司(手巻き寿司)
・ごはんを作りたくない夜は(乾麺タイプの焼きそば)
・ビタミンたっぷり、幸せのジュース券(ジューススタンドのフレッシュジュース)
・慎重な夫のタコづくしナイト(タコのマリネ・唐揚げ・アヒージョ・カルパッチョ)
・道の駅グルメで食卓は野菜まみれ!(道の駅の新鮮野菜ごはん)
・東京VS三重、私と夫の思い出の味対決(鳥取の松葉ガニ、三重の黒みそだれホルモン)
・男の料理、やる気スイッチオン!(鶏の軟骨入り餃子、自家製ベーコン)
・妊娠時のうまうま手作り生活(手作りのツナ・梅干し・紅しょうが)
・2人暮らし最後の、陣痛を呼ぶカレー!?(コーミソースをかけたカレーライス)
2皿め はらぺこ家族の3人暮らし
・ひと口ですぐわかる母の味(親子丼ほか)
・ごはんチャンスは眠った時に(おにぎり、カップ麺、おやつパン)
・出来たてアツアツが食べたくて(テイクアウトの「餃子の王将」生餃子)
・むーちゃん、初めての○○(カボチャがゆ、ヒラメがゆ)
・やめられない!深夜の悪さタイム(スナック菓子)
・お母さんのケチャップハンバーグ(ハンバーグ)
・お祝いはまさかの餅推し(一升餅、ぜんざい)
・魔法の粉でどんな料理もおいしさUP!(汁なし担担麺専門キング軒のオリジナルブレンド山椒)
・アレンジ自在、母娘の秘密の簡単ランチ(そうめんチャンプルー)
・朝15分で作る食いしん坊専用弁当(愛妻弁当あれこれ)
・お義母さん直伝、自家製なめ茸(えのきで作ったなめ茸)
・庭は青じその海(穂じそ(青じその穂)みそ)
・新居になってからの食事情(幼稚園の弁当、屋上の家庭菜園の収穫)
前作の「旅ごはん」がなくなり、「家ごはん」になったけど、おもしろい
前作における著者のライフステージは、上京して独り暮らしに慣れた独身時代だったため、テキトーに作った家ごはんや旅先での食事、自分みやげと、エピソードの舞台がいろいろありました。
本作における著者は、40歳で現・夫との交際開始から結婚、妊娠、出産、娘が幼稚園に上がる頃、というライフステージだったため、必然と(?)「家ごはん」にフォーカスされたコミックエッセイになっています。
しかし、それがエピソードを単調にしているということはありません。
ネタ切れ感もなく、出産や育児というものを「未知との遭遇を楽しむ」ように、ほのぼの描かれています。
また、「結婚」というイベントについても、夫との食習慣の違いに面食らう場面があったり、出身地が違うことによる食文化の違いが紹介されたりしています。
夫(通称・おつぐやん)が料理を積極的にしたり、食習慣が違うから喧嘩になるという話は無かったり、やっぱり平和な「たかぎなおこワールド」です。
ドラマやサスペンスといった類の話が苦手なブログ主は、安心して読めます(笑)
おわりに
たかぎなおこ・著「はらぺこ万歳!おかわり」を簡単ですが、ご紹介いたしました。
「日常の食事を紹介したコミックエッセイ」と表現するのは簡単ですが、その「日常」を伝えるだけで、ほのぼの温かくなるエピソードが集まっているのは、さすがだなぁ、と思いました。
(ファンだからかな?(笑))
しかし、シビれる辛さで、かけたものをウマくする「汁なし担担麺専門キング軒のオリジナルブレンド山椒」は気になりますね……
ここまでの御高覧、ありがとうございました!
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